第1回アンケート結果のまとめ


平成20年5月12日
アイ・プロジェクト

 このたび初の試みとして「メールによる情報交換会」を行いました。委員中34名のメール登録者のうち、8割にあたる27名が参加いただきました。今回先ず我々が心強く思ったことは、回答をいただいた皆さんが惟神会の教拡について真剣に考えておられることです。この真剣な思いを続けていけばこれからかなり前進していくものと思います。

 質問1.では現委員長の教拡活動と、PT活動をどのように整合していくべきかについてお聞きしました。17名(63%)の方が、PT独自の教拡方法を考えるべきだ、とのご意見です。

 質問2.では、教拡効果目標を中長期的にみるか、3年といった短期に見るかをお聞きしました。17名(63%)の方が、短期で考えるべきだ、という回答ですが、これは、はやく実効をあげないと惟神会の先はますます危なくなる、という焦りの気持ちが強い現われだと思います。

質問3.では、自分の周りから教拡していくか、あるいは別の発想と別の方法で教拡を考えるべきかについてお聞きしました。16名(62%)の方が別の発想と方法で、と回答されています。「過去何度も、内部教拡だ外部教拡だと繰り返してきた」の意見のように、過去のやり方では限界があるのではという反省からでてきているのでしょう。

質問4.では、いわゆる「すそのを広げる」ことにたいしては、20名(87%)の人が、そうあるべきだ、というご意見です。人にいきなり氏神・祖霊奉斎を勧めて、はい入会しましょう、といった人は少ないでしょう。ではどうすれば「すそ野を広げる」ことができるのかは我々の今後の大きな課題です。

質問5.では、いわゆる「人のため、世のために活動する」ことが教拡の大前提である、にたいしては、20名(80%)の方が、そうだということです。人のため、世のためになろうと思って、一生懸命考え、行動することが、結果として教拡につながっていく、ということでしょう。


自分の意見を文章で述べていただいた方も多くおられました。
 
  総合的に見ると、今回多くの人が、これまでの教拡路線とは違った新たな発想を求めている、と言えるようです。

 
  過去何度も教拡の必要性が求められ、内部教拡だ外部教拡だと繰り返してきましたが 特に成果を得ていません。今後は過去の失敗に学び発想の転換が必要と考えます
  現在までの委員長の方針で具体的に効果が上がっていないのが現実です。従って、PTは具体的に衆智を集めて具体的に教拡方針を考え提案すべきであると考えます
  従来の教拡への取組みの棚卸。教拡活動はその時々の責任者の方が全力をあげて取り組んできました。何を行ない、その結果はどうだったのか。何が足りなかったのか、等。過去の失敗と成功および、時代・背景の変化を整理しておく必要があります。

焦りの気持ちが出ている人が多かったように思います。

  ここ数年で収入は80百万円から60百万円に激減しています。こうした現象は、既に多数の方々が指摘していた事です。資金がなくなってからでは動きが取れなくなります


どのような方法で教拡の輪を広げていくのか。

新しい発想を講ずべき

これ迄の経過を振り返ると、自分の周りから教拡するやり方はあまり実績がない。PTでは、別の発想を持ち込んで、他の方法を考えるべきだと思います。そのためには、まず惟神会員の心構えが一つになって、盤石の一枚岩の様相を呈する事だと思います。


現在、我々は何故動かないのでしょうか。教拡に何故もっと走り回らないのでしょうか。それは、自分の惟神会の教義や活動に自信と誇りがないからではないでしょうか。

惟神会の信仰に誇りをもち、一般の人にも遠慮なく日本人論と結び付け発信すべき

惟神会員と言えども人間の集まり。人の悩み、苦しみ、心配、不安、恐れ、などが薄れ人生に自身が持てるようになる事が信仰。
    「世のため人のためになる」活動こそ追及してゆく方針で、人情の分からない教えなど・・・・

宗教の目的は、人の悩みを和らげたり、或は、日本の道徳の荒廃を是正する事ではないでしょうか。惟神会の教義は、先ず神道ありき。正しい神道のあり方に主眼があるように思えます。そうでは無く、人の悩みを和らげたりする事が 世の為人の為になります。そこが抜けています
 大切な事は「人間としての内容を高める事」、「人の立場や人の気持ちを思いやる事」だと思います。

惟神会の特徴はなにでしょうか。外から見て惟神会の魅力はどこにあるのでしょうか。

四魂具足や祖先を大切にする、といった「生き方」を前面に出して、先ず惟神会の方を向く人、惟神会ファンを増やす(すそ野を広げる)べきだ

神道系の人とは、もっとフランクに話し合えることが裾野を広げ、会員予備軍を広げてゆくきっかけになります

日本の正しい神道を主張するなら、惟神会の本質は何かを問い質し、現代人が判る言葉と説明の努力が必要ではないでしょうか

惟神会の魅力の再発見とは。祖先の存在の尊さ、その認識の希薄さを啓蒙

10〜20年先を今考えても具体的な活動にはなりませんので、中期(5〜7年位、今回プロジェクトに参加されようとするメンバーがまだ元気でいる)のケーススタディーをいくつか行なって、今やることを具体化するのが基本的な手法でしょう。

以上