アストロラマNo.106 1999年7月20日発行

皆様こんにちは。4ヶ月(?)のご無沙汰でした。今年も半分終わりましたね。

なかなか景気の回復も見えない前半だったようですが、この先どうなることやら。
 朝のワイドショーでは、あきもせずミッチー〈浅香光代)、サッチー(野村沙知代)のああ言った、こう言った放送がつづいています。

 世の中平和というか、なんというか、私たちの暮らしにはどうでもいいようなことが日本じゅうに流されているわけで、あまり、テレビも見る気がしません。

 世の中、リストラで職を失った人や、記録的な豪雨で災害に見舞われた方が大勢いるなかで、こんなことでいいのだろうかと思ってしまいます。

 私のほう、お蔭様で元気で仕事も続けております。受験生となった娘の沙代子も相変わらずのんびりしたものですが、ぼちぼち自分の将来を考え始めたようです。十分なことをしてやれない情けない親ですが、その分たくましく育ってくれてるようで、いつもながら子供がいて良かったって感謝してます。 今回もまた、私の身の回りのあれこれを書いて行きたいと思います。

My Home Page

この夏一番のビッグニュース(?)です。わたしにとってですけど。

というのは、パソコンにさわりはじめて、インターネットをやりはじめて、いつかは、自分でもホームページを作ってみたいと思っていたのですが、やっと、やっとできました。
 ホームページのタイトルはもちろん「アストロラマ」。まだまだ、そんな立派なものでは、ありませんが、自分では気に入ってます。懐かしい「みどり館」も見えます。検索ページにも載せていないし、誰も見てくれないかもしれないけど、反面、誰でも見ることができる状態になったわけで、ワクワク・ドキドキってところです。

 中味は邦楽アンサンブル彩のこと、今度新しく作った邦楽グループMITSのこと、そして

アストロラマのバックナンーバーを少し載せました。インターネットをやっている方、ぜひ

覗いてみてください。

 そして、よかったらお友達リンクに入ってください。

     URLはhttp://www1.kcn.ne.jp/~k-yuki/です。どうぞよろしく。

12年ぶりの故郷

 5月の連休に、弟にさそわれて、12年ぶりに四国愛媛県に帰ってきました。丁度、しまなみ海道が開通とあって人も車もメチャ多かったです。私のふるさとは、東宇和郡宇和町という小さな町です。
 沙代子にとっては、初めてみる私の故郷。2,3歳のころ、一度連れて帰っては、いるものの、彼女の記憶にはまったくなし。片道はフェリーだったので、大喜びでした。

叔父さん、叔母さん、従兄弟に迎えられ、わずか一泊二日の短い帰省でしたが、年とともに故郷っていいなと思います。

 いつもこのアストロラマを読んでくれている友達に会い、小学生のころ一緒にお琴を習った友達に会い、小学卒業以来ウン十年ぶりに懐かしい友達に会い、高校時代の親友に会い・・・一辺に昔に戻ったようで、ほんとに短い時間を惜しんでおしゃべりしてきました。

 この年まで生きると誰しもそれなりのドラマがあり、苦労もあるが、みなそれなりに現在の自分を受け入れ、前向きに生きている友達を見て嬉しくなった。いつ帰ってもさっと集まってくれる友がいるってほんとに有難いことです。

 子供のころに見なれた風景は、ダムの底に沈み、まったく変わってしまった故郷ですが、住んでる人は同じで、そんな人からみればすっかり変わったのは私かもしれない。おかっぱ頭の女の子が50のおばさんになったのだから・・・

 振り返ってみれば、のんびり素朴な田舎で育ち、受験戦争も就職戦争も体験せず、死ぬの生きるのっていう瀬戸際も体験せずほんとに平和にこの年まで生きてきたもんだと思います。その時その時は大変なこともあったのだろうが、過ぎてみれば苦労というほどの苦労も知らずにきたようです。

 いま、人生の折り返し点にきて、今までの体験を活かし、なにはなくとも心豊かに生きていければと願っています。

 現実はこれからふりかかる親の老後、自分の老後など大きな問題もぶら下がっているわけですが、あまり取り越し苦労をしても仕方がないし、一日一日を笑って過ごせるようがんばるしかないですね。

 そして、世の中がもう少し景気よくなることを祈り、いつの日か、皆様とお会いしておしゃべりもしてみたいなんて思うこのごろです。わたしは、幸せっていうのは、自分がそう思うことで簡単に手にする事ができるんだなって常々思っています。「アブダカタブラ」呪文をかけよう。「ああ、幸せ!」

 

邦楽MITS夏祭りバージョン

 

 友人が地域の夏祭り実行委員になり、今年はいつもと違った祭りに仕上げたいが、

どこかに気軽に頼めるバンドはないだろうかって聞いてきた。

 こういうチャンスはしっかりGetするユッコさん。

「邦楽バンドではだめかな?」と聞いたら、

「え、やっていただけるんですか?」ということで話が進み、新しく作った邦楽グループの「琴&尺八MITS」のメンバーで演奏することになった。

 琴、尺八の流れる格調高い???夏祭りになったかどうか。

少し流行遅れかなと思える、だんご三兄弟をはじめ、アニメの定番ドラえもんやサザエさん、トトロ、懐かしいところで、少年時代、島唄などの流れる夏祭りをご想像ください。

乗馬ヒーリング

 ストレスの多い昨今、いろいろなところで、いろいろな方法でのヒーリング〈癒し〉

の記事を見たり、聞いたりすることが多いですね。

 沙代子がお世話になっているロイヤル乗馬クラブのオーナーの奥様、まゆみさんも

乗馬ヒーリングという、独自のプログラムを研究開発し、実践しておられます。

 馬の背中で、呼吸法、イメージ法などさまざまな用法を取り入れた本格的なヒーリングが行われております。

 「馬は“癒し”の動物として不思議な力を持っています。」とおっしゃっています。

初めて馬を見に行き、まゆみさんとお話したとき、なにか不思議な安らぎを感じたのを

覚えていますが、こういう研究をされていたと聞いて成るほどと思いました。

 何時行っても、あったかい人たちが迎えて下さり、確かにホッとする雰囲気があります。

学校へ行けない子供(登校拒否児)や、肉体的にも精神的にも警告信号を発している方も来られるそうです。馬の背中で、馬の揺れにまかせ、呼吸法によって集中していくと何ともいえないリラックス状態になり、心身のバランスを回復し、誰もがもっている自己治癒力を高めていくことを馬が手伝ってくれるのだそうです。

 まゆみさんは、この夏、サンフランシスコ州立大学のホリスティック医学研究書の研究員として渡米の予定だとか。そのためにパソコンも覚えなくてはということで、私の勤めているサンワードへも時々来られています。

 とても、前向きで馬にも人にも花にも愛情いっぱいの素敵な女性で、乗馬服に身をつつみ凛とした姿はまた格別な美しさです。

最近読んだ本 五体不満足

 よく行く本屋さんで進められて買った、乙武 洋匡(おとたけ ひろただ)著の

五体不満足。先天性四肢切断(うまれつき両手両足がない)障害をもって生まれた

乙武君が、自分の生い立ちを書いた本です。読み進むうちに、彼自身のすばらしい生き方に感動し、そんな彼を育てたご両親や先生に感動しました。本の帯にはしっかり「感動は求めません」って書いてあるけど、やっぱり感動ものです。

 でも、「障害は不便だけど、不幸ではない」って気持ち、よく分かります。彼は何よりも「こころのバリアフリー」を求めて活動しています。

人は,みんな違うってこと。自分は他と同じではない。そんなかけがいのない自分に

誇りを持つこと。自分のことが大切な存在なんだと思えると自然に相手のことも同じように大切な存在なんだと認められると言う。

私の回りにも、国が違う人,車椅子に乗った人、目が見えない人,いろんな人がいる。

一人として,同じ人はいないわけで、それが当たり前に思える。

 乙武君も言っているように、違うってことに慣れることが、「心のバリアフリーの

第一歩」だそうで、まづは自分自身のこころはいつだってバリアフリーでいようと思います。

会計報告

摘要

収入

支出

残高

3

10

繰越

8978

3

10

コピー代

2800

6178

3

11

送料

10480

-4302

3

24

カンパ

2000

-2302

3

30

カンパ

5000

2698

3

30

切手80×5

4

15

切手80×20

5

3

カンパ

5000

7698

5

15

カンパ

2000

9698

 皆様、たくさんのカンパを有難うございます。

ボツボツ,梅雨もあけて、本格的な夏ですね。暑さに負けず、元気で楽しく,乗り切りたいものです。先日、日本の和太鼓、中国の古筝、二胡、琵琶、インドのシタール、

韓国の打楽器、沖縄のさんしんなどなど、アジアの音楽を一同に集めたコンサートを聞きに行きました。人も楽器もそれぞれの良さを発揮して、すばらしい音に酔いしれ、幸せなひとときでした。 では、今回はこの辺で。次号をお楽しみに。

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