阿呆で馬鹿な出来事

〜長ネギマニアdーpさん編〜


 あれは確か数年前僕が台所で自炊していた時の事。
 その当時から僕は無類の『長ネギマニア』で、近所の八
百屋で安く買ってきては様々な料理にブチ込んで長ネギを
フル活用していました。
 今日は豪華にしちゃおうかなっ?なんて思いつつ、スー
パーで買ってきたのは牛肉様(バラ)150g、牛肉様と
ネギを醤油・砂糖、みりんで炒めて『すき焼き風肉炒め』
を作る予定でした。
 ネギを千切りにする時の事。
1)適当な長さにブツ切りにしたネギを
2)縦に二つに割り千切り。
今思えば僕の料理は自己流なので、この手順がおかしかっ
たのでしょう。
 千切りの際重なっていたネギがぬるっと滑り・・・
 左親指、爪の根元が骨をかすめて真二つに。
 どくどく溢れ出る血、じんじん痺れる指。

 基本的にヘタレな僕は真っ青になりつつも冷静でした。
とりあえず患部を冷水でさらし、消毒用アルコールをぶっ
かけ、その痛みに一分間悶絶、その上でガーゼを当て、包
帯で綾波ばりにグルグル巻きに。
 もうだめかな〜?後残るだろうな〜と思いつつも、1ヶ
月程で、跡形もなく傷口は消滅。
 僕ってウルヴァリン?・・・と出生を疑いましたよ。
ええ。

 いやあ、人間の修復力って凄いんですねぇ(シミジミ)
 ちなみに、その親指の関節内側には八才の時に刺した鉛
筆の芯が中で折れて埋まったまま。今ではホクロの様にな
ってます。僕だけのヒミツ。


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