三次元漂流記 2004
願いの絵馬   [1、2月のモデル; 来る年、さる年]  よくばり絵馬
神社へ遊びに。
勿論、正月に行くと、こんな写真は撮れません。
「On Air DJ」では、これに私が写っているのを使いました。
絵馬には、合格祈願よりも、世界平和を願うものが多かったように思いますが、
現実のリーダー達にも、声を大きく訴えて続けねば、世は変わりません。
家庭や地域単位の地道で継続的な努力こそが、本当の実を結ばせるのです。
ブームで世は変わりません。 だって、考えてみて下さいな。
空前のヒット「だんご三兄弟」が3ヶ月で記憶の隅に埋葬されてしまったのは
いったい、「なんでだろー」かと.....

□■■ Feb  23rd

今日は、おちびたちの2回めのおたんじょうび。
おめでとう。
大きく、たくましくなっているんだろうけれど、
私が思い出すお前たちは未だに、
玄関でうんこをしたり、靴のひもをかじったり、
まだ薄っぺらい耳をぴょこぴょこさせて追いかけっこしているよ。
生きているだけで、いいことしているお前たち。
生きているだけで、悪いことしている人間たちに、もっともっと、
いろいろなこと、教えておやり。


□■■ Feb  22nd

ランちゃんが、死んだそうだ。
21歳と言っていたっけ。
ピヨでも17-8年だったから、ものすごい長生きだね。
ちょうど見た目は鹿の子ちゃんみたいで、華奢だったけれど、
いつも、ゆっくり歩いていた。
ときどき、痛そうだったけれど、自分の足でしっかりと歩いていた。
ついこの間も、走っていたよね。
キョンのお散歩の時に出会うと、細い尻尾を振って控えめに喜んでくれたね。
仲良くしてくれて、ありがとうね。
きみたちは、何て善良なんだろう。
どうしたら、きみたちみたいになれるのかな。


□■■ Jan  31st

どんなに尊敬されていたって
どんなに感謝されていたって
どんなに多くの人の心を動かしたって
どんなに誠実に生きたって
自らを存在せしめた筈の人に認められなければ
死んでいるのと同じ
いや
生まれて来なかったのと同じ
恋人に裏切られたなんて
友達がいないなんて
大したことないじゃないか

ねぇ、ブロイラー
今夜は何を食べるの?
満たされないわって瞳をうるませながら
何を食べるの?
たるんだ肉体は美しくもなく

裸のお姫さま
さぁ、新しいドレスをどうぞ
とびきりお洒落で
個性的なドレス
きっと他の誰にも似合わない
みんなが見とれているよ
素敵なドレスだね
もうひとまわり、してみて
虹色のドレスをよく見せて
こっちにも
こっちにも
喜んではやし立てるのは
ドレスが見えていないからさ


□■■ Jan  29th

クロスケの写真が届いた。
あのやんちゃ坊主がどんな大人になっているのだろう。
とてもわくわくして、待った。
そして、びっくり。
鹿の子ちゃんそっくり。
かっこいい目張りに、「楽しいよ!」と言わんばかりの表情は、ちっちゃい時のまんま。
「わがまま言うぞ!」という口元も。
生まれた時は真っ黒だったのに、綺麗な茶色になって。
1匹だけ、お母さんに似ていなかったのに、やっぱり「醜いアヒルの子」だね。
分厚くて丸みを帯びた耳は、ステキチにそっくりなボンと一緒だね。
お前達に出会えてよかった、そう思ってくれる人達がいる。
お前達の誠実さが、きっと、他の犬達の運命、そして、地球を変えるだろう。
精一杯、そして誠実に生きることを忘れた人類を、必ず変えるだろう。
変わらなくては、そう決心させるだろう。
もうすぐ、2歳になる、大きなちから。

「愛された深さが浅いと、人を愛する深さが判らない」
これは深いな、その通りだ。
愛されたいと日々、つぶやきながら、自分は誰かの為に面倒なこと、難しいことはできない。
「夢」を語ったり、フェロモンをまいたり、
労力のないことばかりせっせとして、「愛」を証明しようとする浅はかさ。
哀れ。
真の友を持たない人は、人の友にもなれない。
人間関係を損得計算だと思って生きて来た。
そのくせ、自分に人が集まるのは、自分に魅力があるせいだと勘違いしている。
これも哀れ。
そんな人達の口癖は「裏切り」。
友とも思わぬ相手に友の顔をするという最大の裏切りを、
最初に自分がしていることにも気付かない。
哀れ。
愛されずに死んで行く彼ら、彼女ら。
愛してくれる人を見抜けずに、裏切り、死んで行く彼ら、彼女ら。

足跡を残したい、なんて、陳腐な「夢」だな。
闘って、子孫を残し、守ること、
朽ちて、生命の恵みとなること、
それが、本当の「足跡」。
生きた証は、必死に生きるその瞬間にしかない。
始まりも終わりも、大地に見届けられれば、それでいい。
それしか無いじゃないか。

写真を修正して、シワを取り除いて、
武勇伝を脚色し、でっちあげた伝記。
名前だけあんた。
大袈裟な碑文が、嘘つきの永遠の証拠。
そんなの欲しいのかい。
子孫に尊敬されるのは、架空の人物。
創造主は、あんたですらない。

君は、どんどん醜くなってゆく。
もうそろそろ、若くさえないよ。
どうするの?
中身は相変わらず、からっぽ。
美しくなりたいと言いながら、己を磨くこともせずに、
流行りの服を買ったり、化粧をしたりすることばかりに精を出し、
他人を見下して来たんだから、当然だよね。
君は、ただの人。
特権階級でも何でもない。
他の人とおんなじ。
楽しいことは、もう使い果たしました。
これからは、借りを返す人生です。


□■■ Jan  7th

最近、ミックス犬が流行だとか。
何が「世界に1頭だけの犬」だ。
どの生き物だってそうだろが。
「世界に1つだけの何とか」なんて歌に説得力が無いのは当然だ。
感動の涙は、飽食時代の我が侭人間達の甘え以外、何も映してはいない。
本物がいないのも、不思議は無い。
アーティストだけでなく、人間として、存在として、本物がいない。
本当に生きている人がいない。

個性とは、個性的な型を作って、そこに材料を流し込んで作るものではない。
「見付ける」というのも、はっきり言って違う。
己を厳しく磨き、人を敬い、誇りを持って生きること。
真剣に生きることから始まる。
そこから出発し、そこへ向かう。
そうすることによりしか得られないもの。
当たり前のことだが、現代人には苦労の要ることらしい。

溺れているなら助けよう。
怪我をしたなら手当てしよう。
だが、甘える奴にはビンタしか要らない。


□■■ Jan  6th

1月1日
隣の犬に手を咬まれる。
御機嫌ななめで、いじけて淋しそうだったのだが、どうも機嫌も悪かったらしい。
右手の甲をガブリ。
無理に引き抜くと身が剥げそうなのでやめるのを待ったが、パニックらしく、いつまでも咬んでいた。
手の甲一帯に歯の痕が.....
結構ひどいことになったかと思ったら、
内出血で腫れたり、色が変わったりしているものの、傷そのものは浅い。
年末、立て続けに見た格闘技番組の流血に比べ、
「なんだ、大したことないじゃん。」

朝から何も食べていなかったのに、更に30分ほど、手当てでおあずけを食らってしまった。
あの子のことだから、何の予防接種もしていないのだろう。
病院が開いていたら行っただろうが、何と言っても元日。
消毒しまくって、血を出して、傷口を塞いで.....
腫れはすぐに引いたし、内出血も翌日には消えたし、今、生きているし。
怪我していたって、2日は仕事。

もう、絆創膏は取ってもよいのだけれど、うっかり引っ掻いたりしてしまわないように、
念の為につけたまま、今日は5ヶ月ぶりに歯医者へ。
私は、自分が小顔なのを、数年前、人に言われるまで知らなかった。
おかんに聞くと、「ああ、小さいよ。」
そのせいで、顎が小さいらしい。
並び切らない前歯が激しく歪んだり、変なところから生えたりしているのはその為なのか。
おまけに奥歯が1本、完全に内側に生えていて、先生からは「魔の三角地帯」と警戒されている。
ここを磨く為、歯ブラシを2本、使っている。

「小顔」が褒め言葉とは知らなかった。
一族はみんな小顔だから、何でも褒めたがる伯母達も、
「小顔だね」なんて褒め方をしなかったのだろう。
代わりに、おなごは皆、身長が低いので、
「背が高いね〜」「足が長いね〜」など、会う度にしつこく褒められた。
背が低いのは客観的に判っていたが、「足が長い」は中学まで信じていた。

歯は、また半年後に見せに来いと言われた。
少し黒くなっているところは、夏から膠着状態。
悪くなるようなら治療をするということだった。
負けてたまるか。
磨いてやる!
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