多くの間欠泉のあるエリア。
オールドフェイスフル・ガイザーのあるアッパー・ガイザー・ベイスンをはじめ、その周辺には、たくさんの間欠泉や温泉があり、整備された遊歩道沿いに散策できる。
オールドフェイスフル・ガイザー(Old Faithful Geyser) このエリアの観光の拠点は、ビレッジオールドフェイスフルインで、オールドフェイスフルガイザーのそばにある丸太造りのホテル、Old Faithful Innに宿泊した。

イエローストーンのシンボルになっている有名な間欠泉。

65〜90分おきに約4万リットルの熱水を約40〜60mの高さに噴き上げる。

「Faithful」という名前のとおり、120年間ほとんど一定の噴出時間、間隔、高さを保っている。

噴出時刻近くになると大勢の観光客がオールドフェイスフルガイザーの前に集まってくる。

噴出は約4分間続き、夜はライトアップされる。
温泉(Hot Spring)

水が温まって温水プールになっているものを指すことが多い。温度や含有物質によって様々な色があるのがイエローストーンの特徴。



熱水が地表まで気化せずに周期的に噴出するのが間欠泉。世界の間欠泉の約3分の2が、イエローストーンにある。
熱水現象のあらわれ方

イエローストーンに降った雨や雪は、透過性の岩盤を通り、約500年かけて地下深く浸み込む。地下深く浸み込んだ水は、260℃以上の高温が地下熱で熱せられて岩盤の割れ目を通って急上昇する。この熱水現象は、地上への噴出の仕方によって名称が変わる。

噴気孔(Fumarole)

熱水が地表に達する前に気化し、水蒸気となって噴出する。
酸素を嫌うバクテリアが、この90℃以上で強酸(PH"1")という泥の温泉マットポットの中だけに生息している。

マットポット(Mutpot)

熱水に泥や不溶性鉱物が混じって地上に出てくる。溶け込む鉱物の種類によって色が変わる。