'93/04 6Bパッドいけるじゃん

皆さんは普段ゲームをする時どんなコントローラを用いていますか?自分はある時期までは全くのジョイスティック派で、RPGなどのアクション要素の少ないゲームでも全てシグマスティック(シグマ電子製、通販で買った)を用いておりました。え、麻雀ソフト?そんなものシグマの連射で積み込みワザ一発ドーン!ってそれは「麻雀コップ竜」。ま、それはさておき、そんな何でもスティックでプレイするドクターもあるソフトをきっかけにすっかり標準パッド愛用派になってしまいました。今日はそのソフト、「餓狼伝説」(もちろんMD版)の話。

MD版餓狼伝説といえば箱絵のアンディの怖い顔で有名ですが(あの箱絵って誰が書いたんでしたっけ?、確か有名な人だったような気が・・・)結構遊びやすいアレンジが加えられたり対戦が(オリジナルよりも)充実されたりして、グラフィックが落ちたり2人減ったりはしましたが、まあ当時の水準レベルの移植ゲームではあったと思います。

ところでこのソフトの発売時期は丁度「ファイティング6Bパッド」が発売されたのと同じ頃でして、たしか説明書にも6Bパッドの宣伝が付いていて「格闘ゲームに最適」とか書いていたような記憶があります。もちろんカプコンがストIIを引っさげて、ついに正式参入したと言うことで(メガドライバーは)大騒ぎしていたと言う頃でしたから、そのパッドがストII用であったことは誰の目にも明らかでしたが。当然スティック派の自分は多分また新しいシグマのスティックを買うことになるだろうと思ってましたが、とりあえず大した期待もせずに物は試しと6Bパッドを買ってみたのです。そして(別に6Bパッドでなくとも良かったのですが)格闘だからと深い考えもなく、試運転に使ったソフトがこの「餓狼伝説」だったのです。

「ふーん、思ったよりも使いやすいな。」これが第一印象でした。電撃的な衝撃などと言うものはありませんでした。「せっかくだからもう少し使ってみるか」そう思って色々と試してみました。MD版餓狼は必殺技の入力判定が甘くなっていて比較的ルーズな入力でも必殺技がバンバン出せました。そのため慣れないパッドでも割とストレスも無く進んでいくことが出来たのでしょう。

そして・・・難易度ハードをあっさりクリアできるようになる頃には僕はすっかりこのパッドの虜になっていました。「パッドも捨てた物じゃない」。DoctorKとファイティング6Bパッド。稀代の名コンビとなる我々のそれが輝かしい第一歩でした。いやそんな大した物じゃないんですが。でも他社ハードも含めて今まで触ったコントローラで一番好きなコントローラはやっぱりこのファイティング6Bパッドですね。サターンも悪くは無かったですけどね。これほどではなかったです。え、DC?最近はやっとちょっと慣れてきたかなってレベルです。

でもその後ネオジオで餓狼やっても全然通用しなかったんですよね。それはもうバーチャルカメラマンで鍛えてもナンパが上手くならないのと同じくらいダメでした。アーケードの壁は厚い。

(00/05/11)


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