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FC/バンダイ/RPG |
ドラゴンボールZのカードバトルゲーム第1弾(ただし、過去にZでないドラゴンボールのカードバトルゲームは2作でていましたが) 悟空しか使えなかった前作までと違い、Z戦士全員を使え、相手を倒すことにより経験値のかわりにBP(戦闘力)が獲得でき、戦うたびに戦闘力があがり強くなっていくのが、非常に斬新なシステムでした。 また、グラフィックもFCにしては頑張っており、迫力ある戦闘が楽しめます。 長すぎてうっとうしいだけだけど。 ストーリーはラディッツ編から、オリジナルの展開でガーリックJrとの戦いを経て、ベジータとの戦いまでです。 実はこのゲームはほとんどの時間が戦闘力を上げることに費やされるハメになってしまい、ある意味サイヤ人が来るまで延々修行しつづけるところの再現度だけは見事といった出来です。 戦闘力システムのおかげで結構楽しいのですが、どうしても修行ばかりでテンポが悪くてうっとうしいのが難点。 また、こちらの手札カードも限定されてしまってるため、どうにもイマイチ。 ちなみに、このゲームの最強キャラは実はチャオズだったりします。 というのも、原作ではナッパにすら効かなかった超能力がベジータにも効きます。 ベジータの動きを2ターン止めてしまうチャオズ。 また、超能力をかさねがけすると、相手の防御力をさげることが出来るので、延々とチャオズに超能力をかけられつづけ、まったく動けず防御力が紙になっていく情けないベジータがおがめます。 というか、普通にやるとベジータをはじめとするボスキャラはタフすぎてうっとうしいので、いつもチャオズ頼みな展開でした。 ぶっちゃけた話、手持ちのカードさえ整えていけば、チャオズとヤムチャだけでもベジータを倒せます。 ちなみにヤムチャは、必殺技は弱い、基本能力は低いとやっぱりふんだりけったりな能力です。 クリリンもいまいち弱いですが、次回作では大活躍するのでよしとしましょう。 また、このゲームで一番ひどいのは、ラディッツを倒したときに悟空が生きていると、界王さまのところにいくために自殺してしまうというところでしょうか。 あの世へいくために平気で自殺するあたり、ドラゴンボール世界での命の重みってこんなもんなんだなというのがよくわかります。 そりゃ、どーせ死んでも生き返るしどーでもいっかって世界なんですけど…ねぇ。 ちなみにピッコロがラディッツ戦で死ぬと、「なぜかピッコロは生きていて悟空が死んでいた」みたいな説明が入り、無理やり悟空が界王さまのところへ行く展開に。 なんでこうなったのか、きっちりと説明してくれ。 どうも悟空が命をピッコロに与えたみたいなのですが、そんなこと出来るならナメック星にいかなくてもいいような。 ☆裏技 今更こんなゲームの裏技誰も知りたくないと思いますが。 このゲームは、セーブするとき、まず戦闘力をセーブして、それから現在位置をセーブするという仕様です。 ですので、セーブして「セーブしています」というメッセージが出たら、タイミングを見計らってセーブし終わる前にリセットしてしまいましょう。 そうすれば、強い状態で前のマップからプレイできます。 使用例としては、たとえば界王様の修行の前にセーブ、修行後にセーブ→リセットをすれば何度でも修行できてえらいことになったり、同じようにナッパを何度もたおして、ナッパからえられるBP500を何度でも獲得して楽に強くなることができます。 このシリーズは、Z3にいたるまで、全て同じようなシステムですので、セーブ→リセットで強い状態でのスタートが可能です。 |
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FC/バンダイ/RPG |
このゲームは、強襲サイヤ人の続編で、個人的には前作の悪い部分をほぼ解決しているように思えます。 まず、フリーザ編のストーリーなので、前作に比べてストーリーが充実しており、前作のような延々レベル上げをするゲームではなくなってること。 そして、レベルが上がりやすいので、かなりテンポがよく、さくさく進めること。 さらに、前作では出来なかった全体攻撃が可能なので、ザコの大群を一気に殲滅することも出来るようになっています。 と、これだけだといいところばっかりに見えますが。 悪い点としては… ・悟空がナメック星につくまでに、簡単に戦闘力がマックスの99万9999になってしまう ・その状態でギニューにボディチェンジされると、とんでもないことに ・というか、ギニュー隊長、戦闘力100万近い悟空の体をフルに使いこなしてるんですけど… ・ギニューがヤムチャにボディチェンジしたんで笑ってたら、次のターンに悟空にボディチェンジされたよ(つд`;) ・ちなみに、一度フリーザと対戦して、フリーザにぼこられて自動的に逃げるイベントがあるんですが、悟空が強すぎて、わざとぼこられるのに時間がかかりすぎた ・というか、余裕で勝てる相手にわざわざ苦労して負けないといけないのは泣ける ・フリーザは最終形態まで変身しますが、カードを上手く使えば、超元気玉で一撃でほふれます ・あと、宇宙船でナメック星にいくときに敵と出会うと、わざわざ近くの小惑星に降りて戦うんですが、そんなことせんでさっさと逃げろよ ・ボスキャラの手札がインチキというか、あきらかに強いカードばっかなんで、こっちの方が戦闘力が上でもかなりしんどいのは納得いきません ちなみに、ヤムチャ、天津飯、チャオズも生きていることになってて、一緒にナメック星に向かいますが、例によってヤムチャはふんだり蹴ったりな能力です。 序盤は、悟空、ピッコロ抜きで話をすすめなければならないので、悟飯、天津飯、クリリンあたりがメインとなって活躍します。 特にクリリンは、拡散エネルギー波が全体攻撃で強いので、主力になると思います。 また、チャオズの超能力は弱体化しましたが、それでもフリーザの動きを1ターン確実に止めることが出来ます。 チャオズの超能力で動けなくなるフリーザ様って一体。 いや、そんなことしなくても、超元気玉で一撃なんですけどね。 まぁ、かなりおおざっぱなゲームですが、テンポよく楽しめるので、個人的にはドラゴンボールのRPGの中では、これが一番好きです。 ☆例によって裏技 ・フリーザさまを一撃で屠る方法 まず、手持ちのカードを「必」で攻撃力をZにします。そして、プーアルカードを使ってフリーザさまのカードを、防御力が一番低いカードに変えてやりましょう。 あとは、悟空が超元気玉を使うだけ。 結局、最後の最後はヤムチャなんかよりプーアルの方がよっぽど役に立つということでしょうか。 ・サイヤ人はHP一桁の状態から体力をマックスに回復させると、レベルアップできます。 でも、今回はレベルアップしやすいんで、そんなに必要ないかも。 ・前作と同じく、セーブ→途中でリセットで、強いままスタートできます。 でも、戦闘力マックスでスタートしてしまうと、フリーザ様に負けるイベントがいつまでたっても終わらなくて、殺意が芽生えてきます。 とはいえ、ナメック星について間も無いうちにクリリン一人でドドリアやザーボンを瞬殺したり、悟空が来る前に拡散エネルギー波でギニュー特戦隊を全滅させるのはなかなか楽しいです。 ・コンティニューZ 前作クリア時にもらったパスワードを天下一武道会モードで7人分入れると、前作終了時のレベルでゲームをはじめることができます。 ちょっとだけ強い状態でできるんで、序盤はかなり楽かも。 |
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SFC/バンダイ/RPG |
この「超サイヤ伝説」はSFCで発売されたカードバトルのRPGで、ラディッツ編〜フリーザ編までのストーリーを再現しています。 このゲームの最大の特徴といえば、やたらと多いバグ。 とりあえず迷惑なのだと、途中で仲間になってたはずのベジータが突然消えたり、普通にフリーズしたり。 嬉しいものだと、ナメック星に行く前に戦闘力が数百万にアップしたりと、もはやバグの詰め合わせ。 そんなバグだらけのこのゲームですが、バグに遭遇せず、なおかつ長い戦闘に耐えられて、さらに異常に高いエンカウントと、全然地形が見わけがつかないナメック星が苦にならず、ドラゴンボールへの愛があふれていれば、なかなか楽しめます。 なんかもう無茶苦茶な条件ですが。 ストーリーは、ラディッツ戦→ナッパ、ベジータ戦→ナメック星編で、ゲームの大半をしめるのがナメック星の探索。 おかげで、悟空もピッコロも序盤と後半しかつかえません。 仕方ないといえば仕方ないんですが、弱い連中だけで頑張りつづけないといけないのは、なんだか悲しいものが。 ちなみに、ゲーム終盤は戦闘力10万ほどのザコが平気でフィールドに出てきます。 ギニュー特戦隊の存在価値って一体。 まぁ、こいつらは、イベントで戦闘力が190万になったピッコロさんに一撃で屠られる運命なので、やっぱりザコなのですが。 さすがドラゴンボール、インフレしすぎでゲームバランスもへったくれもありません。 まぁ、よく言えばインフレ加減を見事に再現しているんですが、あんまりすぎです。 その他、注目すべきは界王拳のシステム。 手札が必殺技カードのときに選べる必殺技で「界王拳」をえらぶと、手札の攻撃力(1〜8)とレベルによって界王拳の倍数が決まり、戦闘力が飛躍的にアップします。 非常に上手く表現しているのですが、逆にいうと、手札に必殺技が来ないと悟空はザコに成り果てることに。 ギニュー戦は、原作どおりに最初は悟空が1人で戦うのですが、必殺技カードが一向に出てこないと、ギニューになぶり殺しされそうになってしまいます。 必殺技カードさえ出れば余裕なのですが、出て来ないようだとギニューに全く歯がたたないので、祈りながら必殺技カードが出てくるのをまつはめに。 こんな悟空、イヤだ。 あと、印象的だったのは、原作にもあったナメック星でベジータと出会ってしまい脅されるシーン。 ベジータの戦闘力は3万ほどで固定なのですが、こっちの戦闘力が数百万あろうとも、ベジータの言うとおりにするはめになります。 いいから、こんなヤツ殴り殺してしまえよと思うのですが。 ちなみにFC版の激神フリーザでは、こちらのレベルにあわせてベジータの戦闘力も高くなるので、戦闘力90万くらいあるベジータがギニュー特戦隊に本気でびびってるという、これはこれで無茶苦茶なシチュエーションに。 いやまぁ、レベル上げすぎなんでしょうけど。 それから、最後のフリーザ戦は、誰かが死ぬと悟空が超サイヤ人に変身します。 まともに戦うと面倒ですので、手っ取り早く勝つために誰かを生贄にすることになります。 悟空は「フリーザ!!きさまがころしたんだ!!」とか言ってますが、むしろザコキャラを生贄に特攻させた自分が怒られてる気分です。 ちなみに超サイヤ人のグラフィックは、髪型そのままで色が黄色いだけ。 泣いてもいいですか? とまぁ、こんなゲームですが、これはこれでそこそこ楽しめます。 キャラの強さが戦闘力で表示されるのは嬉しいですし、グラフィックもなかなかキレイです。 なによりも、ドラゴンボールのインフレ具合を体感できるのは非常に楽しいです。 特に、終盤のクリリンたちは、本当に何の役にも立たないのがステキ。 レベルをマックスにすれば役に立ちますけどね。 界王拳を使わない悟空より戦闘力高くなりますし。 ちなみに、ピッコロと悟空はイベントでレベルがマックスになってしまいます。 正直こいつらだけでいいですし、クリリンたちはどーせイケニエなので、レベル上げはやるだけ無駄ということに。 まぁ、それはそれで、ドラゴンボールらしくていいかもしれません。 |