アストロラマ No.108 2000年1月5日発行
あけましておめでとうございます。 世界中がドキドキしながら迎えた2,000年、文字通り不安と期待で明けたわけですが、皆様にとってはどんな新年になるのでしょうか? いつもながら皆様からの賀状、有難うございました。今年開かれる「30周年記念同窓会」が楽しみって方、新たにメール交換ができるようになった方、いつもアストロラマが楽しみって言ってくださる方。皆様の一言一言に励まされて今年も頑張るぞって気持ちになります。本年もどうぞよろしくお願い致します。 私の近況
前号で会社があぶないって書きましたが、予想通り(?)11月末で会社勧奨による退職を余儀なくされプータローの身になった1999年の年末。母子家庭の我が家にとって恐怖にも似た不安感に襲われました。若い方でも職がない昨今、ハローワークに行っても 「もうその年では、皿洗いか掃除夫くらいしかないですね」って言われて目の前真っ暗。頭もクラクラ。めったに落ち込まない私も参ったって感じ。 でも気を取り直して、こんなときに腐っていても仕方がないと、友人集めて退職パーティー。どんなときでも私達親子を心配してくれる友人達がいてくれることは、本当に有難く力強い。みんな自分のことのように、私の仕事を心配してくれた。 そんな友人の紹介のお陰で次の職場も無事見つかった。 年齢的なこともあり、彼女の口添えがなければ、とても就職は決まらなかったことでしょう。今までの会社で覚えたコンピューターも活かせる職場で又、新しい方達とのご縁をいただけたことを、本当に有難く感謝感謝です。 「元気とやる気があれば年齢なんて問題ないよ」って言われる会社で、2000年の幕開けから精一杯頑張るつもりです。新しい職場は「株式会社笙嘉」って言います。私のHPのお友だちリンクページから見に行けますので,興味ある方はどうぞいらっしゃいませ。
谷垣千鶴 琴・十七絃リサイタル
昨年暮れも押し迫った12月23日に、「邦楽アンサンブル彩」のメンバーである谷垣千鶴さんが上記タイトルのリサイタルを開催しました。彼女は大きな病気を克服し、細い体のどこにそんなエネルギーがあるのかと思うほどの頑張りで見事に大輪の花を咲かせたリサイタルでした。 彼女の為に創られたファンタスティックな舞台は同じ邦楽仲間による手作りの舞台。 私達が「彩」を結成した頃はまだ幼稚園児だったそれぞれの子供たちも、今では立派に裏方を務めてくれるようになりました。 ふつう、大きな舞台では、プロの琴屋さんに舞台設定や、楽器の入れ替えなどをお願いするのですが、今回は邦楽仲間と大きくなった子供たちで、これらの仕事をこなし、見事なまでのチームワークでプログラムも時間どおりに進み、そんな暖かい気持ちの集まりが客席の皆様にも伝わるようなすばらしいコンサートでした。 もちろん質の高い演奏で客席を酔わせたことは言うまでもありません。 私にとっては、最悪の時期に重なったコンサートでしたが、千鶴さんのやさしくて厳しい励ましのお陰で無事に演奏のお手伝いを終え、一緒に成功を喜ぶことが出来ました。 千鶴さんおめでとう。千鶴さんありがとう。 一緒にお手伝い出演した邦楽仲間である西崎悠山さんがムーブのHPを立ち上げました。 私のお友だちリンクのページで紹介しておりますので、ぜひ見てやって下さい。
岩間昭子さん、おめでとうございます。
アストロ仲間にうれしいビッグニュースです。 以前、100号でご紹介した、あすか野保育園の園長先生、岩間昭子さんが昨年の秋の叙勲で、勲六等瑞宝章を受章されました。 保母さん歴38年、子供が大好きだそうで、笑顔の素敵な先生です。同じ生駒市民、お住まいもすぐ近く、そして何よりもこのアストロラマの読者の中にこんなすばらしい方がいらっしゃること・・・とても嬉しく思いました。 先生おめでとうございます。そして、いつもアストロラマを応援してくださって有難うございます。いつまでもお元気で、お友だちといっては恐れ多いのですが、アストロ仲間でいてくださいね。今後とも人生の先輩としてご指導のほど、よろしくお願い致します。
つれづれに思うこと
万博が終わって30年。アストロラマ(初めの名は“お茶の間だより”でしたね。)を出し始めて、20年あまりが過ぎてしまいました。年齢だけは誰のうえにも平等に重ねられるわけで、それぞれ人生の折り返し点を過ぎたところでしょうか。 そして平等とは言えないながらも、山あり谷ありの人生も同じ年月歩んできたことでしょう。20歳で、万博に参加させていただいた私にとっての人生は、まさに万博抜きでは語れないものになっていました。というのも、万博がご縁で繋がった皆様にこうしてお便りを出していることが私の人生のほとんどと言えるからです。 振り返ってみれば、高校を卒業して高島屋に入社した時点でこのシナリオがはじまったのかも知れません。まだ田舎なまりも抜けきらないときに、万博会場への派遣のお話をいただき、みどり館勤務に。そこで、32社からそれぞれ派遣されていた皆様にお会いできたわけですね。そして、万博同窓会のお陰で、みどり館以外の国内、外国パビリオンで活躍されていた皆様との繋がりができ、そんな方達を通して次々と新しい出会いが生まれて,新しいドラマへと展開していったように思います。数々の出会いも別れもシナリオの中ではもう決まっていたことなのかも知れません。その時その時は悩んだり、泣いたりしてきたのだろうが、すべては自分で決めてきたこと、今は大きな後悔をすることもなく、これが私の人生なんだとすんなり受け入れている。人並みにいろんな体験をして、まんざら捨てたものでもないなと・・・ かといってこれであきらめているわけではありません。これから先のシナリオはどんな展開になるやら、誰にもわからないことですが、ある程度は自分で作っていける自信のようなものも出来たようです。元気でさえいれば人生何とかなる。なるようになるものだと。 それと、つくづく思うことは人は一人じゃ生きていけないってこと。私はいろいろな壁にあたるたびに本当に親をはじめ回りの方達のお陰で立ち直ってきたように思います。 親はただ、黙って見ていてくれるだけで有難くて力強いものです。私達の年齢になれば親を亡くした方も多いことと思いますが,それだけでも両親揃って元気でいてくれることは何にもまして有難いことでしょう。 「感謝することを忘れないように。やる気をなくさないように。」 こんなことをモットーに頑張ります。 いつか、老いも若きも集まって楽器をならしたり、歌ったり喋ったり、笑ったり、食べたり・・・そんな『にぎやかホーム』を創りたいな。 ということで今後とも「私」と「アストロラマ」を末永く見守って下さいますようよろしくお願い致します。 由紀子 会計報告
皆様,いつも暖かいカンパを有難うございます。 昨年会社を訪ねて下さったTさん有難うございます。 最近アストロラマに仲間入りして下さったTさん、有難うございます。 いつも、やさしいお便りとともにカンパを同封してくださるNさん有難うございます。 いつも皆様のところに送っているピンクの封筒ですが、これもアストロラマ読者であるIさんにお願いして、1000枚単位で印刷していただいているのですが、この度は、赤字つづきだったせいか、そっくりプレゼントしていただきました。Iさん、どうも有難うございました。Iさんとのお付き合いももう、ずいぶん長くなります。弟のお友だちということでお付き合いがはじまり、家族ぐるみでマージャンやったり、スキーだ、釣りだって遊びに行ったり。いつの頃からか,アストロラマも送らせていただくようになり、今にいたっています。結婚は私よりも後だったのですが,二人のお子様はもう、社会人と大学生。 ということで、アストロ仲間はみんな自慢したい方達ばかりです。Iさん、今後ともどうぞよろしくお願いします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ お正月休み、子供は実家に行き、ベンとナミはイギリスへ行き,一人残されて108号が出来ました。 いよいよ2000年の始まり。少しでも明るい社会になればいいなと願わずにはいられません。我が家は2月には分割入試があり、その結果もわかることでしょう。元旦に合格祈願に行き、神頼みを済ませて安心しきっている子供に、言いたくもない「勉強しなさい」を 言っている私がいます。皆々さまにとっても、よき年のはじまりでありますように、ますます張り切っているゆっこより、愛を込めて,108号を送ります。 本年もどうぞよろしく。 次号をおたのしみに!!
|