「蓮池から」
郡山からここ小泉へと続く街道(現在の県道9号線)の、九頭上池(くずかみいけ)の横を過ぎ富雄川を渡るあたりから、蓮池越しに緑に囲まれた慈光院が見えてくる。 この池は農業用の灌漑用水であるが、昔から「慈光院蓮池」と呼ばれており、石州も庭や境内の一部と考えていたと思われる。 ちなみに現在庭園内に祀られている弁財天は、この池の中程にある弁天島から移されたものである。