三次元漂流記 2001
大久保白桃汁 35KB [10月のモデル;
 誰がリクエストしてん! 〜アンコール第一弾]
むか〜〜〜しの R&R Paradise 及び
香港映画ページの「宝物殿」をご覧になった方はご存じですね。
"中国女子挙重隊専用飲料"
と誇らしげに記されたそのものの名は、
「大久保白桃汁 愛人」
なまめかしい汗かきピーチは、
中国女子ウェイトリフリングチームのパワーの源であった!!
大陸産のものですが、
香港の大手スーパーで見付けました。
   (※ "愛人"とは配偶者、即ち夫や妻を意味する中国語)
他、日系百貨店には「なめこジュス」というのもあります。
一体誰が、何の為に、仕入れるのでしょう..........

地球の裏側では異常気象が続く。
一方は"正義"という名札の付いた爆弾。
他方は"人道"という名札の付いた食糧。
違いが判らないのは私だけではないらしい。
見た目も同じ色をしているその2つは、
よく似ているから間違わないようにとの警告が出されているとか。
ビール缶に印刷された、プルタブで手を切らないようにという注意書きに似ていないこともない。

家を離れると、犬や魚のことばかり考える。
話を聞かされる人はつまんないかも知れないけれど、自慢ばかりしている。
ニャンの時もそうだったな。
独りで中国にいた頃は、ニャンとピヨの事ばかり思い出していたっけ。
写真を見せびらかしたりしてさ。
ドラマなんかで「生き別れになった子供の事は一日たりとも忘れたことは無い」
なんてセリフを聞く度、一日位は忘れることはあるだろ〜、
なぁんて突っ込んでいたものだが、あれは本当だ。

最近の高校生はよぅ働くのぉ〜。
いつの時代も若者達は、大人が言うほどにダメじゃない。
きっと、客観性を欠くテレビ番組の見過ぎ。

楽しくやろうなら楽しくやろうでいいじゃないか。
審査無しなら審査無しでいいじゃない。
唱える主義と実際の行いの中身が違うのが問題だ。
正義だの、命の重さだのと言いながら爆弾を落とすのも、同じ理由で嫌いなんだ。

支援する相手がどんな武器でどこをどう攻撃するのか、関知しないってのはおかしな論だね。
そんないい加減は事は、ポケットマネーでやってよ。
あん時みたいにさ。

NET音楽って、テレビの流行と比べて何処かハイクオリティか???
どの人もこの人も、言っていることは素晴らしいんだけどね。
これが理想と現実、その厳しいギャップなのねん。
いつの時代もこの世界、人材不足ってことよ。
やりたい人は大勢いても、できる人っていないもんよ。
配信側に、本当に耳のある人がどれ程いるかは知らないけれど。
誰でもプロを名乗れる空間だからこそ、レベルの低下は深刻かもね。
何も、アーティストに限った話じゃ無くて。

箱を開けてみる。
別に閉めたまんまでも、何の問題も無いのだけれど。
ただ、何となく、時期が来たので開けてみる。
楽しみでも何でもない。
大したものは入っていない筈だから。
それを確認してみても、何の得にもならないが。
それとも、またびっくり箱になって人を惑わせるのだろうか。

宗教って、人の病気や弱みにつけ込むから大っキライやねん。
入信して幸せになった例をこれでもかと挙げると同時に、不幸なままの人がどれほどいるか言え!
拝んでるだけで不治の病がぼこぼこ治るんやったら、
敬虔な信徒であるばーさん達が、何でつるつるぴちぴちになっとらんのんじゃい!

人にはそれぞれ役割がある。
守る人、守られる人。
逆になると、何か変。
しっくり来ない。
気分転換には良いかも知れないが、段々、落ち着かなくなってくるもんだ。

おやすみ。
目を閉じていいと言って。
今日はもう......

一週間ぶりにクロちゃんに会った。
お腹の腫れものは、最初に見付けた時から更に2倍の大きさに膨れ上がっている。
もう、立ち上がることすら億劫そうだった。
ついこの間までは、先に立ってはやくはやくと急き立てながら走っていたのに。
それでも喜んでついて来てくれる。
得意のスキップはもうできない。
足の間にある邪魔なものが重い。
いつもの屈託のない笑顔に、かすかな憂鬱が香っていた。
ご飯を食べ終えて帰るクロちゃんを、少し送った。
.......一緒に来るの?
振り向いて少し明るい表情を見せ、言うことを聞かない体を引きずるように、来た道を戻る。
じゃ、ここで帰るね、気を付けてお帰り。
また遊びに来てね、絶対に来てね、バイバイ!
引き返す私を、クロちゃんは暫く、お座りをして見送ってくれた。
やがて腰を上げ、寄り道をしながらゆっくりと帰って行った。
がっくりと落ちた肩が戻らない。
神様なんていない証拠だ。
ここまで突き付けられて尚、奇跡を信じるほど、私は無邪気な子供じゃない。
飽食の文明人達は、何に悩んで、苦しんでいるって?
こんなに善良な生き物に、誰の罰を与え間違えたというのだ。

北京京劇班の三国志ものの新作を、近所の劇場で見て来た。
余裕を見せる為、強さを示す為に、大きくゆっくりと足を挙げながら間合いを測る。
動物や虫の戦いと同じ。
そんな事していたら本当は疲れるし、危険なのだが、やはり人間も似たような事をやるのだ。
戦いを盛り上げる"お囃子"と、士気を高める兵士達の長い唸り声。
お祭りだ、と思った。
戦いはお祭りなのだ。
己を、仲間を奮い立たせる術。
そうでもしなけりゃ、生身じゃやっていられない。

鯉の池のフェンスにキジバトが泊まっていた。
優雅に飛び立つと、池の真ん中の、ゴミだか菱だかの塊が島になったところにスイ、と降り立った。
さすがは小柄な鳥、ゴミの島でも沈まないのか。
と思ったら、ずぶずぶずぶ、、、、、、、
そのまま、胸まで浸かってしまった。
ハトは慌てて羽を広げ、飛び去った。
わちゃ〜〜〜。

戦争はエコロジーなの
たまには自然を誤爆してしまうけれど
人のいなくなった地球の未来を想像してごらん
青々と茂る木々
蘇る森の生き物たち
多少の犠牲はや・む・を・得ない〜♪

近頃の国会中継は、趣味の悪いバラエティ番組なみにお粗末だな。
さて、一国の長たるもの......
何にもしないのと、張り切って余計なことばかりするのと、
どっちがマシなんだろうね。

私が医者だったら怒るだろうな。
命がけで人の病気治しとんのに、殺す道具ばっかり作りやがって!
そんなんやったら、治療薬の開発もやめてしまえ。
生かしたいのか、殺したいのか。
ちゅう〜〜〜とはんぱな生き物やのぉ。

人には、信用に値するのと、そうでないのがいる。
むやみに疑いたくないのなら、盲目的に信じないことだ。
信頼関係は、歌の文句ほどお気楽じゃない。
信じるって、大変なことよ。

いい人に見える人物が、本当に善人であることは多くない。
いいことなんて、いい人に見えるほど生半可では貫けない。
いい人になりたいと願う人は少なくない。
そんな下心は正常な判断を妨げ、善行への道を閉ざしてしまう。

大嫌いだって言ってる時は
流さないで真に受けてよ
喜ぶか悲しむかしてくんない?

邪な心を持つからこそ、良からぬ考えを見抜く力があるのさ。
だが、身を任せちゃいけない。
己にも他人にも許しはしない。
そこが違うとこ。

ダバダ〜ダ〜〜〜
違いの判らない男
だから..........
インスタント♪

山の上にくすぶる月
黄金色に木々をいぶし
空を焦がして消えた

そばにいるのは犬達でいい
仲間達のことは心の中で
毎日 思い出したりして
元気かな〜〜〜 なんて
まぶしい空を見上げながら
一緒に歩くのは犬達がいい

ステキチのボディガード無しの日の、夜のお散歩。
すっかり普通の肥満犬に戻ったチェリーがいた。
妊娠中は散歩に付き合ってくれる事はなかったが、一昨日はにこにこと付いて来た。
お〜い、もう引き返すぞぉ。
暫くすると、トトトトトトトト........
ニャンと同じ、キョンの2周りほども小さい体、短い足。
小股なのに意外に速い。
誰かと一緒に歩くのが楽しいらしく、ご機嫌だった。
そのまま、満足しておうちへ帰ったようだ。
........お散歩ぐらい、して貰いなよ。

キョンが、私の代わりにおかーちゃんに連れられて散歩に行った。
畑のおやじが、犬が荒らすだの、ステキチはうちの犬かなど、あれこれ言ったらしい。
何で弱そうなおなごにだけエラソやねん。
おっさんとこの畑は、カラスがいつもうまそうにほじっとるわい。

棄てられた犬は悲しいんだよ
暖かい毛布にくるまっていても
おいしいおやつをくわえていても
突き刺さった骨がいつまでも痛いんだよ
それでもひどい飼い主の声を再び聞いたなら
キュンキュンと甘えて鳴くだろう
会いたかったと尾を振るだろう
犬ってそういう生き物なんだよ

我々は平和教育を受けて来たんだよ。
戦争を支持しろというのなら、もう一度、新たな憲法を押し付けて、軍事教育をして、
子供達が大きくなるまで待ちな。

銃弾が殺すのは、人間だけではない筈だ。
爆薬が破壊するのは、遺跡だけではない筈だ。

勲章は、人を殺すと貰えるのですか
人を助けると貰えるのですか
それとも、知らんぷりをしていると貰えるのですか
よく判りません
何が良くて、何がいけないと
あなたたちが思っているのか

睨み合っているのかと思ったら、合作なんだね?
共通の敵と、力を合わせて戦っているんだね?
地球を破壊し、全ての生き物を殺す、それが目的なんだね?
無敵じゃないか、きっと成功すると思う。

よっこいしょっと。
.......重いなおまえ。
診察台の上で少し緊張しているキョンの顔の横で、舌を出して大きなあくびをしてみた。
お!
ドキドキがおさまった。
そう言えば、初めて会った時も犬語で挨拶したっけ。
どう?
上達したかな?

おいしいシュークリームだったから。
ニャンとピヨに少しずつ、お裾分け。
あんたによく似た子が来たよ。
あんたみたいに賢い子が来たよ。
報告が遅くなったね。
だってさ、あんたたちは、いつもそこにいる気がして。
あの子を撫でると、あんたたちが喜んでいるような気がして。

咳に似た音を聞くと凍り付く。
フィラリア症の最初の他覚症状は、咳。
暴れるな、虫ども。
寿命まで大人しく、そこで細々と暮らしていろ。
さもなければ、決して容赦はしない。

犬は人を騙さない。
そんな動物を、人は決して騙してはいけない。

クロちゃんがステキチと一緒に遊びに来る夢を見た。
玄関の内側ではキョンが興奮して動き回っている。
妙にリアルだった。
今日も会えますように......

尖ったかけらを体の中でこねては、幻の色に光る珠に変える。
丸で錬金術だね。
世界がそんな真珠貝で一杯だったら、争いも消えるのに。

人間は群れて生きる動物。
猿や犬と同じ。
人嫌いが本気なら、私は人間として壊れていることになる。
いや、充分、壊れているけど。

足し算をマスターしたらもう卒業。
後は5年、10年と時間をかけて回り道しながら、自分の足で見付けて欲しい。
一生かかっても、正解が導き出せるという保証は無いけれど。
身軽になった私は、中断していた自分の旅の続きをぶらぶらと行く。
一緒に行く???
結構、つまんないよ。

キョンのワクチン接種に行って来た。
チャリンコに乗せられる大きさでなく、歩いて行かねばならないが、
神経質だったニャンのように怖がったりせず、大らかで何事も気にしない子なので楽だ。
初めての道でもためらわずに歩くし、病室に入るのも嫌がらない。
お腹以外は痩せていて、猫背で、変な体型だったのが、
この一ヶ月余りで随分と格好良く、スリムながらも逆三角形になっちゃって、0.4キロも増えていた。
何たって、ステキチがおやびんだもん。
おっとこまえやなぁ〜〜〜、ひゅ〜♪

キュ〜っと鳴るおもちゃが苦手。
お菓子を見せて"取って来て"と言っても、口に当てるだけで、絶対に取ってくれない。
ハーモニカや口笛には興味深々なのに、怖いんだね。
その他のおもちゃは、足の臭いをつけなくても、喜んで遊んでくれるようになった。
用無しになった洗っていない靴下が、おもちゃ入れからのぞいている。

幸せそうに見える人を羨んではいけない。
がらくたの山の中から幸せを見付けて大事にする事は、そう簡単ではないのだから。

クロちゃんが遊びに来た。
ご飯の用意をしていると、ステキチも走って来た。
もうキョンの夜のお散歩の後だったので、少しだけ、3人で走った。
クロちゃんのお腹の余計なものは又、一回り大きくなっていて、走り辛そうだった。
これで4日連続、薬をあげることができている。
毎日食べにおいで。
それで一日でも楽しく、元気に生きてくれるのなら、たとえ破産しても無駄じゃない。

かつてのプラス思考は何処へ消えたのか。
世界に、自分に、興味が無くなっているのだろう。
自分の居場所に対する執着も失せている。
何かを着実に作って積み重ねて行きたい。
高性能なマシンのように。

ペットフードは大丈夫ですか、というメールが来た。
大手の国内フード企業の宣伝だ。
大丈夫なわきゃね〜だろ。
そこで、"我が社のは大丈夫!"の売り込み。
狂牛病の牛は使っていないことがつらつらと書かれている。
ふ〜〜〜ん、あっ、そう。
ところでさぁ、ハイエナさん、おたく、保存料は何を使っているんだっけ?
何て言うんだっけね、人間の食べ物に使っちゃいけないやつ、
牛より危ない、アレよ。

流行語が悪いという理由は無い。
言語には地域、時代という2軸がある。
加えて、年齢、職業他の文化という軸がある。
何を正しいとするかは学者が決める事であり、それには習慣という要素が大きく関わっている。
文法的には?であっても、多くの人が使えば、それは日本語として認めざるを得ない。
英語が何故あんなに変な言葉なのかと言えば、そんな文法的例外だらけになってしまっているからだ。
一見、簡単なようで、実は非常に難しい。
規則が意味をなさないのだから。
日本の場合は、メディアが次々に使い捨ての流行をたれ流す為、
移り変わりが激しく、言語として定着するに至らない。
何が残って、何が消えるのかは予測できないのだ。
「言葉が乱れる」という状況は、理論上は存在しないことになる。
そう言って嘆く大人達の言語運用能力が、本人達が思い込んでいる程に高いのか否かは別問題として、
正しく話そうという努力はあってもいいかも知れない。
平安時代の人達が今の日本語を聞いたら、嘆くだろうか......?

スカッ...... としたい!
どうすれば出来るんだっけ?
アクションをやっていた頃は出来ていたかな?
楽日のショーの後は、かなりすがすがしかったような気もする。
音楽ではスカッと出来ない。
書き物でも無理だろうな。
食っても脈が上がるだけだし、やはり吉本新喜劇か。
中身の無いのがいいの。
戦後の庶民には、馬鹿々々しいエネルギーで元気付けたという。
こんな時代には、笑わせること自体を目的とした、究極の笑い。
純度の高い笑い。
これが一番かも知れない。

いい声をしているからと言って、いい歌手にはなれない。
訓練を積めば、なれるかも知れないし、なれないかも知れない。
普通はなれない。
それはその人の資質と、教える人間の能力、或いは環境による。
努力すれば、いい声の歌手程度にならなるだろう。
ただ、はっきりしている事は、声がいいからと言って歌手の名を与えてしまった瞬間に、
その人が本当に歌手としての力をつけるチャンスを奪ってしまうという事だ。

学校をさぼっていたからと、自分を"頭が悪い"と思い込んでいる人が多い。
何言ってんだ、べらぼ〜にキレるよ、と言ってみたって効果は無い。
逆に、有名大学を出ていても、大した事の無い人間も又、少なくない。

な〜〜〜にが学力の低下だ。
初等教育の時点から個性だの、適正だの、言っているからこういう事になるんだ。
学問は元々、ひとつ。
便宜上、専門化させてより多角的で高度な研究を可能にしたんじゃないか。
そんな事も判らない連中が教育者の側にいるのが問題なんだよ。
子供の多くは、残念ながら教師のレベルに左右される。
大学を出た位で免許が取れるという制度、そろそろやめないかねぇ。
どうせ生徒も減ってるんでしょ。

何気なく発した一言が、誰かを"天才"にしてしまった。
言葉の取り違えにより、いつの間にか評価が独り歩きしていた。
責任を感じる必要は無いのだろうが、それがその人の未来を封じ込めてしまったとしたら、気の毒だ。
素質と才能は違う。
たとえダイヤモンドであっても、腕の良い職人が磨かなければイミテーションにも負けるだろう。

"虐待"は核融合。
虐待しているという自覚が連鎖反応を起こし、瞬間増殖する。
これは愛情なのだという錯覚を伴って。
心を鬼ににしたつもりが、その思いが伝わらない苛立ち。
最後の手段が全く役に立たないことへの焦り。
決意が強ければ尚更かも知れない。
弱い相手は、身を守ろうとする本能から、大人しくなる所か、更に思わしくない行動に出る。
何故ここまでされても反抗するの?!
爆発する怒り。
お仕置きの手に、自分でも予期しなかった程の力がこもる。
一度ストッパーが壊れてしまえば加減は効き難く、渾身の力となってしまうかも知れない。
相手はもう学習どころでは無い。
苦しみから解放されようと、もがき始める。
己のひどい仕打ちを見て、その余りの非情さに、言うことを聞かない相手へと責任転嫁する。
虐待かも知れないという無意識内の罪悪感は、行為を正当化しようとそれを愛情とすり替える。
もう、後へは引けない。
何としてでも果たさねばならない義務なのだ。
本当は、そんなにひどいことをしても尚、言うことを聞かせられない、
自分自身の無能さへの激しい憤りなのだろう。

な〜〜〜んか、、、、、、、
無気力なのか、やる気満々なのか、よく判らない。
好きなのか嫌いなのか、よく判らない。
スイッチは on/off しか無い。
All or nothing、半端なものなら要らない。
やっかいな病気。

ふわふわとあの子が笑った
くらげのように軽やかに
中が透けてあっちが見えた
身軽に遊んで 漂った
笑顔を見ると 笑顔になるね

ゴールが見えないからって、落胆しなくていいじゃないか。
そんなの、一生かかっても辿り着けないかも知れないんだから。
やっと巣立ちしたところで飛ぶのがやっとなのに、生意気ねっ♪

正義は主義の数だけ存在し得るもの。
"正"という文字が入るからと言って、錯覚するのは危険だ。
我が家では夕食は7時に摂るとか、関西の雑煮はすまし汁だとか、その類のものである。
感情に訴えようとする奴には気をつけろ。

クロちゃんが今日もいた。
うちの前でワンワンと呼んでくれていた。
薬とご飯をあげて、少しだけ走った。
重そうに、しかし軽やかに、あの子は駆けた。
会えたことを素直に喜んでくれる。

イイものはイイ、ダメなものはダメ、としか言わない人間が"ダメ"としか言えないとしたら、
それはその人が厳しいのではなく、世間の水準に深刻な問題があるという事なのだろう。

イイものはイイ、ダメなものはダメ、としか言わないと自称する人間が、
ダメなものを"イイ"と言ってしまったとしたら、
世間はさぞ、混乱することだろう。

最近、興味の湧く事が少ない。
殊に音楽に関しては。
いや、音楽に関わりのあることについて、というべきか。
リスナーの感性、ミュージシャンの資質、業界の志、、、、、、
注目に値する事が無い。
中身が無いのに盛り上がっている様子を見ると、余計に寒くなる。
ハードばっかりなんだよな、いつもながら。
ともすればプロの方がレベルが高い。
実に変な表現だけど。

売れ線でない事の一体、何処が凄いと言うんだ???
モテたくてやっていようが、哲学だろうが、己の価値観でやっているだけの事だ。
マニアックだからというだけで評価してしまうのは、
ファッションが奇抜だというだけで騒ぐのと何の違いも無い。
ユニークだの、個性的だのというのは、カラーであり、プラスアルファでしかない。
使用頻度の少ない漢字を幾つ書けたって、仮名が書けなけりゃ、読み書き出来るとは言えない。

美しい小鳥よ、籠の中で幸せにしてあげる
  籠の中でどうして幸せでいられるの?
か弱い小鳥よ、守ってあげる
  自由な空では、自分の身を守る事ができるのに
内気な小鳥よ、友達をあげる
  仲間を取り上げておきながら
可愛い小鳥よ、無償の愛をあげる
  お金以外のものを欲しがる癖に
     食べてしまった餌を吐き出すから、
     今すぐ放して、雲の上に返して!

何もしない者に涙を流す資格は無い。
どれほどの効果が期待できるのか判らない上に、与える機会があるとも限らない。
が、今日、犬用品買い出しの折に、アガリクスのサプリメントを買って帰った。
もう二度と現れないかも知れないのに。
キョンの夜のお散歩の後、ステキチにご飯をあげようとしていたら、跳ねながら近付く黒い影が見えた。
「クロちゃん!」
声をあげると、ぴょこぴょこやって来た。
食べに来てくれたんだね。
オメガ3やタウリン入りの餌にこだわるには、訳がある。
癌に効くんだって。
君の中に勝手に住んでいる、厚かましい奴に。
望みが薄くても。
泣き言なんて言わないよ。
笑顔で頑張る君が、そこにいる限り。

クロちゃんを見掛けない。
月が出ても、あの子はいない。
指が折れてしまっていても、お腹に余計なものがぶら下がっていても、
ぴょんぴょんと楽しげな、あの足取りは来ない。
いつもいる場所を通りかかっても、姿は無い。
急に空気が冷たくなったよ。
どうしてる?
まだ、どこかにいる?
どこかで、震えて泣いている?
それとも、陽気に跳ねている?

客商売の何が大変って、、、、、
接客や無いんよ。
内部の人間関係が一番大変。
まぁ、お客さん相手だから余計にストレスが溜まるのかもね。

不器用の隙間を埋める為に器用になった。
虚しいね。
いっそ、本当に不器用なら良かった。
どうしようも無ければ諦めもついたろうに。
謙虚でも傲慢でもなく、ただ、冷静にしか生きられない。

隣のチェリーが、おうちへ帰るから戸を開けてと言いに来た。
まだ早いのにおかしいな、、、、、あり?
お腹が小さくなっていないかい?
何と、昨夜、2匹の子を産んでいたらしい。
親子とも元気で良かったね。
何て呼んであげようかな。
去年の子は"ドジョウ"君でしょ。
昨日生まれたのは黒い子と、あんたみたいな茶色い子だって言うから、
"ゴキ"と"チャバネ"でどう?

まわり道しよう
蛇行しよう
わざと迷って 道草しよう
野宿して 来た道を戻って
永遠に旅しよう
ゴールに書かれた答えがもう見えているから

大雨。
檜の犬小屋の外装は完璧だが、内側が余りにも無防備だ。
入り口付近だけでも床を塗装しておくか......
表で物音がした。
まさか、、、、、
中型犬には少し大きめの小屋の蓋をしてあった発布スチロール箱は押しのけられ、
中には、濡れた小さな足跡が。
ぺた、ぺた、と綺麗に奥に続き...... チェ〜リ〜〜〜っ!!
丸くなってご満悦。
朝も入っていたらしいけど、あんたんちは隣でしょっ、お帰り!

"アーティスト"が発言を控えちゃおしまいだね。
アートの意味が判っていないのなら仕方ないけどさ。
変人呼ばわりされようと、唾を吐き掛けられようと、
己の真実を貫くための道具じゃないのかい。

「傍観者であることは許されない」
そうか???
「積極的に行動して行く事が国際社会での評価に繋がる」
そうかい???
動かぬことが、実はより難しく重要な"動作"であるように、
中立を守る事も又、立派な"責任"ではあるまいか。
何だかどうもガキっぽいね。
まさかとは思うけれど、憧れの保安官の熱弁に本気でほだされているんじゃあるまいね。

独り言が好き
相槌を打たれるとシナリオが狂うから
誰かと冒険するよりも
隙の無い
完璧な空間を構築するのが好き
負け惜しみかも知れないけどなっ

傷だらけの硝子の向こうで
粉々に砕けた光がきらめき溶ける
涙の中の景色のように
傷だらけの硝子の向こうで
白く切り立つ人影が歩く
夢の中の日常のように
君を透かして見る世界は
虹と氷と静寂の世界

記憶はないの?
それとも いらないの?
いらないのなら食べてあげる

抱っこして歩くよ
心地よい声で歌うよ
素足に石ころが食い込んでも
腕がしびれても
ふわふわの笑みが頬に暖かい

政治に於いては、国益に勝る人命など無い。
そんな事は判っているから、もうナメた猿芝居はやめてくれ。
いちいち、センスの無いセリフに腹が立つ。
何なら、私がもっと感動的な脚本を書いてあげようか?

侵略者と抵抗勢力。
どちらが正義かって?
そりゃ勿論、勝った方。

成り行きは好きじゃない
無責任じゃん
何となくは好きじゃない
だらしないじゃん
必然以外の動機で動くなんて
ちょっと想像できないね

好き嫌いなんて
大した事じゃない
嫌いなものには慣れている
炎を隠すのも簡単なこと
赤く燃える内はまだ温度は低いということも
よ〜く知っている

戦争に人道もクソもあるか
爆弾は爆弾、銃は銃
命は命、国は国

目的地を定めずに方角だけ決めて出航しても、何処へも辿り着けはしない。
星を見ながら、ズレを直す事も出来ないじゃないか。
その内、航行そのものが目的になってしまう。
どうなるか判らないから取り敢えずやりましょう、では話にならない。
目指す地点が判らないのに、どうやってその都度、修正するの?
目的が無ければ手段は無い。

群れる事が如何に卑しいかを
群れて論じ合う
滑稽な人達がいる

さようなら
"こんにちは"には返事をしてくれない君に
今日も"さようなら"
明日も"さようなら"

やりたい放題やって、言葉だけ慎重。
"悪"とは責められることらしい。
大した責任感だ。
ヒトデナシの正体を現したところで、軽蔑したりはしないのに。
いや、きっと好きになる。
君もか、って。

その絵を間近で見たいと本当に願うのかい
でこぼこで絵の具がまだ臭っていてグロテスクで
君達の想像する美とはおよそ遠く
何の幸福も与えてはくれない
近くにいられるという優越感以外は

北海道の土産に毛ガニを貰った。
蓄冷材と一緒に入れられていたのだろう、少し冷たい。
おがくずを一杯くっつけて、わずかに動いている。
「おっ、こいつ、生きてる!」
待て、話しかけるな。
これは食いもんだ。
食いもんだぞ......!

いつぞやの伊勢エビは食べ物に見えなくて、全く手を付けなかった私が成長したもんだ。
茹でられたカニの足は、真珠の色をしていた。
はて、生きている時はどうだったか、、、、、
これから食べるものを、生き物としてじっくり観察するほどの余裕はまだ無いみたいだ。

しつこく勧められる程に興味が失せるという現象。
好意は持っていても惚れてはいない異性に付き纏われると大嫌いになる法則に似ている。

誰それと比べればずっと上手い、てのは"上手い"んじゃない。
下手だから比べなくちゃならないのさ。
レベルの低いお話はもうウンザリ。

アイドルという呼称が最近、使いにくいな。
そう呼ばれたくない人達が増えているようだが、実際には実力が伴わないから他に呼び方が無い。
仕方がないので"アーティスト"という言葉で急場を凌ぐ事が多いようだ。
"芸能人"の意味だからねぇ、、、、、素人には使えないんだけど。
素人やセミプロに多いのも実情だ。
困ったな。

年長者は敬う。
秩序は守る。
だからと言って、権力にへつらうと勘違いされても困るのだ。
味方にすれば心強そうだと思ったら、実は博愛主義でもお節介でもなく、大したメリットは無し。
"後方支援"などしないし。
自分や身内を守る為なら体を張る。
それ以外は知らない。

"人助け"というのは人を喜ばせる事だろう。
人命救助とは次元が違う。
人に喜んで貰う事は嬉しいが、それに"助け"という言葉を当てるのは如何なものか。
己の満足の為にするに他ならない行為なのにさ。
別に善いことでも何でもない。

善行は人知れずやるもの。
それが出来ない人には無理。

イスラエル発のロシア民間機が爆発。
自爆か、撃墜か、事故か、、、、、
いずれにしても同じ。
世界は、取っ組み合い、絡まって、ある方向へ転がっているということだ。

全くもってそっくりそのまんま。
真珠湾奇襲の時のシナリオと。
あんときゃ、日本は制裁を受けた側だったがね。

晴れたので、犬小屋を組み立てて塗装をした。
有機溶剤がくっさ〜〜〜。
犬達は気にせずにやって来てはくつろいでいる。
後ろ壁を塗っている時に、小さな犬が入って奥にどっこいしょと座り込んだ様な振動を感じた。
もしやと中を覗くと、小さな犬が奥にどっこいしょと座り込んでいた。
.....チェリー、あんたは入らないでっ!
え〜、ダメなの〜、しけてんの、という顔で去って行く。
3〜4回、重ね塗りをして乾燥させていたら、夜になり、大粒の雨が降り始めた。
慌ててビニールシートを掛けに行くと、チェリーが門の内側にいた。
濡れるよ、おうちに帰ったら......?
困った顔もせず、ニコニコと我が家の扉を見上げている。
寒いからお帰り、今ならあんたんちの戸を開けてあげるから......
隣の家に誘おうとすると、いや、いいの、いいとこめっけたから♪ とばかりに、
出来たてのうちの犬小屋の入り口の方へ歩いて行く。
やっぱりかい。
こういう事もあろうかと、箱を前に置いて、中に入れないようにしてあったのだ。
チェリーは、あれ? さっきは開いてたんだけどなーーー、という顔をしている。
確かに、子育てにはぴったりだわな。
いや、子供が生まれたら見せてね、とは言ってるけどさ、、、、、
お願いだから自分の家で産んでよね。

花紺と乳白色のまだらの中に、大きな金貨がひとつ。
雨上がりの澄んだ空気に、天の溜息がきらきらとこだまする。
しずくの中の景色のよう。
アスファルトに白いお腹をくっつけて、丸くなった焦げ茶の犬。
いつの間にかもう、冷たい。
飽きもせずに季節は巡る。

相変わらず、鈍くてすっとんきょうだね。
世界中が君みたいな人ばかりだったら、戦争は起こらない。
ちょっとイライラするかも知れないけれどね。

隣のチェリーが懲りもせずにまた妊娠。
毎日、お腹を空かせてニコニコ遊びに来るので、にんにくパワーをあげてしまう。
近頃は、日毎にお腹が大きくなっている。
今日も触らせて貰っていたら、動いた!
呼吸によるものとは明らかに違う向きに、ぐり、ぐり、と動く固まりが幾つかある。
ひぇ〜〜〜。
一両日中にきょんの小屋が出来るんだけど、もしかして、丁度いいや、なんて思ってる???

ステキチの案内で初めての道を行く。
舗装されてはいるが、左右は畑、田んぼ。
テトテト歩く我々三匹の足下に、又もやザリガニ。
お尻の潰れた亡骸。
可哀想に。
今日はあたし達じゃないよ。

な〜〜〜〜〜んか、、、、、、、
下らない"カンドー"企画もののテレビ番組が多いな。
たかが数ヶ月、何かに打ち込んだ位で、結果がどうだの、
報われたの、ダメだったけど得たものがあっただの、厳しいだの、アホち〜〜〜ゃう?
たとえ眠らずにやったとしても、たったの数ヶ月よ。
そんな程度で何が判る?
ナメてるね、しちゅれいやね。
天才と言われる人達は、それを十年、二十年と続け、まだ見付けられない答えを追い続けるもんよ。
そうでない人達は尚更よ。
一年や二年そこらで結果の出るもんなんか無いでしかしアンタ、眼鏡あらへん眼鏡あらへん♪

ステキチは妙にご機嫌だった。
何度も猛スピードで横を駆け抜けたり、
近道や遠回りをして、意外な所から現れて驚かせたり。
田んぼと川の間の細い道を行けば、キョンと私を疾風のように追い抜いて行く。
今度は、この間とは反対側でザリガニが「ダーーーッ!」をしていた。
山は黄緑。
こんなに鮮やかな季節だったんだね。

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