アストロラマ  NO.107 19991020日発行

ながく続いた残暑も過ぎ,一気に、朝晩肌寒さを感じる「秋」となりました。
6 月頃、自分達で種を蒔いた富雄川沿いのコスモスが美しく風にゆれています。

東海村の臨界事故、大手銀行の合併、リストラ。あまり嬉しくないニュースばかりですね。私の勤務先の状況も随分きびしいものになってきています。

生活の不安,先行きの不安はふくれる一方。

元気を出さなくちゃ…とにかく、今日一日、笑って過ごせれば…そんな綱渡りみたいな生活が続いております。くずれそうになる自分を励ますつもりで 107号を書いていますちょうど1年前も同じ日に発行しているなって思いながら。

       日本万国博覧会30周年記念同窓会

 万博から 30年にあたる来年5月に上記の同窓会が開かれるという、ニュースをいただきました。10月16日その準備のための第1回幹事会があり、みどり館からは、末松さんと浅井さんが出席してくださいました。

総指揮を取ってくださる神谷さん、いつも有難うございます。末松さん,浅井さんお疲れさまでした。私のほう、お役に立てなくてごめんなさい。

 当日には、何とか明るい顔して出席できる事を願っております。

 

  30年といえば、このアストロラマにもときどき登場する私の母が、930日で28年勤めた浅沼組をめでたく退社しました。

 万博の頃は四国から上阪して、アパート暮らしをしながら会場に通っていた私を助けてくれましたが、ちょうど、万博が終わった頃、四国の家を処分して、大阪に引っ越して来ました。その後縁あって、淺沼組に入れていただき、新しい土地で新築されたマンションの管理人としての人生が始まったわけです。今の私より、少し若い頃のことですが、住みなれた田舎を離れて都会暮らしを始める事は,かなりの勇気が要った事と思います。今になれば、思いきって大阪にきて良かったと言っておりますが。

 四国弁はなかなか直らないようですが、もうすっかり大阪人です。

この長い間には、きっと、本が二,三冊書けるほどの思い出がつまっている事でしょう。田舎者で面倒見のよい母のことを、マンションの住人はみんな、おふくろさん代わりに慕っていました。夫婦喧嘩の仲裁にはいったり、母子家庭の子供の面倒をみたり、

会社の宿舎にもなっていたので、社長のお世話や出張してきた社員の世話をしたり、

ま、実の娘がいうのも変ですが,あんな管理人さんのいるマンションにいる方はラッキーだなって思うほどでした。

 定年をとうに過ぎてもずっと会社において下さって、お陰で年齢よりも随分若く見える母です。これからは体に気をつけて、多いに自分の人生を楽しんで欲しいものです。

 長いあいだ、お疲れ様でした。そして、一時は父も私もお世話になった浅沼組さま有難うございました

関西ヒーリング研究所

 

 こんな研究所を作ろうと現在、ロイヤル乗馬ヒーリングセンターと(株)サンワードで企画を練っています。

 乗馬ヒーリングは前号でも紹介した、ロイヤル乗馬クラブの植田まゆみさんが力を注がれている新しい分野です。

 その一環として、アメリカから戻ってきた平桃子ちゃんの報告会があり、聞きに行ってきました。アストロラマの古い読者は覚えていらっしゃるかも知れませんね。平桃子ちゃんは、私の友人、平真知子さんのお嬢さんで、中学生の頃、スイス楽園村に参加してその感想文を書いてくれた事がありました。( 80号に掲載)その子が今は女子大生、素敵なレディに成長しました。大学で馬術部に入った彼女は、沙代子の行っている乗馬クラブにも興味をもち、クラブへ案内。そこでまゆみさんに出会い、まゆみさんの研究に興味をもち、現在はその道をまっしぐらと言った所です。

で、その彼女がこの夏休み1ヶ月間をアメリカ・ニューヨークにある、グリーンチムニーズで過ごし、その体験レポートの発表があったわけです。グリーンチムニーズは、虐待や、ドラッグなど様々な原因で小さな心に大きな傷を持った子供たちの心を癒し、生命力を取り戻そうと作られた施設だそうです。そこでは、農場もあり、たくさんの種類の動物を飼い、経験豊かな医師や教師、カウンセラーとともに、一人一人に合わせたプログラムが組まれているそうです。日本でもこのところ、親による子供の虐待など、恐ろしいニュースに耳をふさぎたくなりますね。

 ビデオを見たり、写真を見たり、実際に暮らしを共にした桃子ちゃんの言葉はかなり、説得力があり、この日本でも変わり行く社会環境に巻き込まれて悲鳴をあげている子供達に気付ける大人を増やさなくてはという、思いがしました。が、そういう大人も傷つき疲れ果てている昨今、救いは動物の温もりや裏切る事のない愛情に求められているのかも知れませんね。医療、教育、食の三つの柱を基に、勉強会を重ね、昔あった当たり前の暮らしを取り戻そう・もっと自然回帰をしようと仲間を増やしているところです。

 

会計報告

 

摘要

収入

支出

残高

20

繰越

 

 

9,698

 

 

コピー代

 

2,800

6,898

 

 

送料

 

11,200

4,302

 

最近読んだ本 愛の黙示録母よ、そして我が子らへ<原題>

(発行所=映画「愛の黙示録」を世界におくる会)

 ある日曜日、「ボランティアでお手伝いをしてもらえないか」との声をかけられ、何があるのかもわからずに行った先は、韓国の映画「愛の黙示録」の上映会会場でした。

そこで、著者じきじきにサインを入れていただいて買ってきたのが、この本です。

 大韓民国・木浦(もっぽ)で孤児を育てていた伊致浩(ユンチホ)と結婚した日本女性田内千鶴子の生涯をその息子である 伊基氏(日本名・田内基 )が書いたものです。

 孤児院の名は共生園。

 当時は朝鮮人と結婚するというだけで、同じ日本人から白い目で見られたと言う。

やがて、第二次世界大戦後、支配者から被支配者という全く逆の立場になり、今度は

日本人というだけで、村人から命までねらわれるような日々だったそうです。そんな

社会情勢の中、貧困と戦いながら共生園の孤児達を育てた。そして、自分で産んだ

子供達も孤児院の子供たちと一緒になんら区別することなく育てたと言う。

 この本を書いた伊基氏にとっては、いつも自分の母でありながら遥かな存在に思われ、人並みの親の愛情を求めてやまなかったという。そんな育ちの中から何にも勝る大きな愛を学んだとおっしゃっている。

 勉強ができなくても、一流大学に行けなくても、人間を愛することの出来る人間に

育てば人間の未来は大丈夫だとも。

 伊基氏は現在、堺市で「在日韓国老人ホーム」の仕事をしておられる。

 氏は、国境を超え、民族を超えた人間同士の愛が芽生える事を切に願っておられる。

 韓国に関してはあまり知らない私でしたが、意義深いボランティアの一日でした。

??ロツレチハ??

 

 最近、尺八を習いはじめた。

手元に楽器があったこと・題のような楽譜がなんとか読めること・合奏相手の琴の曲がわかっていること・多少なりとも音が出せること・など、条件がそろっていたのでとっつきやすいと言う事もあった。

 ピアノが、エレクトーンが、ギターが、弾けたらいいな。楽器が演奏できるって楽しいなと思うのに、子供の頃から琴譜ばかり見てきたせいか、おたまじゃくしの音符にからきし弱い。もう、拒否反応に近いくらい。友人は、琴や、三味線、尺八など訳のわからない楽譜を読めることのほうが不思議だと笑うが。

 まだまだ、しきたりの多い邦楽の世界、今更○○流とか○○会とかに所属したくないし、免状が欲しいとも思わない。ただ、吹けたらいいな…。そんな思いを理解して下さる先生に出会えたのも良かった。

 なんでも一つを極めるのは難しい。楽しみ方は人それぞれ。 よりも、文字通り音を楽しみたい。

 お向かいのご主人も、なにか趣味を持ちたいということで、尺八をすすめ、先生を

紹介したのが、3〜4年前。はじめは、プーともピーともならなかった竹が、熱心な

先生の指導と本人の努力で、今ではいろんな曲を楽しむところまで上達し、いい趣味が

できたと喜んでおられる。ホームパーティーでは、二人で演歌なんぞを披露して「私も尺八習いたいな」って人が現れないかとひそかに尺八界に貢献(??)をもしている。

「首振り三年、コロ八年」とかいう言葉があるそうな。ま、そこそこ吹けるにはこの位

かかると言う事だろう。熱しやすく冷めやすい B型のこと、いつまで続くか分からないがリコーダーみたいな音が、少し尺八らしい音になって練習にも熱が入る。

 いくつになっても、新しいことに挑戦するのは、ワクワクドキドキ。誉められて嬉しいのは大人も子供も同じ。誉められたいから頑張る。誉め上手の先生、お琴を教えるときも見習わなくちゃ。

 好き勝手書いてるうちに、紙面も無くなってきました。

これを発送するとともに、 HPにも載せておきます。

友人に「更新しないともう、見に行かないよ」なんて言われて,せっせと日記を書いて更新も頑張っています( (^O^))。7月からつけたカウンター、今で、240くらい。

インターネットやってる皆様、また、覗いてくださいね。そして、メールもお待ちして

います。 アドレスは http://www1.kcn.ne.jp/~k-yuki/

E メールはk-yuki@kcn.ne.jpへよろしく。

では、お風邪など召されませんように。  次号をお楽しみに。

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