脳塞栓

いぜんにもこの欄で触れたかとは思いますが、脳硬塞には大きくわけて脳血栓と脳塞栓にわけられます。脳血栓は動脈硬化が進行し徐々に血管が傷みやがて傷んだ血管の壁に血栓が形成されてその場で血管が塞がる状態です。これに体してのう塞栓は心臓で形成された血栓が、大血管を経由して脳血管に流れてゆくことで血栓が形成された場所とは離れたところの血管を塞ぐことになります。脳血栓は細動脈硬化症といわれるように比較的細い血管で脳硬塞を来しやすくそのため脳血流の低下が少ない場合が多く意識状態が悪くなることは余りないのに体して、脳塞栓は比較的太い脳の血管を塞ぐことで、発症時から意識障害を伴うことがしばしば見られます。また症状も虚血範囲が広くなることが多いために重症となることが多く、優位 半球(右利きの人は左半球)の梗塞であれば失語症などが右の上下肢の運動麻痺とともに出現します。脳塞栓の原因の多くは心滂細動と呼ばれる不整脈が原因となります。心房細動は左心房とよばれる心臓の部屋の動きが悪く、その中で血流が滞りやすくなります。このため血液が固まりやすくなり血栓が形成されることになります。