―ガチャ…パタン…

俺は、玄関の鍵を開け、出来るだけ静かにドアを閉めて中に入った。それは、澪を起こさないないためだった。  そう、今は、深夜3時。いくらなんでも、澪は、寝ている時間だ。…俺は、ソファにコートとカバンを置くと一目散に寝室を目指した。すると、澪は、自分に布団もかけずに布団を抱き締めて静かに寝息を立てながら眠っていた。

「……澪……」

3日間見れなかった澪の顔を見て、知らずに顔がほころぶ。俺は、澪のさらさらとする茶色の髪を軽くなでた。   すると、愛おしさが溢れてきて、髪から頬へと触れる手を流した。そして、1度、キスをその頬に落とした。      ―寒さを覚えた体に触れた温かさにピクンと澪の体が揺れた。

「…ん…っ……?…」

ゆっくりと澪の瞼が上がる。澪は、ボォ―っとまだ、夢の中にいるような顔で俺の方をジッと見つめていた。

「……たつ…や…?」

澪は、意識が戻ってきている頭で俺が夢ではなく本当に居るのかどうかを確かめるように呼びかける。

「…ただいま」

俺は、澪に笑って見せた.

「…っー龍哉!!」

澪は、ぎゅっと俺の首に腕を回した。俺も澪の体を抱き返す。

「…龍哉…龍哉…」

俺の胸の中に顔を埋めながら俺を何度も呼ぶ。俺は、次第に震えていく声に澪が泣いているかのように思えて、澪の顔を上げさせる。 俺の予想どうりに、澪の目は濡れていた。久しぶりに見るその瞳は、まっすぐにただ俺を映す。吸い込まれそうなほど大きく澄んだ茶色の目。その瞳に溜まった涙が一筋の線を作る。俺は、その涙を指で拭う。けれど、澪は、ジッと瞬きさえも惜しむかのように目を見開いて俺の顔を見ていて、次々と流れていく涙を止めずにいる。俺は、黙ってそれを唇で拭っていく。そうしていると、急に澪は、ベットに腰をかけていた俺の体を押し倒した。

「―!!」

次の瞬間、澪は、俺に深くキスをしていた。俺の上に重なる澪の体を強く抱きしめ舌を絡める。

「……んぅ…っ…ハァ…」

こらえられなくなった澪が唇を離し吐息を零す。

「澪…?」

「…龍哉…お願い……して…」

澪は、恥ずかしそうに俺の首元に顔を埋めながら言った。澪の頬は、すでに薄く上気したピンク色になり、瞳もさっきとは違う生理的な涙で濡れていた。俺は、そんな澪を前にして我慢など出来るはずもなく、再度、澪を引き寄せて、会えない間できなかったキスの分を埋めるように澪の唇を貪り、唇を放すと澪と体制を入れ替える。澪の唇から零れる乱れた息遣いがよけいに俺を熱くさせた。澪の着ているトレーナーの裾から手を忍ばせると敏感に澪の体が震える。服を脱がすために軽く澪の体を浮かせると澪は、じっと俺に身を任す。

「あ…ンゥ……ヤァっ!!」

胸の突起を舌で刺激しながら、もう一つの手で澪のものを触る。その先端はすでに濡れていて、ぬるっとした液が下へと流れる。その液の流れ着いた秘所に濡らした指を当てるとそこがヒクンと誘うように動く。日にちが空いたからキツイだろうか?とゆっくりと進める。…そこは、確かにキツイけれど、思ったよりも緩く指を含む。澪も痛みなどよりも恍惚とした顔を俺に向けている。…時間も掛からずに以前のように俺の指数本を抵抗もなく飲み込むようになると、俺自身をそこにあてがい、つら抜く。

「―ああ!!…んぅ…龍哉ァ…」

ぎゅっと俺の背中に腕を回し、名前を呼ぶ。激しく腰を動かすと首を激しく振り乱し、背中に爪を立てる。

「―やぁぁ!!」

ぐっと入ると澪は、きつく俺を締め付け、同時に果てた。

 

―「起きたか?」

「…ン…おはよう。」

「おはよう。」

微笑みながら、軽いキスを交わす。

「…どうして昨日帰ってこれたの?確か4日間って言ってたよね?」

「ああ、それならさっさと仕事を終わらせて帰って来たんだ。まぁ、その所為であまり寝てないけどな。それに、急いで帰ってきた所為で土産も買ってないしな。…ゴメンな。なんか買ってくればよかったな。」

「ううん!!いいよ、そんなの。それよりも早く帰ってきてくれたことのがだんぜん嬉しいよ。それに、今日と明日、休みなんでしょ?…一日中、一緒に居られるなんてすっごく嬉しい!!」

澪は、にっこりと笑いながら言う。俺は、そんな澪が可愛くて抱きしめる。

「…そう言えば、なんで、布団を抱いてたんだ?寒いんだから、ちゃんと被ってでないと風邪ひくだろ?」

俺は、不思議に思っていた事を聞いてみた。すると、かぁぁっと澪の顔が赤く染まる。

「…澪?」

なぜ、赤くなるのだろうと顔を覗く。

「…っ……だって!!凄く、凄く寂しくて…少しでも、龍哉が近くにいるみたいに思いたかったんだもん!!」

耳まで赤くして言った。俺は…今の言葉でヤバイ状態になってしまった。はっきり言って、昨日長くしたからあまり無理はさせたくないんだが…まぁ、明日も休みなのだから…と俺は、澪に否応無しに俺の申し出を受けさせるために

「…そう言えば、ちゃんとご飯食べたか?なんか、腰回りが細くなってた。…やっと、あそこまで出来たのに…」

「えっ?!あっ、ごめんね!!俺、ご飯食べてたんだけど、その…」

澪は、俺の少し不満げな顔に焦って謝る。俺は、少し罪悪感を感じながらも

「いいよ…でも、謝るなら……」

 

―今日もまた、澪の瞳を濡らさせてしまう龍哉だった。

 


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