(4月6日)晴れ時々くもり
ギフ狙いで先週のポイントに蝶友の山田氏と出かける。先週はまだ蕾だったカタクリも満開となり、
本命のギフも数頭観察する事が出来た。しかし、定番となるハネを全開させたA級ショットを撮るこ
とは出来なかった。まだまだ未熟である。私にとって心境の変化としては、当日念のために捕虫網
を持参したが、一度も振ることはなかったことだ。撮るは採るよりも面白い。本日の目撃種は、モン
シロチョウ、キチョウ、ヒオドシチョウ、キタテハ、テングチョウ、ギフチョウであった。
(4月13日)晴れ時々くもり
午前中は、自宅周辺を散策する。日本を代表する名蝶である、モンシロチョウとナミアゲハの撮影
に初めて成功する。帰ってから息子に見せたら、何でこんな「ヘチョイ」蝶を撮っているのと言われ、
呆然自失となる。午後はショックで立ち直れなかった。
(4月14日)晴れ
カタクリもギフチョウも先週は、C級ショットしかとれなかったので、3度目の正直を期待して、再々
挑戦した。ギフチョウの方はさすがに初見日から、2週間以上もたっているので、目撃数も非常に
少なかった。先週よりはややハネを広げたショットを撮れたが、満足のいくものではなかった。カタ
クリの花も先週よりはそれらしい写真を撮ることが出来た。ギフチョウ以外の蝶としては、ミヤマセ
セリ、ツマキチョウを見た。これで今年のギフチョウは終了。来週からどこへ行こうかな。
(4月20日)晴れ時々くもり
遠方に行っても、それほど珍しい種類は期待出来ないと思ったので、ホームグランドにしている東
大阪市の公園へと向かう。ここでも70種類以上の生息が確認されているので、こつこつと、撮影
による種類を増やしていこうと思う。この時期には珍しく蝶屋さんと出会う。ミヤマカラスアゲハ狙い
で来たそうであるが、1頭目撃したにすぎなかったとのことであった。それにしても今年の季節の進
みは早い。ツツジが満開で少し歩くと汗ばむ春の陽気であった。本日の目撃種は、ナミアゲハ、ク
ロアゲハ、キアゲハ、アオスジアゲハ、モンシロチョウ、キチョウ、ヤマトシジミ、ベニシジミ、テング
チョウ、ヒメアカタテハ、ヒメウラナミジャノメ、クロヒカゲであった。
(4月27日)晴れ
先週と同じフィールドに午前10時に赴く。先週満開だったツツジも半数は萎れ、季節の移り変わ
りを感じる。メーカーのA氏、製薬会社プロパーのB氏、K大大学院のC氏、3人の蝶屋と出会い、
観察そっちのけで、蝶談義に花を咲かせる。今日はナガサキアゲハの撮影を主目的で来たので
あるが、十数頭観察したうちの9割方は、左後ハネ中破、右前ハネ小破といった状態で、完品は
1〜2頭であった。去年と比べると、1週間以上季節の進みが早い。これからの撮影スケジュール
を大幅に変更しなければならない。本日の目撃種は、モンシロチョウ、モンキチョウ、クロアゲハ、
キアゲハ、ナミアゲハ、ナガサキアゲハ、アオスジアゲハ、コミスジ、イシガケチョウ、テングチョウ、
クロコノマチョウ、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメであった。
(4月28日)晴れ
フライング覚悟で、スミナガシのテリポイントに午後3時に到着する。5分もたたないうちに1頭あら
われる。1時間ほど粘ったが、この1頭だけであった。ポイントが樹上5〜6メートルのところである
ため、撮影したにはしたが、かろうじて本種であることがわかる程度の出来であった。その他いつ
ものテリ張りメンバーに会うことが出来た。本日の目撃種は、スミナガシ、(ミヤマ?)カラスアゲハ、
アオバセセリ、キアゲハであった。