子どもと登る唐松岳

この夏休みに7歳10歳の子どもと60代半ばのおじいちゃんおばあちゃんと白馬の唐松岳に登りました。
おじいちゃんおばあちゃんは,この道40年以上のベテラン日本百名山踏破までもう少しの足前。それに比べて子どもたちは昨年栂池から白馬大池往復が初めての北アルプスでした。

1日目

白馬ジャンプ台

出発は早朝。中央道を走って豊科から白馬へ。
お昼は白馬の道の駅で食べたけれど野豚のとんかつ定食の味が落ちたかな?
お昼過ぎにいつもの「丸金旅館」に到着。
子どもたちはさっそく卓球を始めた。運転手のわたしは昼寝。
お散歩に出かけた先は,オリンピックで有名になったジャンプ台。わたしたちは二回目なんだけど,おじいちゃんたちは初めてなのでやっぱり上った。
ラージヒルの上から見ていたら突然コースに水が撒かれた。なんだなんだと思っていたら三人の選手が練習に現れた。「ラッキー!」そこで取ったのがこの写真。
雪がないと一段と跳ぶのが怖そう。この後彼らが飛ぶのをノーマルヒルから下からと幾度も見ていました。夏場は,サマージャンプが行われているらしくジャンプ台前の宿舎の軒には,ユニフォームが干してあった。
ジャンプ台の前にはノルウェーヴィレッジがある。
かわいい小物が売ってあってのぞいてみた。
前にはトロールの像があった。

2日目 雨の日の過ごし方

七倉ダム

なんと雨が降ってしまった。昨日の夜に天気予報を見て心配していたのだけど。
そこで宿のご主人のお勧め雨の日コースをご紹介。
大町エネルギー博物館。プラネタリウムの説明をしてくれるおじさんが良かった。あんまりいい声なので寝てしまわないように。鼾をかいて笑われますよ。
その後は,もちろん大町ダムを見に行こう。七倉ダムは,自然の石を積み上げたロックヒルのダムです。
山岳博物館次に,大町山岳博物館へ。ここは,大糸線を挟んで大町ダムと反対の東側になります。登山の歴史や雪型の話,山の生き物のことが良くわかる。
博物館の前にはコマクサが植えられていました。
また後ろには付属の動物園があります。ここで雷鳥やカモシカが見れます。
この建物の前を通って山を上がって行くと八坂村に入り。鷹狩山山頂の展望台に行ける。
道が細いので対向車両がこないことを祈りながら登ってください。
最後は少し歩きなんだけど,こんな山の中に山小屋があって焼肉が食べられる。
お昼が食べられるところを探して麓をうろついたわたしたちは,ここを見つけて悔しかった。
晴れていたら展望がいいだろうな。望遠鏡が只なのも珍しい。

3日目 いよいよ唐松へ

リフト3泊しかしないわたしたちは,2日目に雨に降られたので唐松は日帰りにすることに。
お握りの弁当を作ってもらって7時半に出発。
ゴンドラアダムで兎平まで出てアルペンリフト,ロマンスリフトを乗り継いで,ケルン上の第1八方池山荘まで。
なんだか中学生の団体が。7組まであって250人ほどいるらしい。こんな団体と一緒になったら大変と8時半いそいで歩き始める。トリカブト
天気が悪くてガスっている。
8月下旬では高山植物も無いかと心配していたがヤマユリやトリカブトが咲いていた。
曇っていたためかえって暑さが和らいで歩きやすかった。
尾根歩きは風が涼しくて気持ちいい。2ヵ所ほどダケカンバの低木帯に包まれるが全体に岩がごろごろして草ははえているが木は無い景色が続く。
八方池の第三ケルンを越えて少し登るとこの季節でも雪渓が残っていた。
左側に谷を見て足元が険しくなってきて鎖場があったらもうすぐ頂上。
今は,唐松小屋の増築工事中でした。工事のおじさんたちは泊まりこみでこのシーズン仕事をしておられるとかで羨ましいと言おうか,大変と言おうか。コマクサ
一夏ならやってみたいな。小屋から山頂に向かっての少し向こうには,コマクサが咲いていました。
コマクサは写真を取ろうと登山道から外れて踏み込むと花自体は踏まなくてもかれることがあるそうなので立ち入り禁止は守りましょうね。昨年八方池付近にあったコマクサが今年は無くなっていて取られたのか枯れちゃったのか,悲しいことです。
山頂で霧が晴れるのを待ってやっと取れた写真です。
往復6時間。子どもたち良くがんばったよ。

山頂から


4日目 おまけの日犬山城

帰る日に長男の趣味でお城めぐりをすることに。
今回は犬山城。
ちょっと松本城に似ていたかな。
落ち着いたいい城でした。
長良川からのロケーションも抜群。
やたらと時間をかけて城を見るお兄ちゃんとおじいちゃんの女性軍はあきれていました。
あーやれやれ。

こうしてこの夏の「父さん置いてきぼり旅行」は終わりました。
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