三次元漂流記 2005
この子だれの子? [5ー6月のモデル;この子だれの子?]
コケコッコの親子がね、と言いたいが、ちょっと待った。
なんかクチバシ平たいね。 足も長いよ〜。
そのうち黒っぽ〜くなって、目の前の川をスイスイ泳ぎ始めましたとさ。
1羽は足が悪く、小屋の中で暮らす様子はどこから見ても親子。
他の5羽の兄弟は、この島(?)で寝ています。
「やっぱりお母ちゃん達の傍が落ち着くわ〜」
.....次は何の子を育てるの???

□■■ Jun. 26

久しぶりにカモ川の橋を渡った。
鳥達が気持ち良さそうに集まって何か話し合っている。
その中に..... いた!
体つきや嘴はアヒルだが、ひとまわり小さく、鴨よりは大きい。
羽には、鴨のようだが、ちょっと茶色の少ない模様がある。
話に聞いた時は半信半疑だったが、間違いない!
確かに、私も現場を見た事はあるが、生まれるとは思わなかった。
どこで育てられたのか、その──カモルと呼ぼうか──は2羽いた。
そもそもここの鴨達は、自分が鴨なんだかアヒルなんだか判っていない。
というよりも、「群れ」という単位の方が大事なようだ。
橋の反対側には、お母ちゃんとばかりに鶏小屋を覗き込むアヒルが2羽いた。
育てのお母ちゃんはね、君達みたいに泳いだりできないのよ。


□■■ Jun. 22

今のアメリカ国民に、日本に落とされた原爆の責任は無い。
しかし、それを正当化することに対しては、大いに責任がある。
「あれは戦争を終わらせる為に仕方なかったのだ。」
などと本気で語るのを見ると馬鹿だなぁとすら思うし、
やられた方に責任をなすりつける言葉には腹立ちすら覚える。
国が、しかもアメリカが、
しかも自国の利益目当て以外で戦争を終わらせたがるなどという話は聞いた事がない。
そもそも、落としておきながら、原爆というものの威力を全く知らない。
水爆投下直後にのこのこシェルターから出て来て「良かったね」のハッピーエンドなんて映画は珍しくない。
年輩の中国国民も、過去の事は忘れて前向きな交流を持とうとしていた。
戦争時代のことは、現代の一国民には何の責任も無いと言って。
それが、何もかもチャラにしてよいという意味でないことは、
我々のアメリカに対する感情を思いやればすぐに判る。

他国の政府の代表が気に食わない発言をしたと言って、その国民をけなし返す。
「お前のかぁちゃんデベソ」状態である。
逆に自分のことを考えれば判るじゃないの、
小泉が参拝するからと言って、日本国民が戦争を肯定する訳じゃないと。
なのに、「議論」で熱くなると、日本人の友達しかいないような奴に限って、
「〜〜人はこんな野蛮な奴らなんだ!」などと、知りもしない他国の文化そのものを否定する。
歴史や数字を研究したからと言って、国民を知ったように思い込んでいる奴も同じだ。
最低限である言葉も判らないのに、何が判るつもりなのだろう。
言葉に頼らないのであれば、更に深い観察が必要だと言うのに。
それじゃ、プロパガンダに煽られて日本排斥運動をする人達を批判する資格ないよ。
レベルの低いもの同士で、どんどん関係を悪化させていく。
人対人の関係に、最初にあるべきは「国」ではない筈だ。
国の政策を巡って国民同士が争ってはならない。
国民自身が、自国の指導者に対して闘うべきなのである。
指導者達の道具にされるべきではない。
外に敵を求める限り、内は決して良くならない。
て言うか、低次元な争いをしてる連中だけ、まとめて海に落ちてくれ。
その方がてっとり早く友好関係築けるわ。

「日本は単一民族国家ですから」
なんて言葉をサ〜っと聞き流しといて、
「小数民族を支配しているような国を、私は国家として認めない」
なんて、よく言うよ、バ〜カ。
ま、シャベリ場よりマシかな。
日本人て、議論下手な癖に最近、ハマっちゃってるのね。
もっと訓練しなさい。
ガッコで。
欧米の真似するんだったらやりなさいよ。
アタシも下らない番組見てんじゃね〜よ。

環境破壊。
インターネットで仕入れた情報による犯罪。
.....etc, etc。
判っているのに危機感は薄く、対応は一向に進まない。
ここへ来て、終末への道は一気に加速している。
放物線のまっすぐに近くなるところへ差しかかったらしい。
物事は、二次関数。
対処しようとしても、三次関数のグラフのようには解決されない。
気付いた時には既に手後れ。
人類は、癌に似ている。

「小泉は言い出したら聞かない」だと???
一体、何聞いてんだ。
コロコロコロコロ、全く一貫性がないじゃないか。
「靖国参拝は個人として行ってます、自家用車でポケットマネーだし、
 総理として行くんじゃないヨ〜♪」
なんてひょうひょうと語っていたじゃないか。
個人として行くんだったら、他国から批判されてどうして「内政干渉」になるのか、
あんまり明晰でもなさそうなおつむをフル回転させて説明して貰いたいね。
周りもツッコミどころがイチイチ違うんだよ。
てめぇらも国会で寝てるクチか。


□■■ Jun. 21st

他人を負かすことでしか勝てない人の勝負は、ただ虚しい。
後に何が残るというのだろう。
どんな成長ができるというのだろう。

全国区のお笑いがつまらない訳は、雇う側のセンスの問題だと思っていたが、それは違う。
なんでこんな簡単なことに気付かなかったのだろう。
それは、全国区だからだ。
笑いは文化。
悲しみの感情は、国を越えてもほぼ同じ、だから人を泣かせることは簡単。
だが、笑いのセンスは、地域が違えば全く違う。
ローカルであればある程、面白い。
身内でしか判らないコアなネタほど、盛り上がるもの。
全国展開するということは、各地の笑いの最大公約数でなければならないのである。
どこかで大ウケするより、クスリとでも全国で笑って貰うことの方が大事なのである。
面白い筈がない。
全国区だから面白い筈だと、無理に笑わされている人達、
いいんだよ、笑わなくても。
大して面白くないわね、笑顔の奥でそう感じているあなたは正しい。


□■■ Jun. 12th

鹿の子ちゃん一家が集合する夢を見た。
みんな成長して、見た目では判らなくなっていたが、近付きながら
「誰かな〜」
と言うと、尻尾を振りながらまっすぐに飛んで来る子がいた。
その素直さから、すぐにボンだと判った。
実際に別れた時よりもひと周り大きい程度の、まだ仔犬体型だった。
「チュウは?」
と言うと、来て間もない頃のキョンのように、
ジャンプしながら2度、葉に当たるようなチュウをしてくれた。
ボンとキャンディにはチュウは教えなかったけれど。
目覚めると、とても幸せな気分だった。


□■■ Jun. 10th

生き物達が草むらの中を飛び回る季節、キョンの散歩は「狩りごっこ」。
この間、畑の横の用水路で、鴨の親子を襲ったらしい。
あんなところに、何故、鴨が?!
親が畑に飛び出して、バタバタとしていたが、キョンが付いて来ないせいか、
何度も戻っては、これ見よがしにバタつきながら、向こうへと誘うそぶりを見せたそうだ。
これがあの有名な、ジャポニカ学習張に載っていた、
「傷付いた芝居をして肉食獣の注意を引き、巣から遠ざける親鳥」?!


□■■ May 12

世間がどんどん無責任になって来ている。
顔も合わせずにメールでやり取り、気が進まなければ行方をくらますのも簡単。
気を遣うということが必要ない。
それが普通のような錯覚に陥り、ついつい適当に振る舞いそうになる。
ゆとりといい加減は、全く違うものなのに。


□■■ May 11

たった60年間の戦争放棄など、何の意味があるのだろうか?
その間、わざわざ放棄を謳わなくとも戦争に参加しなかった国も沢山あるだろうに。
喉元過ぎて忘れる決意など、無かったも同じ。
「状況が変わった」と言って破る不実な誓いなど、無い方がマシ。
この国には平和憲法など存在しなかったということにしては貰えまいか。
一度も顧みることなく過ち続けているよりも、ずっと恥ずべきことだから。
© K. JUNO ALL RIGHTS RESERVED.
Back
show frames