エイサーツアー

奈良民舞の会では日ごろの成果を試すべく?
8月25日〜28日までエイサーを習いに沖縄まで出かけました。

なら民舞の会

運動会の集団演技で民舞を教えるために奈良市内の小学校の教師が中心になって民舞を習っていましたが、今では踊ることが楽しくなってすっかりはまっています。

名護青年の家

私達がエイサーを習うために宿泊していたのが名護青年の家です。名護市街からオリオンビール工場の横で橋を渡り、名護城址の方に山道を登りきったところにあり、名護湾を見渡せる山の上にあります。
県立のこの施設は、とても立派で体育館もあるためこの講習にはぴったりでした。朝の集いでは、英語バージョンのラジオ体操が名物のようです。
清掃の時間もあり野外活動を思い出しました。

<一日目>第1回エイサー講習会照屋先生

名護青年の家に到着し、入所式が終わるとさっそく第1回の講習です。
エイサーを習いたいなと言い出した時、話を聞いた与那嶺先生が、沖縄からはるばる奈良まで来て私達にエイサーを見せてくださいました。その時に講習を受けて以来、ビデオを元に「ミルクムナリ」を何回か練習していました。
今回の講師の照屋先生が、「1度踊ってみてください。みせてもらいます。」とおっしゃったのでみんなでパーランクーを手に持って披露したのですが・・・
照屋先生の目が点でした。
かくして、特訓が始まりました。助手として若い衆を二人連れてきてくれましたが、「ちょっと、こっちへきて。」「こっちへきて」とおばさんパワーに振り回されていました。
傍で踊ってもらわないと分からないのですもの。おまけに90度、180度と向きが変わるので方向を変えたらもう分からない。四隅に先生がほしかったです。休憩の時も先生をつかまえて質問攻めでした。

<一日目>地元青年会のエイサー見学

エイサーの衣装

青年会のエイサー夜は、8時半に青年の家を出発して字もとの青年会のエイサーの練習を見せていただきました。
どこへ行くのだろうとキョロキョロしていると来たことある道に・・・(去年パイン園に行く時通った道だ)そうです。着いたところは、ネオパークの駐車場でした。車のライトを照明にして地元青年会の人たちが踊ってくれました。さすが迫力満点。
エイサーの大会が近いという忙しい時に、早い時間に(普段はもっと遅い時間にやっているらしい)集まってくれた上、ちゃんと本番の衣装を着けてみせてくださいました。
(真っ黒で写真はうまく撮れなかった。)

<二日目>第2回エイサー講習会

この講習会では、2曲目の「華ぬ美ら島」を教えていただきました。
私はいきなりパーランクーをひざにぶつけてめげそう。でも見ているよりやってみた方が簡単だった。(少し余裕?)
この曲も向きが4方向に次々変わるのだけれど、思い切りパーランクーを振り回すのがなぜか快感だった。(もう一回ひざに当ててしまっ
たけど)
それからエイサーに付いての講義もあってほっとした。踊りつづけたら体中の水分が汗になりそうだった。
時々、体育館の屋根が「パラパラパラパラ」といって雨が降ってくるのだけれど3分くらいで止んでしまいました。
今年の沖縄は、台風が来ないので水不足だそうです。

<二辺野古の海日目>辺野古団結小屋

お昼にはみんなで辺野古に行きました。
辺野古には、キャンプシュワプがあり、そこは米軍のヘリポート建設が予定されていたところです。住民投票に反対派が多数となりましたが、太田知事が再選されるかどうかは、この問題にも大きく影響して行くようです。
ジュゴンがいるという美ら海でした。

団結小屋で代表者の方のお話を聞いていると沖縄の基地に関する問題が大変複雑でさまざまは事と関連していることが分かりました。
人権について考えました。

<二日目>第三回エイサー講習会

子どものエイサー獅子舞

ここでは、地元で照屋先生が指導しておられる子どもたちのエイサーを見せていただきました。
小さい子は3才くらいでしょうか一人前に衣装を着けてお兄ちゃんやお姉ちゃんに混ざって踊っていました。
照屋先生による獅子舞も
見せていただきました。
交流会ということで私達も「御神楽」と「ソウラン節」中田親子による「八丈島太鼓」をしました。
その後子どもたちと私達みんなで「ミルクムナリ」と「華ぬ美ら島」を踊り、最後はみんなで「カチャシー」の乱舞でした。
この日の夜は、名護に繰り出し沖縄料理と泡盛を楽しみました。

<三日目>第4回エイサー講習会

いよいよ仕上げ。しかしここに来て3曲目「唐船どーい」を習ったあたりから体力と少ない脳みその限界がきました。
最後にと2チームに別れて向かい合わせに踊ったのがいけなかった。
一番前にいた私は、真ん中出前と後ろの別れて向かい合った瞬間右と左が逆転してしまい空中分解してしまいました。
90度180度と回ったとたんに方向が分からなくなって「ミルクムナリ」は散々でした。

糸数ガマ

練習を終え名護を後にした私達は、パーランクーを懐中電灯に持ち替えて「糸数ガマ」を見学しました。
サトウキビ畑の広がる田舎道を民家の方へふと紛ったところの木の陰に洞くつの入り口がありました。急な階段を下りて行くと中は真っ暗。防空壕や病院として使ったという説明に息をころして進みました。少し広くなっていたところが死体安置所だったことはショックでした。
その後ひめゆり平和記念資料館に行きました。
ホテルサンライズ知念に着いたには6時過ぎ夕食前に海へ行きました。
根性で泳いだのにほとんど何も見えませんでした。

<四日目>

この日の午前中がこのツアー由一の自由行動。といっても足がなくては動けないために・釣組・戦跡巡り組・買い物ツアー組・海水浴組に分かれました。私は朝食後、シュノーケリングをしました。名前は分からないんだけど縦縞に横縞コバルトブルーの魚がたくさんいました。ぽかぽか浮いていて気がつくとちりめんじゃこのようなような小さな魚に囲まれていたりして時間を忘れてしまします。
昼に車でホテルを出発して空港へ。途中お昼ご飯を食べようということになって本屋で立ち読みしたガイドブックに「公設市場」の2階がGOOD!というのを思い出しました。レンタカーでもらった地図を頼りに進んでいくと(気づくべきでした。)そこはアーケードのある歩行者専用の道路。1本東の通りに入ってすぐに駐車場が見つかってそこの止めました。駐車場のおじさんに公設市場の場所を聞いたのだけど
行ったことがないとのこと「男は市場へ行かない」そうです。まあやっとたどり着いた公設市場は活気のある賑やかなところ。2階では沖縄料理が楽しめます。今度時間が合ったら1階でいろいろ買って2階で料理してもらおうと思います。隣で食べてたカニがおいしそうでした。お土産も安く買えたし楽しかった。通りのお店もゆっくりのぞいてみたかったです。なぜって、レンタカーを替えしたのは私達のグループが最後。遅刻でした。それでも市場でしっかり、海ブドウと豆腐ようの味見をしました。駐車場から公設市場に行く間にアルゼンチンの揚げ菓子が売っていて100円でおいしかった。

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