買い物に行ったんです。友達の誕生日プレゼントを買うた めに、隣町のダイエーまで(笑)。 電車降りて、買い物行く前にふと、気付いたんです。 「あ、私の財布の中には夏目漱石さん一人しかいないや」 と。早速、銀行行ってお金をおろそうと思い立ち、ダイエ ーとは逆方向にあった某大手地方銀行の建物へ向かいまし た。 時間帯と日にちに恵まれ、いつも人の絶えないAT Mのコーナーに今日は行列が出来ていませんでした。 「今日はなんてツイてるんだろう〜」 電車の時間にもピッタリ間に合ったし、ATMは空いて いるし…。 本当に、今日は運がいい日だなぁ〜、なんて、浮かれてい たのも束の間。 次の瞬間、状況は暗転したのです。 「あ……カード忘れた」 ――バカです(笑)。 ええ、勿論カードがなければ預金は下ろせません。夏目 漱石一人の力では、とうてい手の届かないプレゼント…。 ――帰りましたよ。 そして また行きましたよ。ダイエー…。 かかった時間と手間、そして費用は3割り増しです。 高い買い物だったなぁ…。自業自得、なんですけどね(笑)。 |