ということで、みどり館はじめ他のパビリオン勤務だった皆さま、もし当時の制服を
お持ちでしたら、ご協力宜しくお願い致します。連絡は 
090-9004-3223 水中レストランさん
(本名:白井達郎)まで
お願いします。

では、ここから奥野さまの原稿より・・・

アストロラマ以後
【イベント】
万博後は、地方のイベント(一ヶ月程度)で10m位のエアードームを利用してドーム映像を広めていきました。
(画角150度の魚眼レンズを使用した映写機1台の方式、
当然、映像にはつなぎ目がなくその点ではアストロラマより見やすい。
反面35mmフィルムを使用しているので画質は劣る。)
【神戸博】
1980年の神戸博で、神鋼ポートラマ館に納め、それなりに人気がありました。
これはドームを垂直に立て、観客は1.2.3階から見る方式でした。同じ映像を見ているのに
受ける印象は各階でまったく異なるものでした。
【科学万博】
1985年の筑波科学万博で、ハートピア館(第一勧銀を中心としたグループ)に70mm10Pの映写機1台に画角150度の
魚眼レンズを組み合わせた方式で納めました。
スクリーンはドームの上下逆さまにし、観客は自分の足元を見る奇抜な方式でした。
(10PのPはパーホレーションでフィルムの両サイドの穴のことです。)
当然つなぎ目はありません。
床全体をガラス張りにしたかったのですが、日本の消防法や建築基準法で、許可されないとのことでした。
それでも何とか足元を覗けるような構造にし、あたかも鳥が空から見るような映像ということで「バーズアイビジョン」と名づけました。
【瀬戸大橋架橋記念博】
1988年の瀬戸大橋架橋記念博で、坂出側の橋近くの瀬戸大橋記念館に35mm8Pの傾斜ドーム方式を
納めました。
博覧会後も常設館として残っています。
【花博】
1990年の花博では、フローラドームに70mm10Pの傾斜ドーム方式を納めました。
(私の関わった作品の中で最も気に入っているものです。ラストシーンでの意外な展開と、当時としては実験的だったCG映像との合成が強く印象に残っています
【近畿圏の常設館】
イベント以外では、プラネタリウムとの併設館として近畿圏では
富田林市すばるホール(TEL0721-25-0222)に70mm10P傾斜ドーム方式があります。
また五藤光学以外のメーカーによる傾斜ドーム方式の映像として、大阪市立科学館に70mm15Pがあります。オムにマックスですが立体ではありません。
暑さにも負けず元気に頑張っているYukiより、いろんな出会いを載せて116号をお届けします。
皆さまのご健康を心よりお祈りしながら・・・