「うわぁぁ、もぉ、こんな時間だよぉ!!」
どうしよう…と焦るとよけいに思考回路がパンクしてあたふたとヘンテコな行動をとってしまう。つまり、コンロでお鍋にお湯を沸かさないといけないのにヤカンを持ってきてしまったりなどなど…とにかくベルは、焦っていた。しかも、お姉ちゃんの言いつけを守り、素っ裸にベル専用のエプロン(料理は、そんなにしないのだが…)を付けていた。そうすると足がどうしてもスースーして落ちつかず、集中してチョコレートを作る事が出来ずに余計にべルをパニックに落とし入れる事になる。―ああ、また、ベルは、失敗を…ベル…ちょっとは、落ち付きなさい…
そうこうして1時間弱…どうやら、ベルなりに納得のいくものが出来たようで冷蔵庫で冷やす。
「…フゥ…」
くたぁっとして、フル回転していた体を休めようとした。すると、―ガタン…と玄関の扉が開き、ブラッドが帰って来た。ベルは、玄関までお迎えに行こうとしたが…自分の姿に気付き、このままでいて良いのか考え込んでしまう。と言うか、もしかしたら、自分の格好てすっごく、恥ずかしいんじゃ…???と今更ながらに気付いたベルは、慌て始めた。
「―えっと!!な・何か!!」
体に巻くものってないのっ〜!?うわぁぁぁ(ノ><)ノ っと、探しに走ろうとした途端、台所のドアが開き、ブラッドが!!
「…ただぃ……」
ドアに手をかけ、「ただいま」と言いかけていたブラッドは、ベルの姿を目の前にして固まった。
「………ぉ、お帰り…なさい。」
かぁぁぁぁっと、紅玉のように頬を染めたベルがエプロンの裾を引っ張りながら小さな声で言った。けれど、ブラッドはなにも答えずにいた。ベルは、ちょっと、不安になってこわごわ瞳を上げた。すると、いつのまにかブラッドは、自分の近くへと来ていて…ぐっと、抱しめられた。
「ブ・ブラッド??」
戸惑いながらブラッドを見上げてどうしたら良いのか分からずに目で訴える。…いや、訴えようとは、した。しかし、それよりも前にブラッドに口付られ、ベルは、本の少し、体を堅くした。
「…んっ―んう!!…ふぁっ…」
深く口付られたかと思えば、離れて…また、舌を絡ませて…それを力が抜けてベルが立っていられなくなるまで続けられベルは、瞳を潤ませた。ベルは、ブラッドのシャツに縋り付き、体を密着させる。すると、優しい声で
「ベル…」
とベルの長いふあふあした耳を甘噛みしながらブラッドは、囁いてくれる。そして、キッチンにあるテーブルに優しく押し倒されて、何も身に付けていないベルの分身を直接、触られた。とたんに
「―ああ…んっ!!」
と甘い甘い声を桜色した唇から零す。ブラッドは、乱れたエプロンから覗く、胸の突起に熱い舌を這わせ、あいている手でベルの蕾を探り出す。入り口を撫でるようにすると、そこがヒクンっと収縮し、さらに男の熱を上げさせられる。
「…ベル…」
熱のこもった吐息で名を呼ばれた瞬間、火傷しそうなほど、熱い物が自分の中にはいって来た。
「―ああっ!!」
ベルは、ブラッドから与えられる快楽をその体中で受け取った。
「ブラッド…」
「ん??なんだ??」
ブラッドは、とりあえず、近くにあったソファにベルを運び、簡単にだが体を清めてくれた。ベルは、まだ、だるい体を起こし、
「その…冷蔵庫に箱にはいった物があるから、それ持って来てくれない??」
「ああ、わかった。待ってろ…」
ふわりっと一度ベルの髪を撫でて、ブラッドは、台所へと行った。
「これか??」
「うん!!それ!!…あのね…それ、ちゃんとラッピング出来てないんだけど、チョコレートなんだ…」
「…俺に??」
驚いた様子のブラッドにコクンっと頷いた。ブラッドは、ベルの横に座り、箱を開けると一つチョコを口に入れた。ベルは、ドキドキしながらじっと、ブラッドを見つめていた。
「…美味いよ…」
にこっと微笑んでくれて、とても嬉しかったベルは、ほっとして「よかったぁ」と笑った。ブラッドは、ベルの顔を自分の方へと向かせると優しいキスをした。
―そのキスは、甘〜いはずなのに、ちょっとだけ、大人の味がした…。