2000年春、よく知っているシンガーソングライターと共作をした時の話です。 テーマである人、地球、そしてその未来について、あれこれ話しました。 我々2人が現在の人類に対して下した評価は、意外にも全く同じものでした。 それまでは見方が違うのだと思っていたのに、見ている光景は同じだったのです。 私がそれを絶望的な結論で締めくくるのに対し、その人はそこから何か始められないか、と言うのです。 私は衝撃を受けました。 このような人こそ、この救いようの無い愚かな生き物の未来に希望をもたらす光なのかも知れない。 同時に私は自分の中に、あらゆる光を呑み込んでしまうブラックホールを発見したのです。 | |||
Words and translation by K.JUNO Feb. 1996. ALL RIGHTS RESERVED. | |||
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