…この話を読まれる方へ。…

この話しは本編のブラッド&ベルの設定とは少し違いますので、本来の性格、状況等も違っています。なので、本編と話を混ぜ込んだりしないようにお気をつけ下さい。では*2、存分にお楽しみ下さいませvv(ある意味、Hオンリ―なので気をつけてくださいね。)

 

 

 

「今日はどうなさいますか?」

白い色の耳を持つウサギは、この館の主であるオオカミのブラッドに聞いた。

「…適当に見繕ってくれ。」

憮然とした態度。…というのも、ブラッドはこの白ウサギがどうも苦手なのだ。顔は申し分ない女なのだが性格がくえない奴で、人付き合いが嫌いで側近であるこのウサギとしかほとんど顔も合わせることもない生活を送っているというのに恋愛対象としてなど、論外な相手であった。

そして…今日もまた、白ウサギは性欲を処理するためだけの相手について主に問いたのだ。

「畏まりました。…では、今日は少し趣向を変えて…。きっと、あなた様にも気に入って頂けましょう…。」

にっこりと美しく笑ったウサギは、静に扉から出ていった。そう、主に見えぬように妖しい笑みを浮かべて…

 

 

夜になり、ブラッドは白のガウンを肩にかけ、寝室へと向った。その寝室には…頬を紅潮させ、緊張した面持ちでこちらを見上げた紫のウサギがいた。紅と紫の着物を身に纏ったそのウサギは、震える声で

「…まだ、新米なのですが…どうぞ、よろしくお願いいたします…」

と頭を下げた。ブラッドはそのウサギを目の片隅に入れながら赤い色のワインを注ぎ、悠然とイスに腰を掛けた。…このウサギはよく見ないと分からぬほどに女顔だが男ではないか…もしや、これが、あのウサギが言っていた趣向なのだろうか…?

「…名は…??」

と低い声を出した。それにビクっと体をわずかに震えさせたウサギは

「ベルと申します…」

と泣きそうな声で答えた。そんなベルにブラッドはククっと笑うと

「そう、緊張するな…」

とベルに近寄り、その細腰に腕を絡めた。腕に収める時、ベルの体は震えあがり腕の中から逃げるようなそぶりを見せたがブラッドがそれを許さなかった。

「何人目だ??」

揶揄するように笑みながら、白く細い首に熱い舌をゆっくりとはわした。べルは、それにか細い声を上げたが

「……初めてでございます。」

と濡れた瞳を向けた。美しいその透明な紫の瞳は、まっすぐにブラッドの瞳を捕らえたかと思うと、すぐに不安そうに揺れ、ブラッドから逸れてしまう。ブラッドは、「そうか…」と呟くと、べルの顎を捕らえ

「では…優しくしてやろう…」

と囁き、深くベルの唇を奪ったのだった。

 

「あっ…お止め下さい…」

と帯を引っ張るブラッドを力なく止めた。だが…

「これを脱がなくては楽しめまい??…それとも、着たままが好みか…?」

とフッと男の笑みを見せた。ベルは、一瞬ブラッドに見惚れたが、すぐに顔を一層、赤く染め、首を振った。

「ならば…素直にこれを脱ぐが良い…」

言うと同時に、グッと帯を引っ張った。ベルの体は、それに引きつられてクルクルとゆっくりと舞うように回り…ハラリ…と帯が落ちて、着物の前が乱れる。

「…っ…」

と小さな声を出して前を掻き合わせたベルを抱えてベッドへと下ろした。―ギシッと重厚に作られたベッドが音を立て、ベルが不安そうにこちらを見る。ブラッドは優しくベルの唇を塞ぐと鮮やかな着物から覗く、白い太腿へと手を滑らせた。しっとりと吸い付くような肌を楽しみ、

「前を放せ…」

とまだ、着物を放さないベルに命令した。ベルの瞳は大きく揺らいだが…そっと、言われたとおりに手を放した。ブラッドは満足そうに瞳を細めると着物を大きく開き、そこから現われた桜色の突起に指先を絡めた。

「…あっ…」

男にしては幾分、高い声を上げて背中を仰け反らせた。

「初めてにしては、敏感なんだな…」

クスっと笑い、下へと顔をずらしていく。

「あっ!!…そこは…」

舌先でまだ、幼さの残るベルに触れ、少しづつ快楽を与えて行く。やんわりと触れるたびにビクビクと小刻みに震えて、ベルは瞳から涙を流した。ブラッドは、自分の指を二本揃えて赤くふっくらとしたベルの唇に近づけた。その行動にべルは初めは瞳を瞬かせたが、意味がわかったのだろう、わずかに唇を開き指を招き入れた。

「……んっ…っふ…」

指を引きぬき、とろんとした瞳でいるベルに軽く口付けをして、ベルの奥に潜む蕾にゆっくりとその指を沈めていった。

「――いっ…あっ!!」

指を静めて行くにつれて体を堅くするベルに、安心させるように体のあちこちにキスを贈る。……段々と緊張がほぐれ…秘められた場所から濡れた音が聞こえた頃…

「……ベル…お前は俺のものになれ…」

と低い声で囁き…熱いベルの中へと入っていったのだった…。

 

 

「…んっ…」

「起きたか??」

「……っ!!も、申し訳ありません!!」

翌日の太陽が頂点に上がる頃、ごそっと身を捩り、眩しさにベルは瞳を開けた。しかし、普通なら夜中の内か…長くても朝方にお客の家を出るのが当たり前だというのにベルは、初めから大失敗を犯してしまったと青くなった。ふと、怒っているのでは?とそのお客…ブラッドを伺うとベルの髪を優しく撫でていて機嫌が良いようだ。…だが、これ以上、長居をしてはいけないと思ったベルはベッドから下りようとした。すると…

「どこに行くつもりだ??」

と抱しめられた。ベルは慌てたが、「店へ…」と小さな消え入りそうな声で答えた。

「…店になど帰る必要はない。お前は私のものになった。」

「――えっ?!」

「お前が昨日、寝ているうちに連絡を店主と取った。…だから、お前は私のものだ。…お前は家がないのだろう??…ここに住み、私だけの相手をして暮らせば良い。」

にっこりと…言葉とは裏腹に、酷く優しい笑みを見せた客に…ベルはこれからの人生を預けたいと…心から望んだ。…ベルがこの世界に入ったのも最近、苦しくなった生活のため仕方なくだった。…実は、この屋敷に来る前、どんな相手なのか…どんな事をされるのかと不安で泣きそうになりながら来たのだ。だが、来てみて、顔と言葉遣いが少し怖いけど、すごくカッコイイ人で、本当にこの人が自分なんかを買ったのかと不思議に思ったくらいだった。

「……あなたのお名前を聞いてもよろしいでしょうか…??」

遠慮がちに口を開いたベルに微笑みながら

「ブラッドだ。…お前はこれから私の恋人となるのだ…そんなに畏まらずに普通でいれば良い。名も呼び捨てで良い。」

「――わ、私を恋人にっ?!」

「そうだ。」

「あ、愛人ではないのですか…??」

「…愛人だと…?結婚もしないのに愛人とは……」

ククッと楽しそうに笑い、

「お前は一生、私の恋人だ。それ以外になることはない。…許しもしない。…良いな?」

「…はい…」

ベルは、そう、幸せそうに微笑み、ブラッドの首へと腕を廻したのでした。


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長くなってすみません。今回は1ページにまとめてみました。いつも通り、2ページに分けた方が見やすいという方、教えて下さいねvv……しかし、ベルやブラッドから非難の声が聞こえてきそうな話になりました(^^ゞお姉ちゃんは喜んでいそうですけど(笑)皆様はいかがでしたか??