背番号の話

別にセガソフトに限ったことでもないのですが、ソフトには固有のナンバーがあります。大体ソフトの背表紙に書いてありますね。今日はそのナンバーの話。

セガのソフトは大体Gで始まります。もちろんGameのGでしょうね。
初代SG1000用(いわゆる全機種)ソフトの初っぱなは「ボーダーライン」のG-1001です。ただセガで最初に発売された家庭用ゲームが「ボーダーライン」かと言うとそうは断言できないのです。「獣王記」の例もありますから。(*1)

ところで全機種の時代、まだコンシューマーが家庭用パソコンの色気を捨てきれなかった時代には実はG以外で始まるナンバーもあったのです。それは
「E」「B」。「E」はEducational、「B」はBasicですね。Educationalにはミュージックや算数、英単語などがありました。「占いエンゼルキューティ」のように、何故かEナンバーなんですが箱にはしっかり「GAME」と書いてある変てこな物もあるんですが(キーボード必須だからでしょうか?)。Basicはもちろんベーシック言語。もう、この時代マイコン(!)の入門言語と言えばイコール「ベーシック」でしたから。SC3000用とSK1100用にそれぞれ数種のベーシックが用意されていたのでした。

以下順に全機種マイカード「C-○○」(*2)、マイカードMK-III「C-5○○」、ゴールドカートリッジ「C-13○○」(*3)と続きます。

それではいよいよメガドライブの話に入っていきましょう。メガドライブからはサードパーティが本格的に参入と言うことで少し毛色が変わっていきます。まずは本家セガから。
大きく分けて3系統になります。「G-40○○」(後にG-41○○)、「G-45○○」、「G-55○○」です。
順に「バックアップ無し」「4M+バックアップ」「5M以上+バックアップ」となっています。

バックアップ無しは初めて100本を越えることが出来たため、当初G-4001より始まりましたがケタが繰り上がり「ジ・ウーズ」のG-4134まで数えることが出来ました。G-45シリーズは異常に「抜け」が多く「ファンタシースター復刻版」のG-4534までいったにも関わらず、実際に発売されたのはわずか7本です。また「忍者武雷伝説」だけは4Mが後に8Mに変更になったためか、G-4524と言う45ナンバーにも関わらず8Mです。

この抜けに関しては色々と面白い想像もできるのですが取りあえず今日はこの辺で。
(前後編の予定なんですがひょっとすると3回くらいになるかも?)

(00/03/02)


(注釈)
(*1)獣王記はセガのメガドライブソフト中一番若いナンバー(G-4001)ですが実際にソフトと同時発売されたのは「スペースハリアーII」と「スーパーサンダーブレード」の2本。
(*2)黒カートリッジと同じタイトルのマイカードが5本ほどリリースされています。カートリッジのソフトの下2ケタはマイカードのソフトのナンバーと揃えてあります。(例えば「モナコGP」の場合カートリッジでは「G-1017」だがマイカードだと「C-17」)
(*3)マークIIIには唯一のサードパーティ「サリオ」が「シルバーカートリッジ」の名で2本だけソフトを出している。「アルゴスの十字剣」と「ソロモンの鍵」の2本でナンバーはそれぞれ「001」、「002」(それだけ?)

なおこのページを書くにあたりKARAさんの「メガドライブALLソフトリスト」を参考にさせていただきました。お礼申し上げます。


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