「……よく似合うな…ベル」

ブラッドは、ふっ…と目元を優しくして微笑みました。

「……」

けれど、ベルは複雑そうに眉根を寄せていました。というのも着物はブラッドが着たら似合うと思っていたのに自分に着せられるし…。着せて貰ったのはとっても嬉しいけれど、なんだか違う…と思わずにいられない。

そして、ブラッドは、無言のままベルの姿をじっと見た後、着物の帯に手をかけた。

「――な、何?」

ベルが必死に見上げてくるけれど、ブラッドはそれにも答えず、シュっと結び目を解き、帯をぐぃっと引っ張った。

「――えっ!―ぁっ?――ぁぁぁあっ!?」

クルっークルっークルっと見事なまでにベルは回ります。そして、帯が終り、動転した頭と回転している視界の所為でふらつく足元の為に床に転げそうになりました。けれど、覚悟をしたにも関わらず、しっかりとした腕に抱きとめられ、着物を地に落とされ……ひょいと中に浮き上がる感覚に変わったと感じたその一瞬後。

ぎしりと音を鳴らしながらひんやりと冷たいシーツの感覚が身に触れました。

「ぅ…えっ?」

「………ベル…」

「……ぶ、ブラッド?」

真正面から見下ろされるいつのまにかなっていて…。その熱い視線にトクリと体の熱が上がりました。ベルが頬を紅くしながら身を捩ろうとしたら、ハラリと足元が肌蹴てしまいました。

「あ…っ…」

手を伸ばして襦袢を直そうとしたけれど、その手をブラッドの大きな手の平で易々と封じられてしまう。そして、あっという間に足の間に膝を割り込まされた。

「もっと足を開いて」

もう一つの手でするりと内側を撫でられて、ベルはぴくりと体を跳ねさせると反射的に足を合わせてしまいました。

「ベル?……嫌か?」

「……っ…」

低く掠れた声と欲を表した瞳。ベルは、きゅっと瞳を閉じて、おずおずと足を開いていきました。すると、

「……良い子だ」

と、ブラッドが笑みを零しながらベルの肌へとその身を近づけていきました。

「んっ…ぁっ……ブラッドぉ…」

開いた足に両腕を絡ませて、ベルの体を思うままに操ったブラッドは、さらにベルを翻弄するべく、ベルの足元で可愛らしく震えているものをその唇へと迎え入れました。

「――あっ!…んっ……だ、めっ…」

そして、熱くて器用な舌先はベルの弱い場所を可哀想な程に愛すと、時々はぐらかすように足の付け根をきつく吸って花びらを散らしました。

その度にベルは首を大きく振り、髪でシーツを打ちながらブラッドに強請りました。

「……ブラッドっ…」

辛そうに眉を寄せて、意地悪をするブラッドの髪を弱々しく引っ張って先を促そうとしました。けれど、ブラッドはぺロリと流れて伝うベルの物を一舐めすると

「……甘いな…」

と笑って、そこにキスを軽くしました。

「……そっ…んぅ…」

涙を零しながら恥ずかしさに絶えられず、顔を隠そうとベルはしましたが、ブラッドがサイドボードのジェルを取り、たっぷりと手の平に出すのを見て、目を離せなくなりました。

「少し冷たいかも知れないが……」

「……んっ……」

ひやりとした物が狭間を伝い、濡らします。…くちゅりと恥ずかしい音が零れてブラッドの手は再びサイドボードへと伸びました。

「……っ?…」

視線を動かせば、そこにはあのプレゼントがありました。ベルは、不思議に思ってブラッドの方を見ると、ブラッドもベルの顔をじっと見ておりました。そして…ゆっくりと近づいてキスをして…もう一度深い口付けを交わすと

「力を抜くんだ」

と熱い吐息と共に囁き、それをいつもはブラッドを受け入れる場所へと触れさせたのです。丸くて卵のようなそれは、戸惑いと驚きで固くなったベルの体をものともせず、ジェルの力を借りてベルの中へと入ってしまいました。

「――あっ!!…んやぁっ…!」

慣れない物を含まされた体内は、意識せずにもそれを出そうとしましたがブラッドの長くて骨ばった指がそれをさらに奥へと押し込んでしまいました。ベルは想いとは別に自分の深くへと進んでくるものにそれ以上進まれないようにとキュッっとそこを締め付けてしまい、逆にそれをありありと感じてしまう嵌めになりました。結局どうすれば良いのか分からなくなったベルはポロポロと涙を流してブラッドの首に縋りつきました。

「……ベル」

「……んっ…」

ベルの涙を湿った舌で受け止めるブラッドに胸元をいつのまにか肌蹴けさせられて、もう片方の指先が悪戯をするように翳めたり、軽く抓るようにしてベルの意識をそちらに向けたブラッドは、首筋や顔に何度も口付けを落としながら、ベルを一度落ち着かせる事に成功すると

「…ベル……可愛いな…」

と言って、そのスイッチをONにしたのでした。

 

……微かな機械音とベルの熱くて甘い嬌声は、今日はちょっとばかり意地悪で…でもやっぱり愛しい人を受け入れて果てるその時まで何度も何度も繰り返し…その部屋を満たしたのでした。


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