「Project Fate」CD発売の誤報について

その前に;
私はこれまでに様々な方々と共作をしたり、お仕事で作品に参加させて頂いたり、ごく普通の、正常なお付き合いをしております。本来はこのような低レベルで醜い話を公にしたくはないのですが、状況が特殊で、今後、他の方への被害拡大も懸念されることから、やむなく事情を説明させて頂く事となりました。想像を絶する事の真相に関しては各件の直接の関係者に留め、ここでは、発売中止の経緯のみを掲載させて頂きます。

ゲストブックに於いて、既に緊急のお知らせとしてお伝え致しましたが、去る2月、私が以前、お手伝いしていた、クラシック編曲を生業とする程塚氏の個人サイトトップページに於いて、「Project Fate」のCDを「3月末に発売」「予約受付中」などの告知が出ているのを偶然に発見し、驚き、関係各方面に連絡の上、中止の勧告を致しました。
その後、トップページでの予告は取り下げられたものの、予約フォームは残っており、質問への回答もありません。これまでにも何度か、同様のことがあった模様ですが、今回は予約フォームまで用意されており、混乱を招いてしまったかと思いますが、今後はこのような事は無いと信じております。御予約頂いた方々には、お詫びと説明が行っているかと思います。

表記の有無に関わらず、歌ものには殆ど全て、私の作曲や編曲がありますので、メンバーを変えて発表し直す、ということはあり得ません。一部では「金銭上のトラブル」という意味不明の釈明が飛んだようですが、全くの嘘であります。又、私の目の届かない(と思われている)場所に於いて、巧みな(時に稚拙極まりない)作り話がばらまかれているようです。権利侵害に関しては、これまでも再三、抗議をし、その度に改心したような返答があり、今後は改めるということでしたので、今回の無断発表が「行き違い」や「哲学の違い」ではないことは明らかであり、私の妄想や誇張でもありません。又、私に対して行われる釈明と、他の方々に対して個別に行われる説明では常に大きく違いがあり、私のメール内容を「コラージュ」し、私の発言をねつ造する行為までが見られます。気の遠くなるような時間とエネルギー、才能を注ぎ込んだ結果が、このような情けない展開を迎えてしまった事を大変、残念に思います。このCD発売中止によって生じた如何なる損害に対しても、私及び参加メンバーには責任の無い事を、ここに明らかにし、陰での陥れ工作は何の効果も及ぼさないことを示したいと思います。

このような権利侵害は「お友達」として黙認するにも限界がありまして、以前にも私の作曲が、クレジット(作曲者情報)を偽って何度も公開されており、全く改善の様子が見られないことから、このような対応をせざると得なくなりました。2002年末、とあるMP3サイトの英語版において、私がもともと使用許可していない曲を、又もやクレジットを隠して他人とご自身の共作として公開しているのを発見、私の良きお友達でもあるその共作者(曲の公表には関与しておりません)に質問したところ、直ちに修正はされた模様ですが、報告も謝罪も全くありません。このような状態で独断で「Project Fate」のアルバム発表などに及ばれては、参加して下さった方々及び、お世話になったプロデューサー他、各方面にご迷惑が及ぶことは必至であり、又、私自身の今後の保身の為もあり、今回は内容証明による差し止めとなりました。CD発売予告の代わりに現在、記されている「再録音による発表予告」に於いては、私、K. JUNO の関与はありませんが、K. JUNO による作曲や編曲、又は聴こえない程度のコーラスなどを、これまでのように K. JUNO の名を伏せて使うのではなく、新たに作曲、編曲し直すものであると解釈しております。勿論、名前だけを伏せるような行為は完全に法律に反しております。業界では盗作は日常茶飯事と言いますし、実際に色々な話を耳にしますが、これは「業界」で行われたことでもなく、「プロ」の駆け引きでも何でもありません。「確執」などでもなく、被害者が抗議を続けている、それだけの話であり、ここに「視点の相違」などは存在しません。

尚、"His Night" "Street Girl "、web限定曲"As You Leave"などは、私は編曲にも関与しておりませんので、他の歌手を迎えて再録音ということは可能かと思われます。他の曲に関しては、コーラスアレンジやメロディ、演奏に於いて私の参加がありますので、単に歌手を変えての発表は不可能です。現時点では作詞家のすら得られておりませんので、歌ものの発表そのものが困難かと思われます。"Mr. Mouse's Plan"と"Karakasa"は、程塚氏又はメンバーによるインストですので、発表は可能かと思われます。

上記の様な事情ですので、これまでの「Project Fate」に関しましては、以前の曲がメディア化される事は未来永劫ありませんし、私の要求通りにwebからも消えるでしょうし、道徳的、法律的にも当然です。個人的に配ったり、聴かせたりということも無いと堅く信じております。これまで応援して下さった皆様、ありがとうございました。
具体的な曲名を挙げましたのは、再録音の「Project Fate」が発表された際に、これらの曲に限っては現行作・編曲通りであっても(少なくとも私に対しては)無断使用では無いということを明らかにし、本人の名誉を守る為のものであります。関係者の御質問に対しましては、嘘による個別対応ではなく、誰に対しても同じ真実をご報告致します。無論、私の場合は本人を前にして話すことも可能です。熟読頂ければお判り頂けますが、誹謗中傷の類いではございまんので、その手のご質問(あり得ませんが)には対応いたしかねます。
尚、私、K. JUNO による「Project Fate」用書き下ろし「Spare A Sec」と未発表アカペラ「MEZAME」に関しては、作・編曲とも私個人であり、作詞家 Dawn Gellner の承諾を得ておりますので、私の設備にて再録音の上、公開の予定です。(彼女には嬉しいお知らせもあります。) お楽しみに!
2003年 6月 13日
JUNO'S ロックんロールパラダイす!