アストロラマNo.103 1998年6月10日発行 ご無沙汰しております。皆様お変わりございませんでしょうか?ワールドカップフランス大会開催、サッカー好きのかた、睡眠不足は大丈夫でしょうか? この半年、何をしてきたかなと思うほど,アッという間に日々が過ぎたように思います。大きな会社の倒産やら、この先どうなるのかと思うようなキレる子供の事件。インド、パキスタンでは、世界中の反対を押し切っての核実験。 社会も人の心も不安で満ちている気がするのは、私だけでしょうか? そういう、私自身も今年に入って体調がすぐれなかったのですが、このところまた元気をだして、これから先の人生設計を書き直すべく頑張っております。というと、何をたいそうなこと始めるのかと思われそうですが… とりあえず仕事を変えます。この求人難の時期に、このトシで。誰がみてもバカな事をとなりそうですが。 着物が好きで「京ろまん」に入れていただき、社長の生き方に感動して自分を励まし3年8ケ月が過ぎました。 この間、ほんとにたくさんのことを学ばせていただきました。また、仕事の仲間にも恵まれ、皆さんによくしていただいて、もうすべての皆様に「有難う」って気持ちです。 そんな「京ろまん」をやめて、また別の道を行こうってのは、私のわがままというか成り行きというか… 4月に退職願をだし、引継ぎをしたものの、引き継いだ方が先にやめちゃうというハプニングもあったりして、1ケ月延びて、6月10日、無事円満退職させていただきました。 在職中にファンになってくださった方、いろんな面で応援してくださった皆様、長い間本当に有難うございました。 次の仕事も、またまた未知の世界ですが、私にとっては興味深い世界です。この先また、いい報告ができる事を信じて頑張ります。どうぞよろしく。
VRK平城山(ならやま) 新聞をみていて、私のアンテナに引っかかったのが、インターネット上の仮想国家「関西電子共和国(VRK)」という、ボランティアグループを作り出したという、Iさん。 このVRK、なんと会員約1、400人。東京、京都、神戸、カリフォルニアにまで、自治区があると言う。 なんだか面白そうと思って電話をしたのが、人生の変わり始めというか、私の中でまた、別の世界が広がってしまった。 なかなかユニークな方で、夢物語かと思って聞いていると、いつのまにか、実際に動き始めていると言う、遊びあり、ボランティアあり、ビジネスあり、多岐に渡って活動されている。そんな「VRK」の中で奈良に密着したものが、{VRK平城山ならやま}です。会員は200名近く。 Iさん曰く、「やりたいことをやりましょう。ふと思いついたことが、実現できる、みんなの夢のある場所にしましょう。」 実際にだんだんそうなっているのが楽しい。 年齢も職業も様々の人が集まっているだけに、それぞれの持つ情報も多種多様。いやがうえにも刺激される。・・そんな所です。いま、VRK平城山の運営委員の一員となり、インターネットを楽しむ仲間を増やし,またそれによって、社会貢献しようと夢を膨らませています。
ハイテク犯罪情報センター VRK平城山に関わっていて出会ったのが,この「ハイテク犯罪情報センター」を作られたUさん。 きっとすごく偉い方なんだけど、私の中ではIさんと同じく夢のあるユニークな方に写っている。むずかしい話をされているのに、聞いていると楽しくて引き込まれてしまう。 インターネットが普及するにつれて、こういうネットワークを使った高度な技術の悪用・・いわゆるハイテク犯罪。 それらに対する調査とか、情報提供とか、技術指導とか、一手に引き受けるセンターを作られたわけで、時代の最先端を歩いている方です。 Iさん、Uさん。これからの私の人生で、一方ならぬお世話になるであろうお二人です。
生駒人(いこまびと) 私達の住む生駒市では、国際的舞台においても積極的に行動できる「生駒人」づくりを目指すとともに、市民が身近に感じられる国際交流を実現するためにということで、生駒市の中、高生国際交流団を海外に派遣している。 今年で3回目だそうだが、その参加者募集広告が目に止まった。費用の半額は市が出してくれるという。 さっそく、子供に言った所、「応募だけしてみようか」ってことで、作文と面接を受けたところなんと、すんなり、行ける事になった。 この夏休み7月27日から8月10日までの15日間、アメリカはオレゴン州ポートランドとサンフランシスコへ。 まったく、うらやましい話で、できることなら私が行きたい。 ま、子供にとっては、いい体験になることと思います。中学生、高校生会わせて24名の交流団、何かをみつけてくるのではと、本人の不安をよそに楽しみにしているところです。
野菜畑に花畑 いま、一緒に住んでいるベンとナミは、自然が大好き、動物大好き。来てしばらく過ぎた頃、「庭に花壇を作ってもいいか?」って聞いてきた。 庭といえば聞こえはいいけど、これがほとんど、通路で俗にいう、猫の額よりもまだ狭いスペースなのに、雪がちらつく頃からせっせと枠をつくり、土を運び、種や苗を植えて今では、きゅうり,ナス,トマト,コーン、レタスにスイカなど、所狭しと育っている。色とりどりのお花も植えて、雑草だらけだった庭が見違えるようになった。 もう少し広ければ、灯篭をおいた日本庭園を造りたいという彼らの夢を叶えて上げられるのに、残念ながら,場所がない。休みの日、仲良く庭で楽しんでいる二人をみている私はただただ、できた野菜が食卓に乗るのを楽しみにしている。 七夕まつり 以前、ボランティアでやっていた、「生駒日本語学習会」。いつのまにやら、生徒さんがみな帰国して活動も消えたかと思っていたのに、ここにきてせっかくボランティア仲間がいるんだから、何か行動を起こそうということになり、生徒集めの七夕祭りを開催する事にした。 近くに関西学術研究都市や、奈良先端科学技術大学院大学などもあり、外国の方もたくさん見かける。言葉や、日本文化の交流ができたらいいね、とのみんなの思いが膨らんで今着々と準備している。 7月4日(土)、生駒市図書会館において 時間は1時から、4時まで 内容は七夕飾りを作る折り紙コーナーあり、願い事を書くお習字コーナーあり、お茶コーナーに浴衣着付けコーナー、 もちろん琴、尺八こーなーあり、と盛だくさん。ありがたい事にこういう事やりたいって言えば、 「あ、このコーナーなら任せといて」とスタッフは次々と集まってきた。 あとは、学習会の生徒になる方が来てくれるかどうか。 結果はやってみなくちゃわからない。
お琴教室
以前から思っていたこと,「学童保育の子供たちと一緒にお琴を弾きたい」が、この春からやっと実現した。 いま、かわいい子供たちが3人お稽古に来ている。 ついでに送ってきたお母さんも見てるうちに弾きたくなったということで、一緒にお稽古に励んでいる。その内親子合奏が聞けることでしょう。 まだ、「邦楽アンサンブル彩」に復帰とはいかないけれど、4月頃から花見に呼ばれて弾いたり、学童の集会で弾いたり,ある会社のパーティに呼ばれたりとすこしづつ再開に向かっている。 こんな調子で、いろいろ楽しみながらの毎日。とにかく前を向いて行くしかない。近くに住んでいる友達。いつも便りがないのは,元気な証拠なんて言ってたのに、なんと一ケ月も入院していたとか。やっぱりもう少し,マメに連絡しあうほうがいいのかしらなんて思った。もっとも私が入院したら、そこらじゅうの友達に電話するかもしれないけど。 なにはともあれ、こうして半年ぶりに103号を出す事ができ、また皆様に思い出していただけたかなと思ってます。 梅雨があければ本格的な夏到来ですね。アストロ仲間もグンと平均年齢が高くなってきたような…お互い身体を大切にしましょう。では、次号をお楽しみに。 戻る |