阿呆で馬鹿な出来事

〜ひさご編『その5』〜


 あれは中学3年生の時。ひ弱な外見からは想像もつかな
い(見えないからって適当な事言ってます)でしょうが、
柔道部に所属していたんです。
 そんな或る日。僕とその他部員は、柔道の昇段試合に大
阪城迄出かけました。もちろん段位認定の為の試合。他の
都道府県ではどうなってるのか知りませんが大阪では、あ
る程度点数を貯めて(確か3勝)、最後は1勝1分けで良
かったと思います。当時は。
 で、今回は2回目2勝連続で勝てば初段認定。頑張って
まずは寝技で1勝。(ちなみに僕寝技でしか勝った事ない
です。得意技・縦四方固め、がっちり相手にからみつく技
です)次も頑張るぞ、とばかりに試合に望んだんですが、
払い腰だったか、全身で巻き込まれ僕の左肩に2人分の体
重が・・・!

ゴキッ

 何か嫌な音が。しかし、そのまま試合続行。何かジンジ
ン痛むので試合にならず。そのまま、一本とられ敗退。
 取り敢えず、打撲だなという事でそのまま家に帰る。湿
布を貼ってその日は寝ました。(寝返り、イタッ
 痛いなあ、治らんなあと思いつつ腕を振り回す僕。何か
ガリガリ音がするような気が。とにかく接骨院へ。

接骨院先生『レントゲン撮りましょう』

 しかしそこにはレントゲン施設が無く少し離れた病院へ
とチャリンコで行く。で、結果は?

病院の先生『ああ、折れてますね鎖骨

 は?なんと?更に

病院の先生『手術とギブスが必要です』

 はあ?なんとまあ、結構重傷だったのだ。結局接骨院で
はさらしで肩を固定し手術もギブスも必要無かった(下手
するとギブスだと変なくっつきかたする為)けど、全治約
二ヶ月。当然まともに風呂にも入れない!

臭い、痒い!

・・・ハッキリいって、腕振り回して余計悪くしたかも知
れない。て、いうか早く気づけよ


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