第2回アンケート
平成20年6月1日
アイ・プロジェクト
第1回アンケートでは、最初に大まかな枠組みを作っておこうということで、意見を出し合いました。
そしておよそ次のような方向付けになったと思います。
1.アイプロは,現教拡路線にこだわらず、新たな発想で、独自の教拡方法を考えてみる。
2.現惟神会の衰退傾向は急であり、中長期に構えてじっくり進む時間的余裕はない。早く効果をあげねばならぬ。
3.身内の周りから教拡を進める、という方法にも限度がある。新たな発想も必要である。
4.惟神会ファンを増やすといった「すそ野を広げる」必要がある。
5.人のため、世のためになることを追求することが教拡に繋がる
この方向付けとは反対の意見もありました。先ずは大勢が指示するこの方向で走り、要所要所でこの反対意見を考慮していくようにしていきたいと思います。
文章によるご意見も多々いただきました。貴重なご意見は、もう少し意見が集まった後で整理して、必要なものはテーマにして取り上げていきたいと思っています。
現在の委員会では、お互いの意見を言い、聞くという機会がほとんどありません。年2回の委員会では、どうしても形式的なものになってしまいます。だからとにかく意見交換の場を設けたい、そして智恵を出し合って少しでも前進させたい、というのがこの「メールによる情報交換」の趣旨です。
我々の委員会のようないろんな人が集まった会がうまくいくためには、
先ず、皆が「我々は人のため世のためになることをするのだ」と心に誓う、皆が和の心を持ち、助け合い補い合う、そして智恵を出し合って建設的な意見を出し合っていく、こうした場にしていくと、各人から出る「気」がだんだん揃ってきて、会には太い「気」ができ、会のエネルギーは大きくなってきます。そして神様から出る「気」と共鳴すると思いがけないエネルギーが生まれます。
非難しあったり、ケチをつけ合ったりすると、逆方向の気がでて、会のエネルギーは小さくなっていくので、とにかく前向きに明るく考えていきましょう。
今回は「すそ野を広げる」について少し考えてみたいと思います
「人に惟神会をPR・説明し、その人が前向きに動くように働きかける」ことが先ずは教拡のスタートでしょう。人にPR・説明するには、先ず良い内容がなければなりません。そのためには惟神会の特徴・魅力・強みがよく整理されていなければなりません。そして「言葉」が必要です。良い言葉と良い表現が必要です。今回はそのあたりを一緒に考えていきたいと思います。
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現在惟神会には立派な教義があります。会員用の教義であり、これまでよく練られきています。
アイプロでは、現在の教義には一切触れません。上の図のように、アイプロでこれから新たに考えるPR・説明は、ファン用です。 現在の教義を取り上げて、これを云々するものでは決してありません。このところは非常に大事なことなので今後ともよろしくご了解ください。
すそ野を広げるためには、一般の人に、惟神会の何をどのようにPR・説明すればよいか。このPR・説明をしばらく「惟神会入門」と呼ぶことにします。
「惟神会入門」を考えるにあたり、何が大事なことでしょうか。
1 )惟神会の本質をよく究明し、本質を充分に把握すること
2)その上で、一般の人に伝わる言葉と表現を工夫すること
3)説明範囲。「神道」「四魂具足」「敬神崇祖」のすべてが必要か
そこで、アンケートNo.2にはいります。
すそ野を広げるには一般の人たちに惟神会の魅力を解りやすくPR・説明し、結果として惟神会ファンになってもらわねばなりません。そのためには、説明する側が、自信をもち、人のため世のためになることに誇りを持っていなければなりません。
今回はそのあたりのお互いの認識について、情報交換していきたいと思います。
質問1.あなたは現在、自分は惟神会の魅力を解りやすくPR・説明できると思っていますか
@ 思っている
A どちらかといえば思っている
B 思っていない
質問2.「惟神会は新興宗教ですか」と聞かれたときどのように答えるのがよいと思いますか
@ (昭和生まれの)新興宗教です
A 新興宗教ではありません
質問3.新興宗教ではない、と答えた方は、どれがあなたの答えに近いですか
@ 惟神会は神道です。それも日本古来からある「古神道」です
A 惟神会は祖先を崇め、氏神を敬う日本人の古来の伝統を継承する宗教団体です
B 惟神会は日本古代人の魂である四魂具足を実践する宗教団体です
C 惟神会は「敬神崇祖」「四魂具足」を実践する宗教団体です
D その他( )
質問4.神道だと答えた方は、どこまでをお話しますか
@ 天照大神の相殿の八意思兼大神様、および氏神様をお祀りしています(さらっと流す)
A 八意思兼大神様をお祀りするに至った経過なども話す
B 古神道で、古代人の神道を、すなわち惟神(かんながら)の道を広めています
C その他( )
質問5.惟神会の説明をするとき「四魂具足」は欠かせません。あなたは一般の人に「四魂具足」をうまく説明して、ある程度納得してもらう自信がありますか
@ 自信がある
A 完全とはいえないが自信がある
B 自信がない
質問6.「四魂具足」の理解は難しいですか
@ 難しい
A どちらかといえば難しい
B 難しくはない
質問7.「四魂具足」については、今後さらに本質を究明し、本質をしっかり見据えた上で、わかりやすい言葉と表現で説明する必要がありますか
@ 今のままで良い
A もっと本質を究明して、わかりやすい言葉と表現で説明する工夫が必要である
質問6.「四魂具足」の本質を究明することは、岸先生もその著「神霊と稲荷の本体」の中で、「四魂具足は、将来世人の普遍性の観察を得て所謂真理たるの価値を生ずるものと信じているのである」とあるように、世人が、「四魂具足」が真理であると思うようになるまで、よく究明してうまく説明してくれ、と言っておられます。
@ 我々は「四魂具足」が真理であることをもっと究明する義務がある
A 現在、これ以上究明するにも、しようがない
質問7.「すそ野を広げる」意見に、下図の様に、先ず「敬神崇祖」の「崇祖」から入るべきだ、というのがあります。日本人には祖先の話は入りやすく、祖先に護られ、また祖先を大事にするという惟神会の特徴をアピールして惟神会ファンを作り、次にその中から氏神信仰を勧める、という二つのステップを踏むという考えです。敬神のように「神」という言葉が入ると構える人が多いからです。
ただしここでの「崇祖」は祖霊様をお祀りするのではなく、生活上いつも祖先を大事にし、祖先に護っていただく、といった「心の持ち方」のことを言っています。
@ 惟神会入門は、先ず「崇祖」に絞るのが良い
A 惟神会入門といえども「敬神崇祖」から入らなければならない
B その他( )
崇祖から入るべき という考え
崇祖から入るべきだという考えは、氏神様の話になると、突っ込まれると難しいところがあるからです。例えば自分の氏神様を祀るといったときに、神人交通ができる時代は、霊界から「何神社が真の氏神である」と指定され、また鎮座祭のあと、新しいおみやに鎮まれたかどうか確かめていただいていました(国教No.1)。神人交通のない現在、ある程度「敬神崇祖」のしっかりした考えができていないと、懐疑的になったりする心配があるから、先ずは崇祖から入って氏神信仰の基礎を作っておこうとするものです。
「四魂不具足の祈願は一顧もせぬ」とご神示にあるように、手順としては、先ず四魂具足の考えや生活を身につけることが先だ、と言う考えです
祖霊は、氏子の祈願が甚だしく四魂不具足でない限り、一身一家の大事であるときは守護される」というように、一般の人が惟神会に近づくのは、先ず祖先からという考えです。(いずれも惟神会教務必携)
以上