三次元漂流記 2005
この子だれの子? [4月のモデル;何をヌかしてケツかるんでございますか?]
何とコメントして宜しいものやら.....
丁寧に..... という気持ちは判るのですが.....
廃止になった香港の啓徳空港の喫茶コーナーには
「なんとか only」の日本語訳として
「のみ (だけ)」
というのがあったことを知る人は少ないかも知れませんが、
「お手洗い」=「トイレ」っちゅうことは、
わりかしみんな判ると思うのです。

□■■ Apr. 26th

ジャングルで暮らせと言われれば、多くの人は無理だと言うだろう。
肉食獣に襲われるだの、食糧が尽きるだのと、
危険が多過ぎて、とても生き延びられそうにない。
現代社会は安全なのかと問われれば、獣の代わりに車が襲って来るし、
様々な事故や現代病などの危険に満ちている。
かと言って、日々、怯えて暮らしてはいない。
実際、戦地では連日の爆弾の音に慣れてしまうそうだし、
戦時中は空襲警報が鳴っても「またか」という感覚だったらしい。
「隣のライオンはよだれをたらしている」
とでも呼ぶべき心理かも知れない。


□■■ Apr. 25th

尼崎で大脱線事故。
スピードの出し過ぎか、障害物か。
いずれにせよ、たったそれだけで大惨事になってしまうということだ。
現代社会は、か細く弱い糸の上の上に、ギリギリのバランスで積み上げられたもの。

制御できる以上の力を使い、
浄化できる以上の廃棄物を出し、
修復できる以上の破壊をする。
身の程知らずの、ただの愚か者。


□■■ Apr. 19th

なんで「車で送ってあげる」「お菓子をあげる」でついて行くのだろう?
スーパーの試食コーナーで、
見知らぬ試食係の後ろをついて回る子供達は、
一体、どういう躾をされているのか?
学校でそこまで面倒見られないぞ。
小さい子ならまだしも、小学校中学年以上でそんな事をしている子も珍しくない。
そんなだらしない子から目を離し、買い物に夢中になっている親を探して、言ってやりたい。
あんたの子は、いつ誘拐されてもおかしくないと。
自分の家のものでもない食べ物を、知らない大人にねだるなんて。
赤の他人に何かを貰ったり、してもらったり、
当たり前だと思っているのは、子供だけではない。
そして、そんな風に育てられた子は、大きくなってもそのまんま。
親のような、勝手な大人になる。
分別とは、自然に生まれて来るものではないのだから。

損得が一番。
安全とは国や警察、学校が守ってくれるもの。
知識とは、スイッチの位置を覚えること。
冗談じゃない、詰め込め!
吸収できないなら、無理にでも詰め込んで貰え。
このままじゃ、国が潰れてしまう。


□■■ Apr. 16th

すぐにスネたり、虫を追いかけたり、お前の百面相は面白いね。
お前はいつ、私の歳に追い付くの?
いつまで横を歩いてくれるんだい?
お願いだから、ずっと同じスピードでついて来て。
ニャンみたいに、追い越して行かないで。
ステキチみたいに、置いて行かないで。
前でもいい、後ろでもいいから、
離れていてもいいから、
同じ速さで、そこにいて。


□■■ Apr. 12nd

おいおい先生、何トンチンカンなこと言ってんの?
問題は「授業がオモシロくない」ことではなく、
「オモシロくなければ学べない」ことなんだよ。
あんたらが賢くなければ、子供達も賢くなれないよ。
なにビビって迎合してんの。
私はちゃんと学べる時代で良かったよ。
学業も礼節も。
後から自力で1から学ぶなんて、並大抵じゃないし、
第一、どこが欠けてるか判らないじゃん。


□■■ Apr. 11st

アヒル達は、相変わらず小屋の中で寄り添っている。
もう、全然似ていない育ての親の鶏3羽。
でも、どう見ても親子なんだよね。


□■■ Apr.9th

カモ川の中洲の鶏小屋の中に、ヒナがいる。
以前、小屋の外に出ていた時に、砂を一生懸命掘っていた。
卵を産むのか〜、なんて話しながら見ていたのだが.....
よく見ると、何かおかしい。
嘴が平べったいように見えるのだ。
それに、上に反っているような気もする。
3羽のヒナ達はどんどん白くなり、逞しく成長して行った。
そして、川デビューの日が訪れると.....
優雅に泳いでいた。
育ての親の烏黒鶏達の顔も「?」に見える。
外にいるアヒルに出会っても、仲間に見えていないようだ。


□■■ Apr. 6th

「歌は心だ」
なんて言うが、歌に心など無い。
ただの音の連なりだ。
書く者に心があり、それを表現する者がそれを充分に理解する時、
初めて音は心になる。
世に溢れる「歌」は、五十音の羅列でしかない。
いや、五十音ですらない。
「実力派」を含めて。


□■■ Apr. 5th

えっ、眼科はコンタクトレンズショップの中にあったらいかんのですか?!
そんなん、普及し始めた頃から普通でっせ。
ええっ、専門医でないと検査器具を使ったらいかんのですか〜っ?!
バンバン眼圧とか測られてますけど.....
違法なんですか〜〜〜〜〜?!
貼り紙の募集条件は「コンタクト使用者」程度でしたけど。
もしかしたら容姿端麗もあるかも知れないとは思ってましたが。
えええ〜〜〜〜〜!
「取扱厳重注意の医療器具」に変更されるんですかぁ〜〜〜?!
なら、なんで保健きかへんねん。
多いからアカン、て理由になるかい。
耳や目の悪いのは、矯正なしでは仕事は言うに及ばず、
日常生活もままならない病であるからにして。


□■■ Apr. 4th

責任が重いから
失敗するかも知れないから
そうやって、一歩も踏み出さない君。
一体、幾つで学ぶことをやめてしまったの?
君は相変わらず井戸の中。
旅人の話を聞いて、そこが全世界ではないと知った今も、決して出ようとはしない。
ただただ、ニュースバラエティで知った事件を、ネットで見た景色を、
おたまじゃくし達に話して自慢するばかり。


□■■ Apr. 3rd

教師達は、成績の悪い生徒の"個性"を必死に探し、尊重しようとするが、
外面的には何の問題もない優等生の個性は無視する傾向にあるのではないか。
後にに天才、達人と呼ばれる人が小中学生の頃から力を現す例は余り多くないだろう。
そんな段階で「個性を伸ばす」とは、道を狭めること。
あらゆる方向への可能性を広げることが本当の目的であるのに、
アイドルタレントじゃあるまいし、
10代で「個性」を見い出すなんてインスタントで無責任な大人の発想は、
現代をよく現しているではないか。
「個性を伸ばす」の落とし穴は、人々が考えるよりも遥かに大きく、深い。
浅はかな大人達の「個性」への憧れが、子供達の一生を百円均一にする。


□■■ Apr. 2nd

キョンが白いものをくわえて、穴を掘っていた。
「何をあげたの?」
「大根。」
畑から抜いて来のは皆、15cm未満のミニサイズで、
大きな葉は炒めておいしく食べたが、
"実"の方はおろしにすれば激辛、煮ればスカスカ、
どうしようもないので、浅漬けにする分を幾つか残して、
庭に転がして乾燥させていたのだ。
その1つを貰ったらしい。
お気に入りの基地に手早く埋めた後、鼻で土を押してかけ、
丁寧に口で均したかと思うと2つ目を取りに行き、
今度はいそいそと階段を降りて花壇の奥へと隠した。
ふ〜ん、別々の場所とは頭がいいな。
非常食だろうか。
3つ目をあげようと差し出したら、もう要らないらしい。
何と欲のない.....
代わりに、周りに散らばった大根の皮を口に入れたり出したり、
首を振って飛ばしたりしながら、少し食べた。
"埋蔵場所"をよく見ても、綺麗に元通りにしてあって、どこだか全く判らない。
しかし、キョンはちゃんと覚えていて、いつも計画的に掘り出すのだ。
夜、おやつを貰った時なども、
「お腹一杯だから、コレは明日の朝、起きたら食べよ〜っと。」
なんて具合に。


□■■ Apr. 1st

病院へ向かう途中、フェンスに白い文鳥が泊まっていた。
肩に黒い模様がある。
この辺りは小鳥を飼っている家が少なく、雀の群れに紛れたセキセイインコも見られない。
たった1羽で大丈夫だろうか?
「餌は取れるの?」
と訊いて「ねず鳴き」してみると、ピュ〜ッと飛んで行った。
余計なお世話らしい。

うただ氏アメリカで失敗などと騒いでいるが、別に驚くことじゃないじゃん。
前評判だって、みんな仕込みでしょう。
ラジオでかかった位で話題になるかい。
また、特に斬新な曲でもなければ、作品として奥が深い訳でもなく、
歌が上手い訳でもなければ、世界的美女という訳でもない。
大爆発しないのは、当たり前じゃん。
当たり前のことが起こっただけなのに失敗なんて、むしろ同情するなぁ。
「このドヘタクソ、二度と来るな!」
とか言われた訳じゃないんでしょう。
日本の歌手で〜す、と言って挨拶したら、あっそう、と言われた、てことでしょう。
売りと言えば、よく判らない国から来たエキゾチック少女、なのに、
アメリカ育ちのプライドからか、敢えて真っ向から勝負して、
妥当な評価を得たんだから、それでいいんじゃん。
天才じゃなかったと社会的にも認識され、
1つの嘘を守る為に嘘を重ねて行かねばならない状態に近い変な重荷も降りた今、
ようやく、成長し始められるでしょう。
© K. JUNO ALL RIGHTS RESERVED.
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