(5月3日)晴れ

蝶友の山田氏が息子さんも連れていくというので、私も愚息を連れ、4人でマイフィールドへと

向かった。お弁当持参で、ピクニック気分である。念のため、最初にミスジポイントへ直行した

が、さすがにnullであった。来週あたりが出始めであろうか。次にミヤマカラスポイントに到着。

ビデオ・カメラ中心の蝶屋K氏に出会い、いろいろと参考になるお話を拝聴する。しかし、肝心

のミヤマカラスは約2時間粘るも1頭も遭遇する事はなかった。山田氏がスミナガシを1頭も所

有していないので是非採りたいというので、最後に先週行ったポイントへ向かう。3時前から飛

び始め、30分間で数頭観察する事が出来た。山田氏はそのうちの3頭を採集し、満面笑みで

、帰路につかれた。本日の目撃種は、モンシロチョウ、キチョウ、ツマキチョウ、ナミアゲハ、キ

アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、モンキアゲハ、ツマグロヒョウモン、コジャノメ、ヒメウラナミ

ジャノメ、クロコノマチョウ、クロヒカゲ、ルリシジミ、アオバセセリ、テングチョウ、アサギマダラ

であった。

(5月5日)晴れ

今日のフィールドは、天気が良いにもかかわらず蝶影は薄かった。大阪市内から来たという、

小六のかわいい2人連れの虫屋さんと出会った。子供の日にピッタリだ。しかし、蝶ならびに食

草、トンボにいたるまでなかなかの博識で、10年後、20年後が非常に楽しみだ。本日の目撃

種は、ナミアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、ジャコウアゲハ、ナガサキアゲハ、コジャノメ、ゴ

マダラチョウ、ツマグロヒョウモン、ダイミョウセセリであった。

(5月11日)くもり

早朝まで雨が降っていたが、次第に天気が良くなり、午後には晴れるという予報だったので、ミ

スジポイントに向かう。かなりの時間待ったが、太陽が顔を出している時間はトータルで30分程

度しかなかった。それでも2頭を目撃する事が出来た。ただ、撮影の方はモミジの上を滑空する

だけで1度も止まることはなく、失敗に終わった。突然蝶友の山田氏から電話があり、今から向

かうとのこと。1時間後合流して観察を続けたが見ることはなかった。時間もまだあるので、前回

綺麗な写真が撮れなかったスミナガシを撮影するため、今回は、テリ位置の低い第2ポイントへ

移動する。数頭観察出来、至近距離からの撮影にも成功した。本日の目撃は、上記以外に、ミ

ヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、アオスジアゲハ、コミスジ、(アサマ?)イチモンジ

チョウ、ゴマダラチョウ、イシガケチョウ、クロヒカゲ、アオバセセリであった。

(5月18日)くもり時々雨

今日は、アカシジミの撮影をしようと早朝に起床したが雨。2時間程して止んだので、ボウズ覚悟

でフィールドヘ出発した。アカシジミのポイント付近の下草を丹念に見て回ったが、ズボンがズブ

濡れになっただけであった。このフィールドにはゼフが少ないながらも5種類生息しているので、

これから早起きが続きそうだ。本日の目撃種は、ヒメジャノメ、ヒメウラナミジャノメであった。撮る

には撮ったが、天気と腕のせいで写りはC級であった。

(5月25日)快晴

早朝起床し、電車とバスを乗り継いで、京都市左京区の山奥に出向く。バスはハイキングのシー

ズンとあって、熟年夫婦、熟年グループで満杯の状態である。まさに熟年パワーの炸裂である。

おかげで、行きも帰りも1時間以上のバス旅行立ちん棒であった。疲れた。 蝶の方であるが、

昨年このポイントに7月に行ったときは、ゼフが質量とも豊富で良い印象を持っていたのだが、

時期が変わるとこうも違うのであろうか、質量ともかなり不満の残る結果となってしまった。これ

からはゼフのシーズンだけ来よう。本日の目撃種は、モンキチョウ、クロアゲハ、ミヤマカラスア

ゲハ、ヒメキマダラヒカゲ、クロヒカゲ、テングチョウ、アサギマダラ、ミヤマセセリ、トラフシジミで

あった。

(5月26日)快晴

今日はマイフィールドへ観察に行く。アカシジミが最盛期でカウント出来ないほどであった。しか

し他のゼフは目撃出来なかった。やはり例年通り6月の発生であろうか?子供の日に知り合い

になった昆虫少年に出会う。掲示板のとおり赤い網を持ってアゲハ類を狙いに来たそうであるが

アゲハ類は赤い網にあまり関心を示していない様子であった。それよりも人間の方が興味を示し

た様子で、ハイカーに「その赤い網どうしたの。お母さんに縫ってもらったの」と意味不明の質問

をされ、前田少年も困っているようであった。いよいよ来週から6月。シジミ、タテハ、ジャノメ等

最も多くの種類が観察出来る月である。気合いが入る。本日の目撃種は、モンシロチョウ、キチ

ョウ、ナミアゲハ、アオスジアゲハ、クロアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、コミスジ、イチモ

ンジチョウ、ミスジチョウ、ゴマダラチョウ、イシガケチョウ、クロヒカゲ、ヒカゲチョウ、ルリシジミ、

ウラギンシジミ、アサギマダラ、ダイミョウセセリ、テングチョウであった。