第5回アンケート結果のまとめ


平成20年9月15日
アイ・プロジェクト

 今回のテーマは、「人のため・世のため」です。結果は、

質問1 惟神会は外部への提言や主張をすべきである。

    @ 大いに賛成 13名 A どちらかというと賛成 3名 
     B 何ともいえない 3名
    C どちらかというと反対 0名  D 大いに反対 0名

質問2 会員の皆さんの参加型で、提言をまとめることを、とりあえず半年くらいやってみることに、

    @ 大いに賛成 8名 A どちらかというと賛成 7名 
    B 何ともいえない 4名
    C どちらかというと反対 0名  D 大いに反対 0名
 

今回も多くの意見が出ていますので、それらを繋ぎながら今回のまとめにしたいと思います。

「従来の数十年の惟神会の姿勢を振り返りますと、内部(惟神会員)だけで固まって、外部に目を向ける事が少なかったと思います。これは一種の鎖国状態であったわけで、やはり外にも目を向け、外の状態を認識しながら、惟神会の事もアピールしていく事が必要かと思います。」

「職場等において信仰の話をすることがありますが、神も仏も同じ(違いを知らない)と考えている人が殆どです。つまり、日本の成り立ちとか、敬神数祖の観念とか全く教育されていないし、生活環境の中に信仰心の実態のないのが、現実ではないでしょうか。そこのあたりから少しずつでも変えていかなければならないと思います。」

「惟神会の社会との係わりについて、質問1にあるように、種々の社会問題に対し、本当の解決策までは提案できないとしても、惟神会的に解釈するとこうあるべきというような見解をまとめることは必要と思います。
また、質問2にあるように、実生活の上に立ち、日常生活の中でのどのように四魂具足の実践を進めていくかを説いていくことも大切だと考えます。

 人のため・世のためというと、ともすると荒魂的な面だけがフォーカスされてしまいがちですが、その中にも他の魂の働きも加わるような説明をすることが、惟神会としての特徴を現す方法ではないかと思います。もちろん、言うだけでなく、会員自らが率先して実践できなければ意味がないと思いますが。
日常生活において、どんなことにも常に四魂具足の観点から物事を見ることを提言していくことが必要と思います。」

「わが、惟神会は商店にたとえると、取り扱い商品は良い筈なのだが、お客様の目から見て何やさんか分からない。
店構えも入りにくい、照明も暗い、店員は年寄りばかり、当然接客サービスはよくない、しかも、店員の態度はなんだか分からないけれどプライドみたいなものは有るらしい。
そのような、お店がチラシをまいて、チンドンヤを出せば即、売り上げが上がりますか?
このような、疑問が私にはあります。どうすれば売り上げが上がるかを、考えるのであれば、何を売るのか、その為にはどこを直し何処を押さえるのか、そのためのに、店の内部で統一する為のアンケート5回であったと思っています。」

「私は広告企画に携わり、販売促進も手がけております。魅力ある商品も必ず売れるとは限りません。クライアントが一方的に消費者に働きかけるメッセージより、消費者が商品に、あるいは広告に近づいてくるメッセージを私たちは大切にしています。ヒットする良心的な広告の秘訣もここにヒントがありそうです。外部からやってくる、そのためのメッセージ作り、惟神会も同じですね。」


 ではこれから、具体的にどのような策が考えられるでしょうか。いくつかのアイデアが出ています。

「今ここに如何に四魂具足が大事かと言うことがわかりました。今までの惟神会は余りにも社会との接点が薄すぎて、せっかく正しい信仰が世に認められずに来たことが残念です。惟神会員はもっと社会に出てこの広い世間に認知してもらわねばなりません。自治会の活動やボランティアなど人として世間に認めてもらえる人となることです。つまりは人となりが大事です。」

「四魂具足・敬神崇祖の現代解釈は神人交通の無き時代に於いては色々な事例を引きながら(体験談を通じ)分かり易く試行錯誤すべきだと思います。」

 体験談は、人への説得力がありますね。

「惟神会に於いても、さまざまな専門の方がいらっしゃいますので、その専門知識を会員相互の知識向上・意見発信に活用できないでしょうか。
社会性のあるテーマに関して、通例の国教誌上でなく、12月増刊号や別のタイミングでの出版活動ができないのかなと思います。」
「決して多くない惟神会のリソースを有効に活用するには、全員参加で進めるしかないと思います。
それぞれの才能活用はまさに幸霊の発露であると思います。

 (神様とか霊という表現を用いずに)会の意思表明(世間一般者に向けた)は必要でしょう。
年1回、そのような雑誌(ISINKAI ANNUAL REPORT) の制作を検討してはいかがでしょう。」

「外に発信していくことは大事で必要なことです。一方、その内容が如何に立派で、正しいことであっても、理解できない表現であれば、独りよがり、押し付けと受け取られ敬遠されると思います。
 その意味で、質問2のような、日々の実践より、悩みや課題点への経験に基づいた対処方法(真の知恵)を伝達し共有する働きかけが必要と考えます。
例えば、1)子育ての知恵、2)もったいないという心 などがうま伝われば、家庭でのしつけや教育の再構築、消費(浪費)経済による環境破壊の歯止め にも役立っていくのでないでしょうか。
 会員の皆さんには、多様な経験、知恵を持った方がいらっしゃるので、その方々の生き様、知恵を若い世代に伝えていく。」

「1.機関紙等を積極的に外部に提供 2.インターネットにて相談窓口の開設 3.行政(渋谷区)に講演活動が可能か相談

大祭の拡充  @ 春、秋の大祭にて外部者へ講演依頼(著名人等であれば一般を参加させ易い) A 近隣住民へのアプローチ(バザー等を活用、安価な商品を提供)」


質問2.での皆さんの参加型についての意見は、もう少しよく練ってからにしよう、という感じです。

「質問2では、祭典の後の委員長講演ではなく、会員の皆様が参加をして信仰のこととは直接関係のない、生活の色々を発表し、それに対し多くの意見交換をするような事をイメージしています。」

「今回のアンケートの件に限ったことではないけれども、男性だけでなく女性にも意見を聞いたほうが良いと思う。一般的に言って女性のほうが男性よりも様々な付き合い、人間関係やしがらみの狭間で折り合いをつけて円滑に物事が運ぶように四苦八苦しているので、豊富な経験と実践知識が有るのみならず、人間は男性と女性しかいないから、女性の力を活用しないということは人間の力を半分しか活用しないということになり、多大な損をしていることになるから。」


最後に
  当初予定していたアンケートはこれで終わりました。皆様ご多忙の中をご協力いただき、まことに有り難うございました。後郵送でのアンケート結果が20日ころに集まり、それらを集計・整理して全体のまとめをします。これをもとに27日(土)のアイプロ会議で、今後どのように進めるかを議論しようと思っています。20年後期、何をどのように進めるか、については秋の定時委員会に諮り、審議いただこうと考えております。よろしくお願いいたします。その間、ご意見やアイデアがありましたら、掲示板やメールで連絡ください。
 
以上