2004年度 奈良県高等学校人権教育研究会
 夏期研修会(2日目) 概要報告


8月28日(土)に、奈良県立畝傍高等学校文化創造館にて、各校推進委員や保護者の方々約150名の参加を得て開催しました。

第1部は、皇學館大学教授 向出佳司 さんから「人生・出会い−親の目・子の芽・地域の眼−」というテーマで、ご講演をいただきました。
第2部は、筑波女子大学学長 門脇厚司 さんから「親と子と学校の社会力」というテーマで、ご講演をいただきました。

たいへん参考になる内容で、参加者からはご好評を頂きました。
以下に参加者の感想の一部を掲載します。

■ 向出佳司さんの講演
○うちも3人の子どもがいるので興味深く聞かせてもらいました。ほめ方を工夫する必要のあることや、子どもをよく観て、ほめて欲しいと思うところをほめてあげることが大切なんだなあと思いました。
○多くの体験例を元にして、子どもとの向き合い方、接し方の話を聞かせてもらい、改めて考えさせられることが多く今後の生徒指導の参考になりました。特に、聴く、見るの次に、出番のつくり方の重要性を感じました。
○人権意識は、仲間(人)と語るなかで培っていく、教えられることでは不十分というあたり、本当だなと改めて感じた。

■ 門脇厚司さんの講演
○社会力という言葉を初めて知った。他者との関わり、協力が本当に大事だと思った。
○今日の社会の中で、家庭と学校と地域が手をつなぐことが重要だと思いました。人がつながることが生きる力につながると思う。
○問題の本質が理解できました。私自身が”他者の取り込み不全”だと思います。他とはできるだけ関わりたくないと思うからです。これからはできるだけ積極的に他の人を知ろうとしていきたいと思いました。
○「他者の取り込み」ができるように、総合学習を活用していく教育をして、社会力をつけさせることが大切であるということがよく理解できました。

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