121号

今年も残り少なくなってまいりましたが、

皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思います。

私こと、前号でも書かせていただいたとおり、今年１月に、

実父、兵頭静馬が89歳にて永眠致しましたので、

年末年始のご挨拶を遠慮させていただきます。

「英会話生徒募集」の記事を見て、子連れで英会話を習いに行ったことから。

その後、私の病気や、月謝が払えなくなったことやらで、中断したものの、

同じ市内に住んでいることもあり、交流は続いた。５人の子持ちだった彼は

子育ての悩みにも暖かいアドバイスをくれたり、母子家庭の私たちを父親のよ

うにやさしく見守ってくれた。

また、ウチに外国の方たちをステイさせていた頃も、英語力が不十分な私に代わって交渉なども助けてくれた。

アメリカの紳士らしく、レディファーストは徹底していたし、どんな人にも

親切だった。日本が大好きで長年、単身日本で暮らしていた。

　小さな肺癌がみつかり、８月に入院手術して、そのまま病院から出ることなく２ヶ月後に逝ってしまった。

本人も想定外のことだったことと思う。アメリカから急遽かけつけた、奥様と娘さんはただ、驚くやら戸惑うことばかり・・・だった。

教会で行われた彼の葬儀は、彼が長年日本に住んで親しくなった友人が

集まって、讃美歌と彼のための祈りの中、行われた。

　自立した生き方、考え方、いろいろ学ぶことの多い、人生の先輩だった。

彼の周りの多くの友達も残してくれたし、奥様や、娘さん（アニーちゃん、

テレサさん）との交流も残してくれた。

今年は、父を２人失ったような・・・寂しさが増してきます。

これからは父と共に天から見守ってくれることでしょう。　　　　　　　合掌

新聞が出た後は、あちこちから電話が来たという。喪が明ければ、兄の所に

引越し、また新たな生活が始まる。いくつになってもおしゃれでいたいという

母はシャンデールが大好き。しっかり私の仕事も手伝ってくれる有難い存在で

す。