彼女がこの度、2週間の中国クルーズの旅を終えて、その道中の
出来事を「車いす介護旅行記」と題して発行された。母と共に
読ませて頂き感動した。
彼女のお母様は中度の認知症で、体重は75Kgとか、対する小柄な
選子さん。何をするにも重労働だったに違いない。が、お母様の様子や
自分の気持ち毎日の食事や下の世話、どんなときも同じ船に乗った
親切な方の手助けがあり、楽しく旅行が出来たと明るく楽しく綴っている。
何よりも母が楽しんでくれたのが嬉しいと・・・・

私の周りにも親や祖父母を介護している方は多い。みなそれぞれ立派
だとなと思う。
愛情いっぱいの選子さん・・・嬉しそうなお母さんの笑顔。
親孝行は周りにも笑顔を与えますね。選子さんお疲れ様。有難う。

フォーマルな場面では自分で縫った着物姿で、日本女性をアピール・・・
これもすばらしい!!と思わず拍手。
旅行記を書こうと思ったきっかけが「アストロラマ」たと聞いてさらに
嬉しくなりました。
2011年6月20日 発行
うっとうしい梅雨の中、心和ませてくれる色とりどりの
アジサイの花。雨がもっとも似合う花ですね。
東日本大震災から3ヶ月余り、世間的には少し
元気が出てきたように思われますが、被災地では
まだまだ復興には程遠い惨状が続いています。
仮設住宅も足りない、義援金も届かないという悲惨
な声を聞いても何も出来ないのがもどかしい。
的外れな政府に腹立たしい思いが募るばかりのこの頃です。
その後、皆様にはお変わりございませんでしょうか?

私の方、おしゃれパーティで知り合った西本様のご紹介で
近畿愛媛県人会の副会長をされている松本令子さまにお会いし、
是非、県人会に入会をということで早速入れていただき、6月の総会、
懇親会に参加させて頂きました。
300名位の参加者の中、同じ西予市出身の方も沢山いらっしゃいました。
中でも、同じ高校(県立宇和高等学校)出身の方とは、年代は違っても、
話がはずみました。

年配の方は、母や母の実家のこともよくご存知で、また、母にも会ってもらえる
機会をつくりたいものと思いました。

愛媛県知事にもお会いし、名刺交換させていただきましたところ、早速に
お葉書をいただき、感激した次第です。
愛ある愛媛をふるさとにもったことに改めて感謝の一日でした。
ポンジュースでおなじみのまじめな愛媛。松山から始まるドラマ「坂の上の雲」
は今年12月から第三部が始まり、来年には宇和島市を中心に
「えひめ南予いやし博2012」が開催されるという。

これは余談ですが、娘に「坂の上の雲」知ってる?って聞くと、
「崖の上のポニョしか知らん」といわれて大笑い。娘にとってのふるさとはここ、
奈良県生駒市ですものね。

もう一つ余談ですが、近畿愛媛県人会の事務局長をされている
井門照和さま。今治出身だそうで、ここで思い出したのが同じ
みどり館コンパニオン仲間の井門ひろこさん(?)。
で、聞いてみたところ、「井門弘子は私の姉です。」って。
驚きました。でも、同じひろこさんでも、確か「宏子」さんだったような気が
するのですが、私の記憶も定かでないので、これは未だ謎なわけですが、
御姉弟だとすると、何たる不思議なご縁ってことですね。


世界に誇る先人の知恵」と題して、平岡神社宮司様のお話を聞いた。
ポーランドのワルシャワ大学では、「日本学科」というのがあるそうな。
日本文化を勉強すると必ず神道がでる。
神道を深めるには神話を知る必要がある・・・こんな導入でなにやら
面白そうとメモを取りながら話に引き込まれた。
日本語にはそれぞれに意味があるという。神輿(みこし)とか禊(みそぎ)、
産湯(生まれた時)、湯灌(死んだ時)、祝詞(のりと)、彦(男)、姫(女)など・・・
太陽、日、土、水、草や木に対して、人智では計り知れない不思議な
力を感じてそれらをカミと表現し、畏敬の念を持っていた・・・・

このあたりまで聞いて、子供の頃を思い出していた。
ほんの50年前、私は水道もガスもない田舎の村で過ごしていた。
無いのが当たり前だったから、そう不便にも思わなかった。森の中には
カミ様がいると思っていた。宮崎駿の世界「もののけ姫」や「トトロ」のように・・・

それが、洗濯機ができ、冷蔵庫ができ、掃除機ができ・・・と、どんどん
便利なものが作られるようになって、洗濯板も井戸もほうきも不要のものと
なってしまった。カミ様にお願いしなくてもすべて電気で動く・・・ようになった。
結果、あまりカミ様に感謝をしなくなったとか。

自然の中で自然に添って育った子供の頃が、今思えば宝物のように思える。
今は夜だか昼だか分からないくらいの明るさの中、夏も冬も快適温度で
過ごし、スイッチ一つで何でも出来る便利さに慣れ、それが当たり前と
なって停電にでもなると、生活も壊れそうな危うさの中にいる。
そんな時に起きた今回の地震、津波、原発事故。豊かな物を追いかける
今の生き方を考え直す時期ではなかろうかというお話はホントに共感できた。

今回の大災害は、こんなことを考えさせられたように思う。
あまりにも、物質的な豊かさ、便利さを求め過ぎて、大事な心、自然を
敬う心、有ることに感謝する心を取り戻しなさいとの警告・・・なのでは
なかろうかと。
原子力発電も少し考えを改めなさいと・・・思うのは私だけでしょうか?

あらゆる物に対して敬う心、感謝の心を捧げてきた祖先の知恵を学ぶ
時が来ているのではないでしょうかと結ばれた講演でした。

無くなられた方々のご冥福と被災地の一日も早い復興をお祈りします。
                                     合掌
昔、お習字を習っていたという母に百人一首
を書いてみたら?と提案。
それから、筆や半紙を買ってきて毎日せっせと
書いている。全部書けたところで、和紙で表紙
をつけ、写真のような本に綴ってあげた。
まあ、立派な本が出来たととても喜んで、サロンに来る方にいつも見てもらっている。
喜んでいただいて、なお母の楽しみにもなり、欲しいと
いう方には差し上げている。
今年は、節電ブーム(?)に乗っかって、グリーンカーテン
を作るんやと、早々にゴーヤや、キューリ、朝顔を植え、毎日
それらの世話にも余念がない。
こまめな世話のお蔭かぐんぐん伸びてキューリはもう何本か
食卓に乗った。
若い頃、農家だったけど、畑仕事は
大嫌いだった。野菜作りがこんなに
楽しいとは・・・年のせいかなあ
なんていいながら元気に過ごして
いる。
40数年前に愛媛県から大阪に引越して来た時にお世話になった
「藤田操」さん。このところ腰を痛めて横になる生活が続いて
いるとか・・・
時間があるのか、毎日のようにお手紙が届き、お互いが手紙
でのおしゃべり。ポストを見るのが楽しみになり、分厚い封書
になにが書いてあるのかなあと、ワクワクドキドキ・・・
あの瞬間は現在のメールにはない味わいだなあと思う。

お互いの身を案じながらの手紙のやり取りは見ていて微笑まし
い限り。
こんな友が居る事が幸せ。共に80代の文通には何が書いて
あるのやら・・・思ったことをまとめて文章にすることは
頭の体操にもなるだろう。長く続いて欲しい母たちの友情。
そしてお二人の健康を心から願っています。

それからもう一人のお友達は、小学校の同級生「きみちゃん」
お互い、まだ動ける二人は月に一度はデート(?)。
会っておしゃべりを楽しんでいる。
こちらも喫茶店をはしごしてお昼から夕方まで。一体何を
おしゃべりするのやら?
子供の頃から90歳近い現在までのお互いの人生はいくら
語っても語りつくせないのだろう。
こうしていろんなことを楽しんでいる母です。
いつまでも元気ですごせますように。
藤田さん、きみちゃん(これしかしらなくて)
突然にお名前載せてごめんなさい。
母が幸せに暮らせるのも皆様のお蔭と感謝して
います。有難うございます。
これからもよろしくお願いします。
シャンデールのお客様である辻本選子さん。
以前経営されていた喫茶店で何度か
お琴の演奏をさせていただいたり・・。得意な
洋裁で手作りのお洋服をいただいたり・・
何かとお世話になっている素敵な女性です。