―秘密―

 

 

ディークには秘密にしてるけど、実はディークの事を僕は会う前から知ってた。て、言ってもディークをディークだと知ってたんじゃなくてディークの姿を見たことがあったっていうだけなんだけど…。

それは、僕がまだまだ今よりも小さくて髪が長かった頃。

僕は、一緒にいた友達と野原で遊んでいて空中に浮かぶ二つの影を見上げたんだ。

 

そこには遠めでも分かる、流れるような銀髪に真っ黒の翼。顔の造作が白い肌を一層、冷たく見せていたのを覚えている。

 

ディークは、仕事で天界に来ていたようで上級天使の人と神殿に入っていってしまったけれど、僕はディークに見とれてしばらく呆けたままだった。

 

 

 

…だから、ディークが僕に声を掛けてきた時は本当に驚いた。だって、あの悪魔がどうして誰も近寄らない森に…それも僕なんかに声を掛けてくれるのかが分からなかったから。

それでも一番に驚いた事は…微笑んでいた事。

たった一度だけだったけれど、僕が見たことのあるディークは、無表情でまるで彫刻のように綺麗だった。でも、目の前にいる、そのディークは僕に微笑んで僕に話しかけている!

あの時は本当にビックリして…でも心臓はとってもドキドキして。顔が赤くなるのが止められなかった。

 

…あの時はパニックになって自分の気持ちが何なのか分からなかったけれどディークに地界につれてこられて抱きしめられて…誓いをしようって言われた時、あの止められなかった気持ちが何だったのかはっきりと分かった。

 

嬉しかった。戸惑いもあったけれど嬉しくて嬉しくて涙が出そうになった。

 

…だから…本当にあと少し…ほんの少しだけ待っていて?…いつか…いつかきっと二人で幸せになるから。

 

 

だから…訪れるその日までこの気持ちは「秘密」


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大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m

リクの内容は、そのまま題になったように「秘密」。…ディークとルイの話しで秘密となるとやっぱりこの話かな?と思い書かせて頂きました。

なんだか珍しい位、ラブラブ度(?)が少ない話となってしまいましたが少しでも気に入って頂けると嬉しいです。

…では、最後まで読んで下さった方…もう一つの秘密をどうぞ