背番号の話 その3
さて、本当に久しぶりになりましたが前回の答えから。
「メガドラのサードパーティ、T-12はどこでしょう?」答え:カプコン。
まあご存じの方も多いとは思いますが、T-12はカプコンです。まあカプコンは「大魔界村」や「戦場の狼II」新しいところでは「ファイナルファイトCD」(*1)などなど、比較的早い時期から親セガな態度を取っていましたので、よく考えてみると当然と言えば当然なんでしょうけどね。
興味深いのはテレネットグループです。テレネットグループと言えば一般的には(?)「RIOT(旧RENO)日本テレネット」「レーザーソフト」「ウルフチーム」(*2)の3社ですが、そのうちウルフチームは別会社時代にメガドラ参入のためかナンバーも別(T-32)です。その他の2つ(RIOT・レーザー)は共に「T-49」なのですが実はもう1つ、「T-49」を標榜するメーカーがあるのはご存じでしょうか?その名は「マイクロワールド」、聞き慣れない名前だとは思います。「スライムワールド」「ザ・キックボクシング」など(*3)の「外国産ゲームを日本に紹介して云々」と言っていた所ですが、ひょっとすると正体はテレネットかもしれません。もちろん詳細は不明ですが。(*4)
まだまだ色々あるんでしょうけどキリがないのでそろそろサターンの話に入りましょうか。
サターンの特徴と言えばたくさんありますが、
その1 とにかくソフトが多い。
その2 中身が同じなのに別扱いのソフトがある(しかも多い)。
その3・・・・・・・・・あれ、そんなもんか?
限定版とかサタコレ(とか各社のいわゆるベスト)とか全部「その2」に入っちゃいますよね。
まあとにかく毎月毎月30本のソフトが出続けたおかげで、メガドラより短い現役期間(*5)にも関わらずメガドラの倍以上のソフトがリリースされたわけです。
それではバージョン違いを分類していきましょう。
その1 いわゆる限定版。(*6)
その2 いわゆるベスト版。(*7)
その3 セット販売。
大きく分けるとこの3つでしょうか。
セット販売については更に色んなパターンがあって
その1 バリューセットもの(例;大戦略パック・エミットバリュー・KOFセット・・・etc)
その2 ハードとの組み合わせ(例;スペースハリアー・一連の拡張ラムもの・YU-NO・・・etc)
その3 体験版or攻略本付き(ザロストワン・光栄プレミアムパック・・・etcって言うかそれくらいか?)
その4 上記の組み合わせ(例;バーチャコップのスペシャルパック・イマジニアもの・・・etc)
こうやってみると特定のメーカーが多いですねえ。特に光栄。光栄がコレクターの頭痛のタネになりやすいゆえんであります。単価は高いし。
で、更に中身のナンバーが「同じ系」と「違う系」があって、例えば光栄のプレミアムパックなんかだと箱を開けると単品で売ってるのと(ナンバーまで)全て同じソフトが入ってるんだけど、SNKの拡張ラムパックなんかだと箱を開けると通常版とは別のナンバーのCDが(もちろん中身は同じ)入っているなんて具合。
更に更にナンバーは同じなのに少し仕様の違うもの(エネミーゼロなど)とか、ハードとのセットものが「限定版」として発売されている例もあったりしてもうワヤ。(*8)
・・・と言う具合にもうメガドラとは較べものにならないカオスぶりが特徴のサターン。さてさて現在のDCはどんな風になるのでしょうか?(*9)と、なんとかまとめたところで背番号の話はひとまずお開きと致します。
(00/05/22)
(注釈)
(*1)「ファイナルファイトCD」と言えば「ジェシカア?」のセリフがあまりにも有名。
(*2)ウルフチームは日本テレネットより独立。その後テレネットの一部門として吸収(?;詳細は不明)される。
(*3)「など」って言うか全部で3本のみ。残る1本は「ストームロード」。
(*4)現在、実家にソフトがあるため調べられないのですが、マイクロワールドとテレネットって住所一緒でしたっけ?
(*5)商売的には・・・と断っておこう。
(*6)本当に訳が分からないのは実は通常版の方。
(*7)サタコレ、サンキュー、KOEI
BESTコレクション(また光栄かよ)など。
(*8)「バーチャファイターリミックス」の帯の色が2種類あるのはご存じでしょうか?
(*9)ソフト数の割にやたらとカオス状態が高いような気も(特にハード系)。最終的にはどこまでカオスになるのか?
なおこのページを書くにあたりKARAさんの「メガドライブALLソフトリスト」を参考にさせていただきました。お礼申し上げます。