見せられて
一時期のゲーム倦怠期も終わったのか、結構ゲームで遊んでます。最近はサターンの「カオスシード」(*1)にズッポリハマってました。やっぱり良いゲームで遊ぶと楽しいですよね。どうも倦怠期というのは「評判は良いけど自分には合っていなくて尚かつ時間のかかるゲーム」をやりだして、それを投げ出す頃にやってくるみたいです。合わんゲームはしなけりゃいいんですけどね。評判が良いとついついプレイしたくなるんですよ。で、投げ出すことになるんだけど、なんとなく気になるものだから他のゲームにも入れない、と。
自分に合わないゲームと言っても色々なタイプがあるのですが、とりあえずデモを見るのが本と〜〜〜うに苦痛になってきました。もともとデモにはあまり価値を認めない方だったのですが、最近はデモが始まった途端ボケーと口を開けて眺めながら「早く終わらんかなー」とイライラしてる始末です(まー飛ばしゃいいんですが1回くらいは見とかないと話も分からないし)。そう言う次第ですから最近は投げ出すゲームも多いです(*2)。もっとも、投げ出すゲームは昔から多かったような気もしますが。
んでこれだけならよくあるゲームじじぃの戯言なんですが、「それじゃこういうデモの長いゲームを誰が喜んでいるのか?」と言う疑問がある日沸々とわいてきたわけです。まあ、前の職場なんかでも「サターンのゲームって結構難しいでしょー」なんて言ってる姉ちゃんとかいてた訳で(*3)、そういう世間で言うところのライトユーザーさんがデモいっぱい系RPGを支えてるんだろうなぁ・・・などと漠然と思っていたのです。が、それでも今イチピンとこなかったんですよ。とにかく自分に「テレビを眺める」と言う習慣があまり無かったものですから、そう言うことに価値を見いだせなかったんでしょうね。
それがなんとなくわかるようになったのは結婚してからですね。まあ、ウチの嫁さんはゲームは「全く」しないんですけどね。とにかくテレビをずーっとつけてるんですな。一生懸命見ている番組もあるんですが、ほとんどはただつけてるだけ。家に帰ってくると、とりあえず最初にテレビをつけて家事をしながら見たり見なかったりしているわけです。大体職場の女性はいつもテレビか子供の話をしてるんですが、独身の頃はそう言うのを別世界の出来事のように思っていたんですよ。それがいきなり自分の生活に飛び込んできたんです。最初はとまどいましたよ。最近は結構慣れてきましたけど。自分も一緒に見るようになりましたし。で、ふと思ったわけです。「女性というのはテレビを『見る』のが本当に好きなんだなー」と(*4)。
そうやって考えると、「操作すること→難しい」で「綺麗な絵を見る→楽しい」と言うのもなんとなく理解が出来るような、でもそうでもない気もするような・・・まあ結局よくわからないってことなんですけどね。「ライトユーザー=女性」って訳でもないですし。
それにしても「綺麗な絵を映画のように楽しめる=ゲームの進化」で、「色々と操作して攻略の要素もある=昔のゲーム」ってんなら一体ゲームの価値ってのはなんだったんでしょう?・・・なんて言うと、それこそよくある愚痴ですからこのへんでやめときましょうか。
ただ確実に言えるのは、自分にとっては「デモを長々と見せられるゲーム→忍耐力が必要→(自分にとっては)難易度が高いゲーム」だってことですね。ん、とすると自分ってライトユーザーよりライトなゲーマーだったのか?
(00/04/09)
(注釈)
(*1)ネバーランドカンパニー/ESP「仙窟活龍大戦カオスシード」時間はかかるし、取っつきも悪いかもしれないけど面白いです。オススメ。
(*2)あと最近のゲームエンディングのスタッフロール長すぎ。せっかくクリアしても見てる途中でトイレに立っちゃうよ。
(*3)で、大体はめんどくさいので「そうやねえ」とか気のない返事をするんですけどね。
(*4)あー、結構偏見入ってますか?先に謝っときます、すみません。でもウチのまわりだけじゃ無いと思うぞ。多分。
(*5)ところでタイトルですけどジュディオングの大ヒット曲「魅せられて」にかけてます。あんまり面白くなかったですね。