'90/08 売り切れと改造
今日はメガドラ版「スーパーモナコGP」の話。
このゲームが出た'90年8月というのは前年末程の勢いは無かったのですが、サードパーティのソフトも出揃い始めなかなか充実していたと言ってもよい時期でしょう。その直前には名作「サンダーフォースIII」も出てましたし。そう言えば「メガキッズTV」なんてのをやってたのもこの時期もだったなぁ。
で、「スーパーモナコGP」なんですが、なかなかユーザー間の前評判も良く、また雑誌などでも高評価を得た期待のゲームだったのです。秋のSFC発売を目前にはしていましたがMDはそれなりに頑張っていけるだろう!もう自分の志気はその頃最高に高まっていました。そう言えばこれは最近の話ですが、丁度PS2が発売され世間のセガファンもいつもどおりの変な盛り上がりを見せていますねえ。え、自分ですか?さすがにもうホントにどうでも良いです。
で、発売したらすぐに買おうと思っていたのですね。とは言え今ほどのスピードで時間がまわっていく時代でもなく、すぐとは言っても発売から数日経ったある日、僕は日本橋に買い物に行きました。すると・・・無い、何処にも無い。発売当初はハードが足りなくなったと言う話を聞いたことはありましたが、発売日数日でメガドラのソフトが売り切れて無くなったなんて事は今まで経験したことが無かっただけに慌ててしまいました。ま、慌てたと言っても今とは違い、一旦売り切れたら後は中古で探すか再出荷を待つしか手はありません。中古でもモナコは見られず結局その日はあきらめて帰るしかありませんでした。
で、しばらくしてようやく入手!確かにアーケードとは操作感など全然違うのですが、アーケードに特に思い入れがあったわけでもなく、サルのように遊び倒していたのです。で、使用していたコントローラなんですがメガドラにはハンドルコントローラがリリースされていなかったこともあり、これまた出たばかりのアーケードパワースティックを使用しておりました。ところが遊んでいるうちに1つの不満がこぼれ出てきました。
「左右のハンドル操作をしていると勝手にギアチェンジしてしまう」
困った僕は1つの決心をしました。「スティックを改造しよう!」ボディの親指に当たる部分に2つスイッチを取り付けそれぞれ「シフトアップ」「シフトダウン」専用のボタンとしました。それにトグルスイッチを取り付け、ボタン使用時にはスティックの上下を殺すようにするとはい完成。まあ、ビックリするほど単純な改造ではありますが、効果は上々。タイムは確実に数秒ほど上がりました。
でも今と違い、ネットでのタイムコンテストなど出来ない時代。その当時の自分のタイムは仲間内ではやや速い方ではあったのですが、どの程度の物だったのか結局よくわかりませんでした。でもまあ、きっと大した物では無かったような気がします。
と言う訳で「(メガドラなのに)売り切れ」と「改造」と言う自分にとっての2つの初体験を済ませてくれたゲームがこの「スーパーモナコGP」なのです。
他にもワールドチャンピオンシップモードで、2年目の最初にライバル車がワープするなど話題に事欠かないソフトではありましたね。
(00/03/06)