「…ディークってばぁ!!」

はぁ…んぅ…ッ…と、切ない吐息を零しがらに私に助けを求めてくる。
けれど…今日は、このままいかせてあげる事は出来ない。
なぜなら、私は、ルイのこの唇からある事を聞きたいのだ。
そう、たった一度きりで良い。この唇から、この声で…。

「ルイ…。いきたいですか?」

「…っ…ん…いきた…」

何度もコクコクと首を上下に振って、だから、お願い…と目で訴えてくる。

「そうですか…。なら、私の事を…」

一度、そこで言うのを区切ると、ルイは、少し不安そうに私を見上げた。

「私の事を好きだと…言って下さい。」

そう言うと、ルイは、目を見開いて、

「な…んで?」

掠れた、甘い響きの声で聞いてくる。

「言ってくれるまで、いかせては上げませんよ。」

ぎゅっとルイの可愛いそこを手で握り、性を放てなくする。
ルイのそこは、感じやすいのを隠すことなく、自らの雫で濡らしていた。
そこまで感じているのにそこを締め上げられるのは、
とても辛い事と分かっていても放すことは出来ない。少し、力を強めると

「―いやぁ!!やめ…ッ…」

ポタ…ポタ…と、頬を伝うルイの涙が私の心をさっきよりも、
燃え上がらせ、もっと、泣かせてみたいという衝動に刈られる。
…その姿に目を細め、愛しいくて仕方がないという顔でルイを見を下ろし、

「ルイ…。お願いです。言って下さい。」

と聞くだけで、誰でも何でも手に入れてしまいそうな、とろける声で頼みつつ、
意地悪な手はそのままにして、ルイの唇に濃厚なキスをすると

「ふっ…ん…」

いやいやと頭を振って、逃げようとする。
ペニスを掴まれて違うところへとされる愛撫は、出せないために気持ちはよくても
体に襲いかかる苦痛となって、さらに思考を妨げる事になるのだ。
…なかなか、しぶといですねぇ…。と内心、溜息をついた。
勢いでもなんでも良いから、言ってくれれば良いのに…。

…天使は、嘘はつけない…その言葉は、嘘ではない。
だから、皆さんもルイは、本当に私を好きではないからいえないのだと思われる事でしょう…
しかし、実は、その言葉が、真実を語ってくれている。
つまり、私をほんの0、1%でも好きでなければ、ルイの体は、快楽を感じる事はないのだ。
体が反応するという事は、相手を(少なくとも)好きだという事に繋がる。
快楽に素直で感情を交えずともSEXが出来る悪魔には、それは当てはまらないが
天使にはSEXをする条件、NO.1に輝く項目なのだ。

0、1%…その数値以下でもなんでも、心にあれば言えるはずなのに…ルイは頑なに言ってはくれない。
ハァ…と溜息をルイに分かるようについた。

「どうして言ってはくれないんです?体は、こんなにも素直なのに…」

濡れているペニスの先を触るとルイの体が大きく跳ねた。その後すぐに

「…うっ……」

と嗚咽をつくと、ダァーっと涙を流した。

「…ルイ?」

「(ヒック)……だっ…だって!!…ディークが、僕に本気だ…なんて…あるわけ…ない・・よ…飽きたら、…きっと、すぐに捨てちゃうんだ!!」

うわああん!!と自分の言葉に傷付いたようにさらに激しく泣き始めた。

「……ルイ…」

優しく名前を読んでルイを起こし胸に抱きしめて、

「私があなたに飽きるわけないじゃないですか…あなたをこんなにも愛しているのに…言ったでしょう?あなたは、私のものです。…永遠に離しはしません。あなただけが、私をこんなにも幸せにしてくれるんです。」

ぐいっとルイを上に向かせて瞳を見つめた。

「…ほんとに??信じていいの??」

泣きはらした、赤い目で私に聞いた。

「はい」

まっすぐにその瞳を見返して答えた。すると、ルイは、嬉しそうに微笑むと初めて最中以外で私に自分から抱き付いてきた。私は、嬉しい気持ちで抱き返す。

胸に埋めていた顔をゆっくりと私のほうに自ら上げて言ってくれたのだ。

「スキ…だよ…僕、ディークのこと…」

頬を赤らめ、赤い実のように熟れた唇と可愛い声で。

私は…ルイに今までで、一番最高な幸せを貰ったのだった。

 

「…しかし、ルイ…私を疑うなんて、酷いですね。」

一頻り、ベットの上でお互いの気持ちを体で確かめ合った後、私は言った。

「え!!」

「誓おうと何度も言っていた私を疑ったのでしょう??…酷い子ですよ。」

「そんなぁ!!」

「私を好きなら、誓いを立てればよかったのに…。…もう、してくれますよね?」

ニッコリ微笑み、ルイに聞くと…

「うっ……」

といって、ベットから逃げようとする。私は、すかさず捕まえ、自分の下に組み敷いた。

「ルイ…誓って貰いますよ。」

とまるで子ウサギを虐めて遊ぶ狼の目のように目を細めて笑うとルイの体は震えだす。

「ヒッ!!いやぁぁ―!!」

 

―その後、寝室では、いつまでもベットの軋みと可愛い声が響きつづけた。
…終わりを迎えたのはいつなのか…それは意地悪な悪魔しかわからない。


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注:この時点では誓いはしてません。ディークも、そればっかりはルイの意思でしてもらいたいんですね。(笑)