<アンケートNo.4>

 回答での皆さんのご意見 (回答数:18)

質問 意見

質問1  「すそ野を広げる」

「すそ野を広げる」ために、氏神・祖霊の奉斎には至らないが、「四魂具足を目指して生きる、そんな人を増やしていく、という考えに

    1)大いに賛成       14名
    2)どちらかというと賛成  3名
    3)どちらかというと反対  0名
    4)大いに反対       1名


幸福な人生を送るだけなら、それでよいと思う。しかし、惟神会の最終目的を慮ると甚だよろしくないと感じる。


惟神会での四魂具足を少しでも理解していただけるように努力する。そのためには、とにかく自分自身が日常生活の中で四魂具足に近づく努力をしなければならないと思う


質問2「四魂具足を目指して生きる」を説明するとき、氏神・祖霊の力(御稜威)について、

     1)先ず祖先の力を強調する(氏神の説明は難しいから、説明から外す)    10名
     2)氏神・祖霊のセットでの力を強調する(氏神・祖霊を分けると意味がなくなる)  8名 


氏神様のことでわからないことがあります。
新たに入会する場合、神人交通があった時代は、昭和3年の国教での岸先生の言葉「(神人交通により)霊界より各人の氏神を指定したまう方法によりて、真の氏神を奉斎することを得るのであります」、とあるように氏神は神様から指定されていた。
神人交通のような手段がない現在、自分の氏神をどうして決められるのか。
教務必携によると「氏神は、大和民族同化の祖神であり、人間の出生と同時に、魂を授けられる」とあるが、この氏神と、新たにお祀りした氏神が異なることもあり得るのではないか。

そのあたりの説明ができない未熟な私にとって、人に氏神様を説明する自信がありません。
(どなたか、すかっとした解答を教えていただければ非常にありがたいです)


会員資格の幅を広げるため、氏神、祖霊を奉斎しなくても、惟神会の趣旨に賛同されれば、会員としていく。会員の子弟においては、祖霊祭を重要視していく。今日のところは、この辺で。


日本人の血が流れているならば、先祖を辿っていくと、必ず氏神様に辿り着くということが惟神会の考えだから。


「すそ野を広げる」には賛成ですが、氏神の威力と祖霊の力を『本当に』実感するためには、氏神・祖霊の奉斎が不可欠です。敬神崇祖・四魂具足は惟神会の教えの両輪なので、氏神・祖霊を奉斎する必要性も、常に示していかなければならないと思います。

四魂具足も4つの魂のバランスが大事なように、敬神崇祖も氏神と祖霊の両方との関わりが大切であり、どちらかだけでは力は発揮されないと思います。

敬神崇祖・四魂具足の両方をうまく網羅しつつ、平易な説明で少しずつ理解を進めてもらえる方法を考えることが必要と思います。

全体
  
全体を通して



始めに記されている三つのキーワードの中の2) はむしろ「敬神崇祖」と表現を変えてみたいです。一般的に心を打つ語がこの表現であると思うからです。神とのつながり、祖先とのつながりという視点で訴える力があると思います。


四魂具足を目指して生きる人を増やすことは大切なことですが、四魂具足と言う概念を知らなくても我々以上にそれが出来ている人も世の中にはたくさんいます。

 だだ、真の先祖の祀り方を知らないだけなのです。
 そういう人々に日本人としての先祖の祀り方のあるべき姿を理解していただき、惟神会員になってもらうことが必要で、それには、四魂具足を説明する他に、惟神会の特徴についてもわかりやすく体系的に説明していくことが必要だと思います。


@ 裾野を広げることを意識せず自分の生き方を正直に話して相手が如何に感じたかを受けてあせらず説得に努めるべきだ。
A ヒントはコミニュケーションを信じあえる相手を選んですべき。
B 我が「惟神会」の四魂具足と敬神崇祖を人を見て解かり易く説明すべし。



現在の日本では憲法の保障の元、千差万別の多くの宗教が、あらゆる分野において、その勢力拡充に凌ぎを削っている。しかし他国のように宗教上の戦争や対立もなく、実に平和な国である。

各家には親から受け継いできた、信仰や菩提寺や墓があり、家長は当然のように子孫への継承に精力を注いでいる。
反面今の若い世代の多くは、生まれた土地を離れ、親から独立し、それらのしがらみに拘束される事もなく自由に生活しているが、悩みも多く抱えているようである。

「裾野を広げる」観点から言えば、これらの世代を広くターゲットにすべきと思う。
その為の説明第一歩は、祖先をお祀りしてそのお守りを頂きましょう、で充分と思う
その次には、当然の事ながら氏神様の話しになる筈。

いきなり八意思兼大神、氏神様の話しから入ると、言う方も聞く方も反って複雑になる。
急いては事を仕損じる。急がば廻れ。


惟神会にある資料、例えば永原委員長の作られた「マンガで読む古事記」や「あなたとあなたの家族が心豊かな人生を歩むために」等を、友人、知人に差し上げる。あるいは図書館に寄贈するなど活用する。毎月の國教を寄贈している
三康図書館に「マンガで読む古事記」を寄贈したところ、大切に扱わせていただきます、との丁重なハガキがきたこともあり、喜ばれると思う。
以上の他にも出来ることはいろいろあると思います。とにかく「これなら出来る」と思うことをやってみましょう。
     

裾野を広げること、即ち会員を増やすことが目的になったら、いけないと思う。惟神会を起こした目的に思いをはせて、そこから何故会員を増やさねばならないのか、を考えていかないと他宗教と同じになるのみならず様々なものに迎合するようになり惟神会の存在意義が無くなる。なので、会員のなりやすさを追求するのではなく、あくまでも惟神会の考え方を理解してもらえる方法を、模索すべきであり、その努力をせずして惟神会の発展は無いと思う。     

 先ず現在の会員で、休眠会員と思われる本部祭典・支部座談会等に見えられない会員の掘り起こしが大切と思います。
 その為には、会員訪問や葬祭・年祭などのご奉仕に伺った時、惟神会についての小冊子があれば、惟神会についての話題も深まり、2世・3世に継承されている氏子さんにも理解され、兄弟・親戚にも惟神会に賛同する方々は、きっといるはずです。
   (小冊子の字体は、大きめが良いと思います) 

 祖霊の話しをしてゆけば(氏)神の話しにゆきつくものですが、人にこの信仰を説明する取っ掛かりとして、「あなたの両親、そのまた両親…」という所から進める話しは、相手も聞きやすいように感じています。また、こちら側としても話しやすいと思います。 
 他の(キリスト教・仏教などの)宗教との対比で説明する場合・或いはとにかく惟神会に懐疑的な思いを持たれている方と話しをする場合・その逆に惟神会に関心を持って下さっている方と話しをする場合は@((氏神様)祖霊様は、親の責任において最後まで面倒をみて下さる)が有効のように感じています。

  一方で、(大きな括りでの)神道の方と話しをする場合はAの方法が有効ではないかと思います。
  このように、ケースバイケースと考えること(及び今まで残念ながら他者に入会を決意たらしめた経験がない事)から無回答とさせて頂きます。

当会の現状に憂いてこのアイプロが発足し、意見交換の場にてこの「すそ野」論が拡大した。
現会員構成では時代とともに漸減する事必至であり、多くが危機感を抱きこの難題を解消しようと努力している現実。

過去にも何度かトライし、さしたる効果も発揮出来なかった事を反省材料とするならば、一般の人達にどう理解して頂き、どう賛同して頂くか、そこが最大のキーポイントであろう。
氏神・祖霊の奉斎が当会の根幹であることは会員なれば、当然の事であり、それをことさら強調してきた所に、今の実態がある気がする。

「すそ野」を広げるのに、何故そこの部分を強調しなければいけないのか、「四魂具足を目指して生きる」人の輪を広げる事が最大の関心事になるべきと思う。
今まで閉ざされていた人の扉を少しづつ々開けて行くのですよ。

一気に理解して頂き会員に加入しなんて、私は想定していません。
出逢いの場を広げ、仲間意識を持って頂きその接点から指導するのが「真の教拡」と考えています。
ともすれば我々は余りにも「世間づれ」していませんか?

惟神会の枠の中が「世間離れ」し、我々の世界がどんな世界より最高峰の位置にいると、誤解していないだろうか?
もっと相手の懐に飛び込むぐらいの「心情」を抱かなければならないでしょう。

「出逢いそして感動」

人間を動かし 人間を変えていくのは
難しい理論や 理屈じゃないんだな
感動が人間を動かし
出逢いが人間を変えていくんだな
                  (相田 みつお)



 「すそのを広げる」についてのアイデア・意見
  今迄拝見してきたアンケートに対する各位の意見は、天上界の議論を何時までも続けている様に思えます。話しが惟神会用語です。一般人(中つ国の人)には理解出来ないと思います。

 議論をもっとレベルを下げて日常的な問題に砕く必要があります。教拡・教拡と言いますが、何時までも古事記の話し、四魂具足と来ます。四魂具足・・希魂・荒魂・和魂・幸魂と言っても一般人には何が何だか分からないと思います。
  それなら、あの箇条書きを見せたとします。まず始めに来るのが「神人感合の力を得て皇国に奉仕せん事を期す」とあります。 これは、文語調です。次に皇国と来ます。皇国とか帝国とか言う言葉は、戦前・戦中の単語です。

 戦後の教育を受けた一般人には違和感が生じます。
 そもそも皇国とか帝国とか言う概念
は明治憲法の「天皇これを統治す」と言う思想が前提にあります。日本は戦後も天皇制を採っていますが、現在の憲法では象徴として捉えています。現在の団塊の世代以下皆がそれが正しいと認識しています。

 何故皇国を国家と言い換えないのでしょうか。
 また更に「倫理の標準」に「皇室に報恩する」と書いてあります。「皇室に報恩する」と言う事と「皇国に奉仕する」=「国家に奉仕する」と言う事とは意味が全然違います。
  「皇室に報恩する」と言う概念は、武家社会の本領安堵に対する報恩の意味であります。 ここに思想の変質があります。こんなところを一般人に指摘されたら何と答えたら良いのでしょうか。
  「四魂具足」はもっと砕いて分かりやすく解説したものを作り、惟神会の本質を一般人に理解させる努力が必要だと思います。惟神会の教拡には一般人をうならせて入会させる決定的な武器が今迄何も無かったのです。
  かって定時委員会で小川顧問が、その辺の事を指摘されていた事を思い出します。
 あれから具体的に何も動いていません。そうこうしている内に惟神会の収入は数年間の内に年間80百万円から60百万円まで落ち込んでしまいました。本当に真剣に考えなくては大変な事態になります。いや、もうなっていると思います。

1) 教拡が進まない理由を考えると、極一般的には一般の人の多くが惟神会の内容を知らないことが第一ではないでしょうか。内容を知って(理解して)信仰しないなら少しあきらめもつきますが(あきらめてはいけませんが)

2)     多くの人に知らせる手段は広告とか宣伝があります。惟神会では普通は会員が会員外の人に話すことになるのでしょう。広告するのには費用がかかりすぎるでしょう。この前の会議で出た講演会や本を置いてもらうというのも一つの方法だと思います

3)     内容を知らせる、理解させるという点では、一般の人にも解り易い言葉を使う(惟神会の用語を少なめにする)といった工夫も必要でしょう。

4)     一つのすぐ実施できる案としてホームページ(HP)の充実はいかがでしょうか?

現在、一番安価で多くの人に知らせる可能性がある媒体です。

5)     今のHPも工夫され、だいぶ充実している気がします。ただ 会員以外を対象にしているかといえば不十分に見えます。

6)     第3回アンケートに惟神会の強みのテーマがありますが、「生きる道」、「死」、「死後の世界」、「葬儀」、「墓」「家族」、「神」、(勿論 「誕生」や「結婚」も)といったことに対し惟神会なりの解釈を、平易な言葉で(惟神会の言葉は少なく)乗せたらどうでしょうか。HPYahooGoogleの検索によって見られることが多いはずです。「御稜威」、「四魂具足」、「八意思兼大神」といった言葉で検索する人はチョット特殊でしょう。

  また 最近のテーマとして「無差別殺人」とか「DV(家庭内暴力)」といったことに対する惟神会なりの解釈をHPにのせたらいかがでしょうか。毎月の委員長講演等から選ぶことも考えられます。

 それらに対し、同じ意見があるという人はファンかもしれません。反対でもメール等で意見を言ってくる人もファン予備軍とも言えるでしょう。

 説明は短い要約のようなものをまず読ませ、詳細を別途(こちらは惟神会的にかも)といったHPの作成方法なども検討した方が良いと思います。