LD >> さて「バキ」ですが、冒頭「人は鉄球になれる…」という話を振っておいて、おもむろにパックマン!という展開はちょっと良かったかも……。意外でw


いずみの >> まぁバキも長い目で来週見てやりましょうよ(笑)


ルイ >> いや、いや、いや。今週クライマックスでわw>バキ


いずみの >> いや本当に今週は意味不明なので(笑)


ルイ >> 板垣先生は意表ついたら勝ちって思ってるっぽいですねwだから今週は自信満々だぞとw


いずみの >> バトル漫画論にもなってくるんですが、バキを「超人バトル」として楽しみきれない気になるのはなんでなんでしょうね? ちゃんと理由があるなら知りたいです。


いずみの >> やっぱり強さの基準がよくわからんからかな?


LD >> う〜ん、それはいずみのさんが楽しむのにブレーキが掛かっている部分を言葉に直さないと、外からは何ともできないような気がします。あと「超人バトル」について共通認識がとれるか………というところでしょうか。


いずみの >> 格闘技漫画だった頃のバキは、「こいつはこんな隠し技を持っていたのだ」という後付けとも言えるパワーアップを、「そういう流派&選手だから」という理詰めでもっともらしく描けていたんですよね。バキは、梶原系理屈バトルでしたから。


いずみの >> で、今は「こういう流派である」という担保とか無くて、なんでも思いつきで出し放題、という時点で理屈バトルではなくなっていると。


いずみの >> じゃあ根性や信念で戦う漫画にシフトしてるか? というとそうではなくて、まだ板垣先生の中では「こんな技あるよ、こういう戦い方あるよ」という、理屈漫画(ウンチクで読ませる漫画)の体裁を残しているのではないか……、整理するとこうかな?


LD >> 『キメラ』のように、「キチンと組まれる、積み上げて行く」バトルに惚れ込んでいると、板垣バトルは非常に平坦に思えるとは思っています。というか僕がそれを感じています。でも板垣先生が「組む」気がないのは分かっているので、笑えたり、意外だったり、インパクトがあったりしたときは、そのように「言う(評価する)」というのが僕の現状ですね。>『範馬刃牙』


ルイ >> 今のバキさんは素直に板垣先生の「……どすか?」に応えるマンガという認識ですね。


エイブ >> バキは僕の周りでは初期は本格格闘漫画、今はとんでも超人格闘ギャグ漫画って認識ですねぇ


いずみの >> 別にトンデモ格闘でも、信念がぶつかってればギャグにはならないんですけどねぇ。どうも「ぼくの考えた超人技」のデパートになってる気がするという(笑)。


いずみの >> それはいいから、早く父親を超える答えを見つけろよ、と(笑)>技のデパートになってる


ルイ >> いつかバキさんに、オーガを越える可能性を感じる事はあるんでしょうかね。いや、カマキリバトルとか、結構第一歩として良かったと思ってるんですがw


エイブ >> 最近のバキはどうもインパクト勝負のみで、信念とかそういうのがあまり感じられないのは感じます。展開も読者を驚かせるための展開にしか思えないところも個人的に感じますし。


いずみの >> はい。なので結論としては「俺の考えた技に酔いな」的な漫画として読むことになるのかなと思います


LD >> だって「闘うべき理由」と「闘える術」そして「闘う決意」をキチンと組み上げていって、「倒せざる敵」を如何にして倒すかという物語は気持ちがいいですよね。「バキ」の初期には多少その組みはありましたけど、今は「美味しんぼ」の海原雄山と山岡さんみたいな「ああ〜多分、この親子は作者が死ぬまで和解しないわ〜」みたいな感覚の方が近いでしょ?


LD >> 「闘うべき理由」と「闘える術」〜ってのは『キメラ』の事を言っているんですけど。キメラとりあえず15巻まで読みました。改めて言いますが、僕が少年誌でやって欲しいバトルのほぼ全てが詰まっています。


いずみの >> まぁキメラの場合は、「タキがあんなに強い理由」なんてどうでもいい問題ですから(笑)。


いずみの >> あっちは超人バトルのいい見本ですよね。


LD >> 理詰めである必要は全くないですよねw>「タキがあんなに強い理由」


LD >> いや、もう彼が強いのは、「リンを守ると決意したから」で十分で、そう決意するだけで人はあそこまでいけると、作者が「分かってて言い切っている」とこがまぶしいですねw


いずみの >> ちなみにタキは「いきなりパワーアップキャラ」と仲間内で呼ばれて愛されてまして


いずみの >> エアマスターの時田、タルるーとの本丸、ラプひなの景太郎、覚悟のチビル(?)などと並んで、歴史に名を残すキャラと位置づけられています


LD >> 「エアマスター」はラスト、変なパワーアップキャラで溢れかえりましたからねw


いずみの >> 「お前そんなキャラだっけ?」ってくらい強くなるキャラ属性ですね。あと横島くんもそう。


エイブ >> そういうキャラ好きですねぇ・・・脇キャラでへたれだったキャラクターが突然理不尽なほど強くなるのはたまらないです。エアマスターもそういう意味でとても楽しめましたよ。


ルイ >> 今思うと、本丸くんのシフトは面白かったですね。のび太くんをジャンプバトルにシフトさせようという試み?w


LD >> さっきの努力の分け方に近い話になりますが、横島くんも「変なパワーアップしたキャラ」には入ると思いますが、タキやエアマスター連中とは別のカテゴリに入れたい気がします。


いずみの >> はい。実際、ポップや横島は「段取り通りに成長している」とは言えますし。ただ、横島のインフレはやりすぎ感があってインパクトで勝ってますね。


LD >> ああんっ、僕はポップは理詰めで強くなった人にカテゴリしたい欲求がありますw


いずみの >> あ、だから「はい」って言ってますよ>ポップは理詰めで強くなった人にカテゴリ


エイブ >> ポップは元々メラゾーマ使えましたしね。精神の成長があれば化ける可能性は最初から示されていた気がします。


いずみの >> 「勇者の仲間」という時点で、最強の魔法使いになるべき位(くらい)は用意されていたと見るべきですしね。


LD >> あ、そうですね。……で、横島はやりすぎ感があると……あああ、はい。認識かなり近いです。>ポップの位


いずみの >> ただ、横島君は最初から「美神の金魚のフン」だったわけで、あの化け方はやはりタキに通じるなと(笑)。


LD >> 単純な化け方の振り幅のゲージはタキに近いですね。また「ルシオラ編」は根はもうほとんどタキそのものですw ただあの時点での横島は既にかなり強かったわけですけどw