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建築系CADについて、思い込み(?)を書きました。
当然この内容が「建築系CADの常識」とは思わないでください。
ここに書いたのは私が使っていて思う偏った内容です。
これからCADを勉強しようとされる方など、少しは役立つかもしれませんm(_ _)m
では、どうぞ_(^^) |
現在、私は仕事で毎日CAD図面を描いております。
建築関係の図面は”平面”ですから”2次元”あれば十分事足ります。
■私のCADヒストリー
一番最初は、当時出入りしていた設計事務所の先生が「CADを始めたがうまく動かない、なんとかならないか?」から始まりました。その時、導入されたJW_CADが最初です。
次に、転職しいった先の事務所がDRA CADだった。
先に書いた先生がJW_WINに移行したのをきっかけに私もJW_WIN(アルバイトで手伝ってましたので・・・)
今の職場はJW_CADだったのですが、それを使っていた先輩が辞めたのをきっかけに、AUTO CADを使い始めました。現在はAUTO CADです。 |
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■建築業界CAD化のきっかけ
建築業界の”CAD化”が進んだのは「Windows95の発売」と「フリーソフトJW_CADの配布」が大きいと考えます。
windows95は今までBasic言語やDOS窓での苦労であきらめてたコンピューターを「マイコンピューター」にしたOSです。誰もが簡単にコンピューターが動かせることを認知させた功労者です。このOSがなければ現在、これほど世の中にコンピューターは浸透してないでしょう。
ハードの値段も安くなってきたこともあり、コンピューター自体普及していきました。
時期同じくして、パソコン通信「ニフティ」会議室で業界では話題となっていた”JW_CAD”。
建築雑誌「建築知識」が”使えるCAD”としてフリーソフト「JW_CAD」を取り上げ、完全バックアップ体制でムック本を発行。ニフティ会議室への入室パスワードまで付いてました。「フリーだし一度試しに使ってみようか」という感じで利用する方が増えました。
この年を境に、急速に建築業界のCAD化”が進んでいきました。
約10年後の現在では、「手書き」という言葉は”死語”に近いてす(^^;) |
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■業界CAD化の功労者 JW_CADとは
動作OSは「MS-DOS」。パソコン通信「ニフティー」に会議室があり話題となる。
金額はフリーソフトなので”無料”。
ニフティーというと”パソコン通信”の代名詞で、ある限られた人の世界であったがwindows95+インターネットエクスプローラーにより、大衆により身近になった。
ゼロから描き完成させるスピードは現在でも一番早い。非常に完成度の高い、優秀なCADだと思います。
しかし、Windows ME及びXPの登場により「うまく動作しない」「最新のハードで相性が悪いモノがある」「表計算やワープロと連携出来ない」など"DOS"ならではの問題があり、バージョン2.22H(だったかなぁ・・・・)で開発中止を宣言。やはり時代の流れには逆らえません。
その後、「JW_CAD for Windows(以後JW_WIN)」を配信するが、初期バージョンは、まったく使い物にならず(コマンドをクリックすると「開発中」みたいな表示がされてた^^;)、めまぐるしくバージョンアップを繰り返し現在は問題なく動作し十分業務で使用できる程度まで完成されています。
DOS版JW_CADに比べると作図スピードは若干落ちましたが問題ない程度。それ以上にブロック機能や図形作図、クロックメニュー、オートモード・・・・など、機能の充実はすばらしい。天空率まで計算してしまう。これで無料なのだから・・・・文句は言えません。
JW_WINは、私の感覚からいうと名前は類似していますが「JW_CADとは別のCAD」と言う感じです。はるかに良くなっています。ただし、JW_CADの感覚で使っている人は「使いにくくなった」と思うでしょう。
使いこなすには"オートモード"と"クロックメニュー"がカギです。 |
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■他のCADはどんな感じなのか
AUTO CAD (オートデスク社 アメリカ)
本屋さんのCADコーナーにいっぱい参考書が置いてあるCAD。
通常版と3D機能のないLT版があります。建築図面とすればLT版で十分です。
これだけAUTO CADが有名になった理由・・・・
「世界共通」で使えるCADである。
大手ゼネコンが使用している。
”使っている”というステータス(半分冗談です・・・)
コピーが簡単に出来た(LT版)。
ぐらいではないでしょうか。
大手ゼネコンが人件費の安さからアジア(中国?シンガポール?)へ施工図を発注するようになり、データのやりとりが出来るCAD=世界で売られているCAD=AUTO
CADとなるわけです(半分本当^^;)。
ゼネコンが使うとなぜ設計事務所も使うか・・・
設計事務所の仕事としてゼネコンなどから設計の仕事を紹介してもらったり、ゼネコンの下請けで図面を書いたりしている場合があります。その場合、先方のソフトに合わせて図面を作成するのが”常識”と考えます(あくまで仕事をいただいてるんですから・・・)。後で変換するなり互換ファイルで提出することも出来ますが、文字化け、線の設定、各社独自のレイヤ設定等、”完璧”に変換するのは無理なのです。
仕方なくAUTO CADを使わざるを得ない・・・・とりあえず購入します。でも書くのは使い慣れたCADで最後に変換して、AUTO CADで図面を整えて先方へ提出。といった具合で下請け、孫請け事務所も購入・・・シェアが広がった。
拍車をかけて
@コピーが簡単に出来たことで”とりあえずコンピューターにインストール派”が増えた(LT95の時代)
A誰のコンピューターにも入ってる状態になり”知名度”が上がった。
Bコンピューターに入っていれば話のネタで「AUTO CADありますよ」と言ってしまう。
CどこからともなくAUTOの仕事が入ってくる。
D仕事をしているといつか先方がバージョンアップし、自分のバージョンでは読込めなくなる。
E次期バージョンを購入しなければならなくなる。
という流れで購入者が増えた・・・・(私の場合です^^;)
ほとんど著作権法違反のレベルですが、私の場合、最終的には購入しているので問題ないのではないでしょうか・・・
とまあ、ココまでは性能の良さでユーザーが増えたような事は書いてませんが、実際このCADの実力はというと、なかなか良さ気です。
最初ほとんどの人が「難しい」「これは使い物にならない」とか思います。当たり前の感覚です。私も何回使おうと挑戦したか・・・・3回挫折しました(^^;)
今から考えたら当然です。根本的な考え方が全く違います。今まで「CADとはこんなモノだ」「図面とはこう書くモノだ」とかいう固定観念を完全に払拭しイチから勉強し直すぐらいの心構えで望んだらもっと早く理解できたかもしれません。
少し説明しますと、他のCADは図面を”書く”ソフトとすれば、これは図面を”構築”するソフト。”書く”と考えているといつまでたっても使い物にはなりません。表現が難しいのですが、そんな感じです。
また、コマンドもアイコン化されているモノだけでは不満が出ると思います。同じ図形を書くにも人それぞれ書き方のアプローチは違います。各個人の書き方にあったコマンドに改造することを前提に初期設定されてあります。万人に完璧な道具を作るのは不可能です。道具を自分の使いやすいようにアレンジしなければなりません。だから手に馴染んでない状態では”使い物にならない”とか思うのは当たり前です。
とりあえず、1軒書いてみれば何かつかめるはずです。気長に努力しましょう。 |
DRA CAD (株式会社 構造システム/日本)
DOS時代、「建築CAD=DRA CAD」と言われたぐらい絶対的なシェアを誇ってました。しかし、現在は・・・・・・(T_T)。
構造設計分野ではまだまだ根強く使っておられるようですが、正直”過去のCAD”です。メーカー(構造システム)も手をかえシナを変え、ユーザーの喜びそうな”サービス機能”を付加してバージョンアップを繰り返していますがやはりユーザー離れは止まらないようです。
なぜこれほどにユーザーは離れていったのか・・・・私が思うに、”コピーが出来にくい”(あまり大きな声では言えませんが・・・)というところでしょう。
DOS時代DRA CADには1台に一つプロテクトキーの入ったコネクターがあり、それがないと使えませんでした。windows版ではセットアップ用CD-ROMがないと普通に使えませんでした。このような”プロテクト”は著作権を守るため必要なのかも知れませんが、ユーザーの立場からいえば1台数十万もするソフトをいきなり購入するのは勇気のいる設備投資です。とりあえずコピーで使い、”使える”となってから購入したい。体験版等もありますが「保存が出来ない」「印刷できない」じゃあ、業務として使えるかなんてわかりません。
実際、1軒全部書いてみないと不都合なんてわからないです。
私はDRA CAD4まで使用してましたので、その時点での感想です。
良い所は
・構造計算ソフトと連動出来ること
・3Dが書ける
・日影図が内蔵されている
・基本的に事務機器業者からの購入でサポートがしっかりしている
・作図が早い(直感的に作図をするためのいろんな機能がある。かくしツールみたいなものがある)
・各種他メーカーのCADファイルがダイレクトに読み書き出来る。ほとんどのメジャーな汎用CADに対応。
悪いところ
・意匠系事務所での利用率が低い(現在)
・毎回、初回立ち上げ時の1コマンド終了したぐらいでCD-ROMを読む。このワンテンポが朝イチの仕事のやる気を妨げる。
こうしてみると、悪いところはあまりないのですが、世間には不評ですね。
プロテクトが最も煩わしく、毎回起動時にCD−ROMを読む動作で2秒ほどストップします。朝イチ仕事のスタート「さあ、頑張るぞ!」って時に・・・・出鼻をくじかれます。
図形データなどCD-ROMで配布しているモノを読み込む場合、そのたび入替えが必要・・・・。で、そのまま帰宅して次の日、朝忘れて使っていると「CD-ROMを入れてください」とエラーメッセージ・・・・
ホームページでは「ユーザー様の権利を守るためプロテクトしています」とか書いてましたが、ユーザーは使い勝手の方が大事なのです。
ソッポ向かれてから「アレも付ける」「コレも付ける」とサービスしても後の祭りです。離れたユーザーは帰ってきません。
でも、私としては直感的に作図でき、一番使いやすい。日影図も書けたし、コレ1台で業務に関することはすべてまかなえました。他のソフトは必要なしでした。ファイルの互換性も良く、JWの書きやすさとAUTOの編集能力を合わせて2で割った感じの完成度の高いCADソフトです。
しかし、世間では不評・・・・(>_<) |
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私が今まで業務で使用したことのあるのは、上記4種類。
あと、3DCG(パース等)は初期バージョンから"SHADE(シェード)/イーフロンティア"を使っております。このSHADEについても時間があれば書いていきます。
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