発行者 桑原由紀子     TEL 0743-72-3081  2011.1.2
E-mail : k-yuki@kcn.ne.jp URL http://www1kcn.ne.jp/~k-yuki/
新年明けましておめでとうございます。皆様からの賀状、有難うございました。例年のごとく、アストロラマにて、新年のご挨拶をさせていただきます。皆様には、お変わりもなく、お健やかに新年を迎えられた事と思います。我が家も四世代がそれぞれに、元気に一つ年を重ね。また新らしい一歩を歩み始めました。今年は孫のすずかちゃんがぴっかぴかの一年生に・・一つの節目となる年でもあります。
民主党内のいざこざにもううんざりする日々。歌舞伎界の御曹司、市川海老蔵暴行事件のニュース。中国船衝突のビデオ流出やら、ツイッターのつぶやきが大ニュースになったり・・・・          我々、庶民の毎日の暮らしにはどうでもよい事を、マスコミはこれでもかと騒ぎ立てているように思います。
直接的には年金をかけた時期がもれてる期間があり、調べなおしを依頼していたところ、こちらは丁寧な返答が返ってきました。当たり前なことだけれど嬉しかったです。
万博が終わって41年。「アストロラマ」を始めて30年あまり・・・・
いろんな事を乗り越えて、元気に新年を迎えられたことに改めて感謝です。
年末恒例の、NHK紅白歌合戦を見ました。今年は家族の絆とか人の繋がりを強く感じた。
沖縄出身のグループによる、おばあの話から生まれたという「時をこえ」や、植村花菜の「トイレの神様」・・・ウチにも同じ年代を生き抜いた88歳のおばあちゃんがいる。
私には母だけど、娘や孫にとっては「おばあちゃん」「ひいおばあちゃん」になる。
日々、一緒に暮らす中で、こういう歌詞の中の言葉は共感することばかり・・・・
私自身はおじいちゃんおばあちゃんと一緒に暮らした思い出はほとんど無い。が子供の頃、お正月だ、
お祭だと言っては母方のおばあちゃんちに行ってた。男の孫が多い中、末娘の女の孫ということでとても
可愛がってもらったように思う。
今、娘や孫にとって私の母と一緒に暮らす毎日・・・私はなんて恵まれた環境だろうと思うが、当の娘たちにとってはどうなんだろう・・・居ることが当たり前の生活、おばあちゃんの智恵を知らず知らずに受け継いでいるように思う。母と暮らして1年が過ぎ、改めて居る事の偉大さを実感しているお正月でした。
2010年も終わりに近づいた12月13日夕方、暗くなった駐車場で車に戻る際、車止めにつまづいて転び、左手首を骨折するという怪我を負った。生まれて始めての大怪我です。
転んで骨折なんて年やなあって悲しくなる。
いつにも増して、仕事も忙しく、連日スケジュールはびっしり詰まっていたのに、この怪我ではどうすることもできず、あちこちキャンセルとお詫びの電話。夜のことでもあり、翌14日に入院、手術をすることに・・・。我ながら何でこんな忙しい時にと情けなく思った。が、幸いにも、友人、家族に支えられて左手が不自由にも関わらず、何も困ったことは起きなかった。仕事を休んでも食べる心配もなく、手が動かなくても、母や、娘、孫までが私の手の代わりをしてくれた。
入院はわずか3日だったが、自宅に帰っても家族に囲まれてほんとに有りがたかった。
以前、一人暮らしの時は風邪をひいただけでも心細く、寂しく、悲しくて涙が出たけど、
今回はそんな気持ちはまったく無い!
10日くらいして、抜糸してからはリハビリを兼ねて恐々、お琴も弾いてみた。押さえるのに力を入れるとまだ痛い。尺八は?うん、指は動くのでこちらは楽に吹ける。
毎日お琴に触っているが、日に日に痛みも軽くなっている。
左手だったのが不幸中の幸いだと思う。長い人生の中で、
左手が動かない時期ってほんの一瞬みたいなもんだろう。
しばらく休んでまた動けるようになる・・・そんなことから、感謝
を思い出させてくれる。元気ってありがたい。
痛いところが無いってありがたい。
心配してくれる家族がいる、友達がいる、
仲間がいるってありがたい。
みんなありがとう。手術をしてくれた先生ありがとう。
同室だった皆様ありがとう。
先日、テレビで99歳のアマチュア詩人、柴田トヨさんのことを知った。
トヨさんの詩集で「くじけないで」が全国で爆発的な人気になっているとか・・・
テレビで初めて知ったくらいだから、まだ詩集はみていないが、紹介された詩は、
どれも元気をもらえるものだった。何気ない、つぶやき みたいなものだけど、
やはり体験から出る言葉は心に響く。

病院に行くと、先生は「おばあちゃん、今日は何曜日?」とか、「時計を書いてみて」
とかおばあちゃん扱いをする・・・「柴田さん、西条八十の詩はすきですか?」とか
「管政権はどう思う?」なんて聞いてくれたらいいのに・・・みたいな詩もあったけど・・・・

ほんとにウチの母でも、毎朝新聞を隅から隅までじっくり読んで、テレビでもニュース
番組をしっかり見て何でもよく知っている。なのに、病院に行くと、「今日は何曜日?」
医者ははじめから認知症と決め付けないで、もっと人生の先輩とじっくり語りあって
欲しいものです。
ある友人から毎日メールが届く。内容は「強運を科学する」
という、千葉修司さんの言葉を転送してくるもの。
で、昨年、毎日の言葉を本にして、欲しい方に差し上げる
と、言うことだったので、早速申し込んだ。
人は何のために生まれてきたの?・・・幸せになるため
どうしたら幸せになれるのか?・・・強運になること
どうしたら強運になれうのか?・・・心を美しく磨く
どうやって磨く?などなど、幸せに生きるための知恵が
いろいろと書かれている。
長い人生、山有り谷ありで、落ち込むことも多いけれど、考え方次第でショックも少なくなる
出来ないことを嘆くより、出来ることを喜ぶほうが良いに決まっている。がなかなか
理屈ではわかっていてもできないことが多い。
でも、毎日そんな言葉を読んでいると自然に考え方もポジティブになるから不思議。
歌でも、詩集でも、言葉の力は偉大だと思う。
毎日読んでいると自然に脳にインプットされるのだろう・・・心を磨いて幸せに生きよう。
こんなことを考えていたら、年末にお会いした書道家の先生から
「ことばは命」という、小さな本が届きました。活字で見るよりも、踊るような
流れるような筆の文字から・・・・また沢山の元気・勇気をいただきました。
どちらも手元において毎日広げたい本です。有難うございました。