解答です。

 

いなかに帰った若者は、

お茶なんかでお金を取られる江戸というのは怖いところだ。
そんなこわいところで、一旗などとても上げられない。
いなかの方が安心できる。
と考えたからでした。

江戸に向かった若者は

お茶ぐらいでお金が稼げるとは、江戸ってなんと面白いところなんだろう。
ぜひ、お江戸に行って一旗上げようと勇気りんりん行ったのでした。

 

この例題はいかがでしたか?
案外みなさん、おわかりになられたのではないですか?

そうなんです。
両方の考え方をちゃんと自分の中に持っていて、そして、そのとき、自分の信念で次の行動を選択するということが大切なのです。

江戸へ行くことが良いと思えばそうしたら良いですし、いなかへ帰ろうと思えば、帰ればいいのです。

但し、片一方しか考えないで突っ走ってしまう人、この人のパターンが現実に対応する場合、応用が利きにくく、その結果、幸せを取り逃がしてしまうようです。

ご理解いただけましたでしょうか?

ご理解できなかった人はもう一度最初からトライしてください。
さて、ご理解できた方は次に進みましょう。

 


例題3

これはちょっと難しいと思いますが、できるだけがんばってチャレンジして下さい。(題材は仏様が登場しますが、これは宗教論ではありませんので念のため)

ある会社の研修で、仏教の高僧による人生についての講習がありました。
講習が一段落し、
「何か疑問に思うことがあればどうぞ質問してください」ということになりました。

そこで、こんな質問が出ました。
「仏様というのは、本当におられるのですか?」

「おられます」

「ならば、お伺いしますが、この世の中じつに不公平だと思います。仏様がおられるなら、どうしてこんな不公平をそのままにしておかれるのか疑問です」

「いったいどういうことか、おっしゃってください」

「私の友人、A君とB君のことです。
二人は同期入社で、お互い、ライバルとして、そして友人として、仕事に励んできた結果、それぞれ社内でも重要なポジションに着くことになりました。
ところが、そんなころ、その会社が倒産してしまいました。

会社が倒産しても残務整理が残っています。

その後の生活を考えれば早く次の勤め先を決めなければなりません。

B君は、残務整理のこともあるけれど、やはり、自分の人生が大切と考え、さっさと、他の会社に転職することにしました。

A君は、自分の生活のことも心配でした。
しかし、残務整理もありますし、部下のその後の身の振り方のこともあります。

ちょっと迷ったのですが、A君は、一段落するまで会社に残り、残務処理をすることにしました。

そして、5年後の現在、B君は次の会社で地位も上がり、ますます、仕事に油が乗ってきています。

一方、A君は、その後、社会の景気後退もあり、いまだ、就職できず、アルバイト的なことでその日をしのぐといった状況です。

もし、仏さまがいるのなら、どうしてこのような不公平なことになるのか。

むしろ、みんなを気遣ったA君の方が社会的に恵まれなければ変ではないのでしょうか。

こんな逆の結果しか出ないということは、仏様などいないと思うのです」

「なるほど、あなたの意見はよくわかりました。でも、だから仏様はいらっしゃるじゃないですかといえると思います。おわかりでしょうか?」

この理屈、説明できますか?
どうして、高僧はだから仏様はいらっしゃるといわれたのか?
説明できる方は、おそらく、幸せ街道を間違いなく歩んでおられる方だと思います。

そして、幸せをつかむ人は、このことから何かを学んでおられます。

実は、この問題は解答を用意していません。
あなたなりに、お考えいただきたいからです。

どうしても、解答をお知りになりたいという方は、あなたなりの説明と、何を学んだのかを記し、メールを下されば、メールでお答えいたします。(無料です)

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