三次元漂流記 2004
謎の恐竜   [7、8月のモデル; 謎の.....]  正体見たり!
「た、隊長っ、大変です!
 庭にきょうりゅうがぁ〜〜〜〜〜!」

「き、きみっ、すぐに写真を撮りたまえ!」

 パシャッ パシャッ パシャッッ

「と、ところで、隣で寝ている生物は一体、何でしょう?!」
□■■ Aug 31st

毎日、思い出している。
鹿の子一家のこと、続いて、ステキチのこと、
ニャンのこと、そして数え切れない友たちのこと。
そして、キョンを想う。
私の時を、どうか追い越さないで。
ちび達が旅立ってから、もう2年以上にもなる。
私の中でのお前達は、今でも小さいやんちゃっ子。
うちにいた時間よりも、今の家族といる時間の方がずっとずっと長いのにね。
お前達をよその子だと自分に言い聞かせるのに、いつも苦労しているよ。
君たち犬族は、思い出にふけるなんて習慣があるのだろうか?
前向きな生き物は、そんなことしないのかな?
私だって、少し前までは振り返るという事すら知らなかった。
賢いお前たちは、私達や、仲良しの兄弟のこと、大好きなママのこと、
みんなちゃんと覚えているのだろうね。
けれど、楽しかった日々を、思い出したりするの?
今が幸せなら、必要無いよね。
願わくば、懐かしむ暇など無い位に、愉快に暮らして欲しい。
振り返ったりなんか、しないで欲しい。
思い出とは、こんなにもまぶしくて、息苦しいものだから。
そしてそのうち、少し年を取って1回か2回、
「そう言えば、そんな面白いこともあったっけな〜?」
くらいにぼんやり思い起こしてにまにましくれることがあったなら、私は最高だ。


□■■ Aug 30th

キョンは、ダックスフントのようなこげ茶。
お腹や尻尾もゴールデンで、よくいる柴系とは違う。
一体、何犬なんだろうね?
なんてずっと思っていたら、朝、家の向いを通るそっくりの体色のを見た。
顔はクロスケだった。
兄弟???

私が2月に腰痛になってから、おとんも足や腰が痛いと言い出し、
「ヒマだから」と1日2回にしてしまっていた散歩をようやく、1日1回に。
暑いからと言って、早朝に散歩に行くようになった。
そこまでは合わせられないから、私は滅多に散歩に行かなくなっていた。
今頃は、夜明けが早いので、6時前になると玄関でキュウキュウ鳴く。
家の中なので我慢しているようだが、
それが却って不自然だから、何事かと思い、1度は目が完全に覚めてしまう。
それでも、疲れている時にはぐーぐー寝ていられるから大したものだ。

久しぶりにお散歩に付き合った。
夏になってからは殆ど行かなくなった山道コースに、仔犬がいるらしいのである。
以前、わざわざ「珍しいもん見せたろ。」と呼び止めて、
うりん子を見せてくれたという家である。
キョンを待たせて、2ヶ月足らず位かと思われるチビ達を見に行く。
横で砂煙を上げながら農作業をしていたおじさんは、わざわざ機械を止めてくれた。
すぐに見に来るやつ、恐るおそる覗いているやつ、あっちへ行ったりこっちへ跳ねたり、奥ではしゃぐやつ、
順に頭と足をなでる。
ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、、、、、6匹!
み〜んな同じ顔。
しまいには口を開けて、フェンス越しに手をかじろうとしている。
おっと、仔犬の恐ろしさを忘れていた。

畑の横の溝にエビか何かがいるというので、しゃがんで覗き込む。
1センチから2センチの浅い流れの中に、確かに何かいる。
もの凄い数だ。
真上に手をかざし、影を動かすと、
「いや〜〜〜〜〜〜っ、ピピピピピッ!!!!!」
と、水面が走る。
もっと浅いところをじーーーっと覗く。
魚だ.....!
ニンゴロ。
山でしか見た事のないやつ。
あ、ここは山か。
窪みで、2センチほどの甲羅のカニが、川底になりすましていた。
あ〜、山か。
当たり前か。
ということは、
ここからこれが無くなったら、もうお終いなんだ。
地球は、終わりってことだ。


□■■ Aug 29th

何ちゃら漫才アワード。
えっ、あれからもう1年経つの?!
誰か教えて下さい、「笑い飯」のどこが面白いのか.....
大して面白くもない癖にやかましいクラスメートみたい。
「いつもながら芸をナメてるなぁ」以外の感想は無い。
2言3ことなら愛想で笑うが、2分以上喋られるともうしつこくて付き合ってあげられない。
自分の好きなように喋りまくるだけの適当な「スタイル」、あれを「ダブルぼけ」とは言わない。
同じネタをいつまでも2人で取り合いして、思い付いたことを全部出す。
アイデアを「削る」という、最も大切な作業を飛ばしてしまっている。
せっかく思い付いたネタから、幾つかに絞り、他を見送るというのは断腸の思いであろうが、
それを棄てられない様では素人の域を出ない。
こんなことを何年やっても、上手くなんかなりようがない。
「大阪のお笑い」と見るから、目が厳しくなるのだろう。
東京へ行くのは、このテなのである。
タモリの昼番組に出ている「お笑い」と並べれば、あのレベルである。
歌手や俳優なら、修行を積めば何とかなるが、お笑いだけは、いくら技術を磨いてもセンスが無ければダメ。
面白くない奴は、面白いことが思い付かないのではなく、
自分が面白くないことに気付かないということに問題があるのだから。
まぁ、彼等の場合はセンス以前の問題やけどね。
何で誰も言うてあげへんのん?
横山やすしに何となく雰囲気似てるから気使うの?
「俺らは人気者」風なふてぶてしさに惑わされてるの?
一流と言われる芸人が褒めたら、そうだそうだと頷かなければ不安なの?
テクも無いのに、審査員は何を見てるんでしょう。
まぁ、あそこで他のグループが優勝しても、困ったことが起こるんやろうけどね。
売り出して貰う為に必要なのは、POPさ。
見た目の特徴。理解のし易さ。
本来、1番の条件である筈の「質」なんか、もうどうでもよいのである。
考える頭も、たしなむ心も無い国民の人気を得る為に。
そのうち、本も全部ひらがなになる。

基本を軽視することと、新しさを追究することとは全く違う。
幼い頃から絵の基本を徹底的に叩き込まれているピカソの、
前衛的な部分だけを見て「これこそ芸術だ」と言う奴とか、
イアン=ギランやロバート=プラントの、地味にちゃんと歌ってるとこは飛ばして、
変態シャウトばっかり真似してる奴とか、
そんなのがアートを語っちゃいかん。

凄いコンビを発見してしまった。
「南海キャンディーズ」
新しいキャラである。
司会者の腕が要求されるコメントをさりげなく吐く。
凄い。
絶対に全国区にはならないだろうけれど、生き残り、本物の世界で長く続くだろう。


□■■ Aug 27th

現代人は「条件反射」的にしか生きていないように思う。
積極的に生きていない。
本来ならば、産まれ落ちてすぐに始まる筈の生への闘いを経験しない。
死にかけないと判らない、不思議などうぶつ。


□■■ Aug 24th

オリンピックでも「感動」のFAXが殺到。
偽者に日々、感動している連中は、麻痺することは無いのだろうかと不思議に思う。
あれかな、100点満点の試験で、5点取れたら合格なんだね。
6点と99点の差は全く判らないで、「ハイッ、合格!」
審判がそれだとコワイわね。
スポーツだけは辛うじてセーフかい?


□■■ Aug 23rd

女子レスリングを見ていた。
手足に力が入ってしまう。
浜口京子がひっくり返されまいと踏ん張る場面、足下の絨毯がずれそうになり、
おっと、闘っているのは私じゃなかった.....
不思議なのは、彼女が松岡修造にそっくりなのを誰も指摘しないことである。

小型魚を大量に見たくなって、熱帯魚屋へ。
「関西最大級の売り場面積」につられて行ったそこは、ついつい見逃して通り過ぎてしまった。
「tetra」のロゴが辛うじて見えたので、引き返した。
中は、半分が器具で残りが水槽。
2階は中古水槽。
「売り場面積」は非常に狭い!
確かに、入り口しか無いぐらいの店も中にはあるから、
「関西では大きい店と超小型店の中間位で〜す」というのが正しいのではなかろうか。
生体の種類は豊富だったが、季節がらか、それほどに珍しいものはいなかったように思う。
いや、いたが、売り物水槽には入っていなかった。
カラシンとコイ系以外は大して勉強していないので、
アロワナやシクリッド、海水魚はさっさと飛ばし見る。
綺麗なものには「わ〜〜〜っ」とかぶりつくものの、名前は一向に覚えない。
そんな中、ブルーの美しいディスカスのペアが目に止まる。
「子育て経験あり」
との札が付いている。
自分で産んだ卵すらパクパク食べてしまうカラシン達と違って、子煩悩な魚だ。
愛好家は、その微笑ましい様子に魅せられてブリーディングをするという。
よく見ると、小さな透明の魚がくっついているではないか。
こっちにも、もう1匹にも!
所謂ミルクは、雌雄どちらからも出るのだろうか?
「おとうちゃ〜ん」
「おかあちゃ〜ん」
と声が聞こえて来そうだ。
「経験あり」
どころか、子育て真っ最中ではないか。
売れたらどうするんだろう。
稚魚は水に敏感だし、移動は不可能だろう。
それとも、店の人が面倒を見て大きくするのだろうか?
なんか可哀想だ。
この光景を見て
「これ下さい。」
と言うのは、極悪人な感じがするのではないか。


□■■ Aug 19th

卓球の愛ちゃん、強ぇ〜。
ちやほやされて我が侭な子に育つのではと思っていたが、
こんなに良い子になるなんて。
ホレそう。


□■■ Aug 10th

物事は見つめないと見えて来ない。
何日間、眺めていたって決して見えない。
ボーーーッと見ているだけじゃダメなんだよ。
瞳に映っていても、何も認識できない。
君のノーミソは暇つぶしばかり。

すぐに「判らない」と言う君。
答えを貰おうとする君。
虫の方が勤勉だ。

命の重さは等しくない。
生きようとする懸命さに比例するのである。
その意味に於いて重くない命があるのは、ヒト族だけだが。


□■■ Jul 9th

昨夜、頼まれてアイスクリームの作り方を調べていたら、
「生クリームには動物性ものもと植物性のものがある」という表記に驚き。
「バターには動物性ものもと植物性のものがある」と言われた気分だ。
今朝もまた1件!
本格的なレシピを幾つも公開していて、かなり知識のありそうな人だった。
近頃、世の中がいい加減だ。
半端な「専門家」も増えている。
趣味か仕事かは関係ない。
探究心の問題ではなかろうか。
教育も実社会も、物事の本質をおろそかにし、
生活にすぐに役立つ「実用性」にこだわり過ぎている。
理屈が判らなくとも、使えればそれでよい..... そんなことで本当にいいのか?!


□■■ Jul 4th

広島の被爆者平均年齢72.5歳
生き証人が減って行く。
正に、「死人に口無し」。


□■■ Jul 2nd

日本人は、何故、冷静に自分の国を見つめられないのだろう。
歴史の浅いアメリカ人が、帰属意識の浅い日本人のコンプレックスには共通点がある。
にわかナショナリズムが大好きで、時に、自らが否定するいじめや差別を行っていることにすら気付かない。
戦時中の話が出る度に、殊更に「国」を正当化する連中は、
ヒトラーやムッソリーニを憎む人達に向って、同様に独裁者の弁護をするのだろうか?
問題提起されるとすぐに己を肯定し、
突き付けられた事実にも目をつぶり、考えるという行為を放棄する、退行老人だ。
動物愛護団体や人権養護団体を見下し、
あいつもこうだ、お前もこうだと揚げ足を取ることによってしか己を肯定できない。
そんな偽者の「自信」に尊厳は無い。
退化した上に2度と進化できない、サルから退化したこの生き物を何と呼ぼうか?

何故、日本人旅行社が嫌われるのか?
それは、人間の中に入って行かないから。
幾ら嫌いな民族でも、自分達の文化に興味を持ち、知ろうとしてくれる人に向って悪意を抱く人は少ない。
「人」として接していないから、人間同士の関係が生まれない。
相手を人間だと思えば、態度は変わるのである。
自分が敬意を持っていない相手から尊敬を得るのは、簡単ではないだろう。
それは、何も人間相手の関係に限ったことではない。
© K. JUNO ALL RIGHTS RESERVED.
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