2004年度 奈良県高等学校人権教育研究会
 夏期研修会(1日目) 概要報告


 2004年 8月27日(金)、奈良県文化会館集会室にて、各校推進委員の先生方を中心に研修会を開催しました。

午前の部は、大和郡山市立郡山南中学校の並川公則 先生に、「大和郡山市の人権教育の取り組みと課題」というテーマで講演をして頂きました。クイズ形式など工夫を凝らした内容で、今まで気づかなかったことなど大変有意義な研修をもつことが出来ました。

午後の部は、各校推進委員等による活発な研究協議を行いました。


以下に参加者の感想の一部を掲載します。
■ 並川公則さんの講義について
○中学校での取り組みや苦労など知らないことや気づかないことを紹介していただき勉強になった。
○学校が荒れた時ほど人権教育が必要であるという話に同感である。
○保・幼・小・中・高の連携、さらにそれらと地域との連携の必要性を強く感じた。
○差別文書に強い怒りを感じ、いっそうの人権教育の推進の必要性を思い知らされた。科学的に正しい視点を明示し、正しい認識を育てる努力を続ける必要があると改めて感じた。
○大和郡山市の同和教育の現状、郡山南中学の校内での取り組み、また実際の展開などがよくわかり、大変参考になった。
○人権教育と真剣に向き合うことはしんどいことだが、お話を聴かせていただきその必要性をひしひしと感じさせられた。「やる気」のでる内容だった。
○生徒にとって身近なテーマを取り扱い、熱心に取り組む生徒たちの姿が想像できる講義だった。
○クイズ形式の進め方におもしろく参加できた。外国人生徒の話や学級崩壊の話は興味深く、他人ごととは思えず参考になった。

■ 午後の研究協議について
○他校の取り組みや工夫されている行事などを知ることができて良かった。
○各校の取り組みは理解できたが人権教育推進の「しんどさ」や課題を率直に話すことができたらと思った。
○研究協議の方法を再検討する必要があるのではないか。協議ではなく発表にとどまっているので、参考にはなるが深まりが感じられない。参加型の方法を取り入れてやれないのかと思う。
○少人数でいろいろざっくばらんに言え、いっぱい聞かせてもらいよかった。
○「ふれあい」広場で各校の人権作文発表会の全体会を実施してはどうか。
○発表・報告しやすい内容になっている。生徒自身による自主活動の現状については参考になることも多かった。
○生徒が意欲的に活動出来る場を日常とイベントをどうつなぐかを考えつつ提供することの必要性を痛感した。

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