発行者:桑原由紀子 

E-mail: k-yuki@kcn.ne.jp URL: http://www1.kcn.ne.jp/~k-yuki/  2001.11.1


前号を出してから半年近く、皆さまにはお変わりないでしょうか?ぼちぼち113号を出さなくちゃと思った矢先に飛び込んできたニュースはあまりにも突然で悲しい知らせでした。
このアストロラマにも度々登場していただいた、杉原美保子さん急逝の第一報は青木千里さんからでした。久し振りに千里さんの声を聞いて、はしゃいだものの次の瞬間に「えっ?」って言ったっきり自分の耳を疑ったほどでした。私の中には何年か前に奈良の岩船寺や浄瑠璃寺を歩いた美保さん、また、甘樫丘、石舞台などのある飛鳥を歩いた美保さん。いつもいつもこぼれんばかりの笑顔で、次から次と楽しいお話を聞かせてくださったあの美保さんの元気なお顔ばかりが浮かんできました。
離れていてもいつも、アストロラマをそして私自身を応援してくださり、元気なエネルギーを送りつづけてくださった美保さんだったのに、あまりにも急なことで今だ信じられない思いです。
日本に、世界にたくさんのお友達がいらした美保さん。すべての方を驚かせて、(ご自身も驚かれてるかも)、一足先に逝ってしまわれたのですね。光の国へ。
いつも私達の一歩も二歩も先を歩かれていた美保さんのことだから、そちらにいかれてもまた、私達の道をつけてくださることでしょう。
飯田史彦著の「生きがいの本質」では、美保さんは別の世界にいかれただけ。やがて私達もまた行けば会えるとか。
きっとまた、一杯お友達を作って待っていて下さることでしょう。美保さんが残して下さったお友達。思い出。生き方。またいつか、みんなで美保さんのこと語りあえたらいいなと思います。そのときは美保さんの代理で硬さん、参加してくださいね。
どうぞお力落としのないように。
美保さん、どうぞ安らかに。
合掌
9月11日、アメリカを襲ったあの悪夢のような同時多発テロ事件。どうしてあんなむごいことができるのかと悲しくなりますね。
あれ以来、毎日のニュースを見るのが辛いです。いったい世界はどうなっていくのでしょうか。いまはアフガニスタンのあの子供達の映像・・・炭そ菌の恐怖・・・
何とか解決の方法はないものでしょうか。人の命が虫けらのようになくなっていくのを見るのはホントに辛いです。
じわじわとなにか恐ろしいものが近づいてくるような恐怖があります。景気は悪くなる一方、戦いはいつ終わるかもわからない。狂牛病の心配。
世の中暗いことばかりですね。明るい話題がほしいこの頃です。
岩間昭子
岩間先生、いつも応援有難うございます。
単純な私はこんなに誉めていただくと嬉しくて嬉しくて、許可もなしにこうして載せてしまいました。先生の一言一言でどんなに元気をいただけるか、もうホントに有難く思っています。
ところで、長い間お勤め、お疲れ様でした。いつも子供達に囲まれていた暮らしから離れて少しお寂しいのではと思います。でも今度は成長した子供達をみる楽しみがありますね。お近くですし、またゆっくりお会いしましょう。

会計報告
平成13年
摘要 収入 支出 残高
5 5 繰越     ▲ 13,840
5 5 コピー代   2,800 ▲ 16,640
5 5 送料   10,480 ▲ 27,120
5 10 カンパ 3,000   ▲ 24,120
5 10 カンパ 3,000   ▲ 19,120
5 23 カンパ 3,000   ▲ 16,120
いつも、カンパを有難うございます。

いま勤めている慈恵クリニックの待合室には、大きな本棚がありぎっしり本が詰まっています。患者さんに貸し出したり、待ち時間に読んだり。
ガンに関するもの・気功・食べ物・水に関するもの地球環境に関するものなど様々な本があります。
そんな中で、特に印象に残ったのが、エリザベス・キューブラー・ロス著の「人生は廻る輪のように」と「ダギーへの手紙」です。
「人生は廻る輪のように」は上野圭一・訳でそのあとがきに・・・
「本書はキューブラー・ロスという、類まれな女性が20世紀を生きた、稀有な愛とたたかいの記録である。すなわち、臓器移植、遺伝子治療、肉体の再生をもくろむ死体や脳の冷凍保存など、ひたすら「神への挑戦」に邁進する「人間の傲慢と愚劣の極み」とたたかいつづけた闘士の記録であり、侵略戦争、ナチズム、偏見、差別による犠牲者に身を挺して援助の手をさしのべた国際的ボランティアの記録であり、超一流の精神科医の臨床記録であり、科学技術と物質文明の時代から霊性の時代への移行期に生きた科学者の観察記録であり、神秘家の修行の記録である。」
と書かれている。とても深い愛を感じた一冊でした。
「ダギーへの手紙」はがんに冒され、死に直面した少年の「いのちって何?死ぬってどういうこと?」という質問に、エリザベス・キューブラー博士がお返事を書きました。
少年に生きる勇気を与えた「いのち」のお話。アグネス・チャンさんの訳でした。
ホリスティック医学シンポジューム
「ホリスティック医学シンポジウム」が大阪で開催され、初めて行ってきました。
この「ホリスティック医療」という言葉を知ったのも、慈恵クリニックの山田院長に会ってからでした。人間の病気を、体の一部悪くなった部分だけをみるのではなく、その人全体を見て行く医療ということで、人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和に基づく包括的、全体的な健康観に立脚する。生命が本来自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本としています。患者さんの考え方、生き方などすべての面から自然治癒力を引き出し直していこうという考えです。
当日は私が感動した本「人生は廻る・・・」の訳者、上野圭一さんのお話や、生きてるのが不思議なくらいのガンと闘いぬいた柳原和子さんのお話、現在ホスピスで仕事をされている山崎章郎さんのお話、日本ホリスティック医学協会会長、帯津良一さんのお話など、どれも興味深い話が続きました。
特に、柳原さんのお話は、患者が求める医療と現実のギャップの大きさや、出会う医師によっては助かったりそうでなかったり・・・
患者はまな板の鯉になり勝ちだけど、モット賢くなっていかなくちゃっということを、ご自分の体験を通してのお話だけに説得力大でした。
まだまだ、伝統的な医療の世界では変わり者扱いされているホリスティック医療のようですが、この世界を知ることができて感謝です。自分で作った病気は自分で治せるそうです。まずは病気にならないようにしなくちゃ。

************  では皆さまお元気で。次号をおたのしみに!!  *****************

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