坐 薬 に つ い て


 坐薬の種類は
  坐薬には色々な目的のものがあります。いちばん、使われるのは解熱用(げねつ=熱冷まし)ですがそのほか吐き気どめ、咳止め、肺炎用の抗生物質、痙攣を抑える薬、便秘用などがあります。

 坐薬の記号は
  坐薬には識別用に記号やマ−クが付けてあります。当院でおもに使っている坐薬の名称記号と目的はつぎのようになっています。

    アルピニ・・・・・ALPINY・・・・・解 熱
    ユニプロン・・・UP.SUP  100   解 熱
                    50
    ナウゼリン・・・・Nauzelin  10mg ・吐き気
                     30mg ・吐き気
    ヘルペン・・・・・HRP-125 ・・・抗生物質
    エポセリン・・・・CZX-125 ・・・抗生物質
    アルビナ・・・・・ALBINA  SUPP   咳止め
                    50mg
                    100mg
                    200mg

 坐薬を使う間隔は
  解熱用の坐薬は一日に3〜4回です。4〜5時間たてば次のを使ってもかまいません。
  吐き気どめの坐薬は1日に2回で症状がひどいときは3回です。
  やはり4〜5時間はあけてください。 
  抗生物質の坐薬は医師が指示したとおりに使ってください。
  咳止めは朝と就寝前の2回です。

 坐薬を使う目安は 
  解熱用の坐薬は体温が38.5℃以上で機嫌が悪いときに使います。39℃以上でもそんなに機嫌が悪くなければ様子を見ていてもいいでしょう。
  また38.5℃以下でも吐き気や頭痛があったり、ひきつけを起こしやすい場合は、早めに坐薬を使ってもかまいません。

 痛みどめに解熱用を
  熱がないときでも解熱用の坐薬は痛みどめに使います。例えば頭痛、歯痛、腰痛、関節痛、中耳炎の痛みなどに使ってもかまいません。

 使うときには 
  坐薬を使うときは必ず坐薬を水でぬらしてから肛門に挿入してください。乾いたまま入れると大変痛いことがあります。

 坐薬の保存は
  冷蔵庫か、涼しいところに保存しましょうもし暖いために柔らかくなったら水につけて固くしてから使ってください。薬の効果には変化はありません。