阿呆で馬鹿な出来事

〜ひさご編『その4』〜


★献血のお話
 かれこれ数年前の出来事です。暑い夏の日だったか、春
だったか。その日は会社が休みで、難波まで自転車で出か
けていました(ちなみに自転車だと3時間は最低難波に行
くかかる所に住んでいます)。
 で、高島屋の前を丁度通りかかったとき、献血カーが目
につきました。

『いっちょ献血でもやっていくか??』

 と、軽い気持ちで、受け付けへ。このころ僕は献血を良
くやっており、当然のごとく400ml献血にまるをつけ
待機してました。
 時間は午後2時。しかしお昼ご飯は食べておらず、前日
も少々寝不足。
でも牛乳瓶2本位の血どうって事ないよね
って思ってました。
 そして献血が始まりました。腕の上にチューブがのっか
り、なかなか気持ち悪い生暖かい感触にゾクゾクしながら
手のひらのみを開いたり閉じたりを繰り返し、数分後献血
が無事終了しました。
 外にでて、冷たい風に当たりながら、ジュースをゆっく
りとポ〜っとしながら飲み干し、さあ、行こうと立ち上が
った瞬間!

『あ、あれ????』

 何も見えない。何もかも真っ白。
 ヤバイ!!このままでは倒れてしまう!!
 気力を振り絞り受付のあるだろう方向に一言。

「すいません、何も見えないんですけど・・・。」

 その後は、受け付けの人は慣れたもので、簡易ベットに
寝かせてしばらく安静にさせてくれました。
 体調も良くなりご飯をしっかり食べて、少々おぼつかな
い足取りで自転車を漕ぎながら用事も早々に済ませ、帰っ
ていったのでした。

 ・・・その後、僕は献血をする度にブッ倒れる

『献血恐怖症』

になってしまい、あれ程やっていた献血が一切出来なくな
りましたとさ。ちゃん。
 皆さんは献血する時は体調の良い時にしましょう。
 本当はたまには血ぬかなあかんねんけど。誰か

 血吸って(はあと)


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