阿呆で馬鹿な出来事

〜タクシーzeroさん編〜


 さて、zeroは、仕事の都合で99年3月末まで、沖縄に
いたわけですが、今回はその沖縄での話。

 沖縄には列車が無く移動はもっぱらタクシーとバス(含
む高速バス)です。
 当然zeroも仕事の足はバスが主力です。だって安いし。
まあ遠出(二つ市を越えた所とか)する時は高速バスだけ
ど、乗り場までが遠いんだよね。
 そこで、乗り場まではタクシーで行って乗り換えとなる
訳です。
 まあ、沖縄はタクシーが安いんですけどね。初乗り46
0円から。石垣に至っては390円からだし。
 それに、メーターが上がるまでの走行距離も本土より長
いんだよ。1.2〜1.5倍位。1カウント60円だった
かな??
 ま、それは良いとして。
 ある日zeroは出張で遠出する事になりました。朝早くタ
クシーに乗ります。

「沖縄北の高速バス乗り場まで」

 タクシーの運ちゃんは無言で車を発進させます。
 ちょうど連日の疲れがたまっていたzeroはうとうとと浅
い眠りに落ちます。

「兄々、兄々」
(訳:(笑):「兄ちゃん、兄ちゃん」)

zeroは運ちゃんの声に着いたのかとハッと眼を覚ましま
した。

「あれ?」

 何度も乗ってるはずの高速バス乗り場が見えません。
 それどころかタクシーは気持ちよいスピードで走ってい
ます。

「あ、あの」

 思わずzeroは運ちゃんに声をかけました。

「兄々何処行くんだっけ?」

「おい!」

 思わず叫んでしまいました。
 みんなも叫ぶだろ?なぁ?
 結局すぐに判明したのはタクシーが既に隣の市を疾走中
だという事。
 すぐに最寄りの高速バス乗り場までいかせたんだけど。
時既に遅く、zeroは見事にバスに乗り遅れました。結局運
賃半額以下にさせたのですが、高速バスは1時間に1本。
 割に合わないよ。
 仕事は電話を入れてめでたく遅刻。

 もうタクシーでは寝ねえ!と誓いながら相変わらず居眠
りするzeroでした。


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